パブロ・サンドバルが肩の手術で2016年復帰は絶望的!早くもMLB史上ワーストの契約との声も

Boston Redsox Top Catch

パブロ・サンドバルが5年9500万ドルで契約した際には、ポストシーズンでの活躍もあり、ボストンでも大いに期待が集まりました。

しかし、契約の1年あまりを過ぎた時点で、ボストン・レッドソックスにとって頭の痛い契約となり、さらに肩の手術により2016年の復帰の可能性は限りなく低くなったようです。

Yahoo!Sportsのジェフ・パッサンが関節唇の断裂、腱板のクリーンナップなど込み入った手術のため、2017ねんまで復帰できないと伝えています。

追い打ちをかけるような形で今季が絶望的になったサンドバルに対して、米メディアではMLB史上ワーストの契約との声も上がり始めています。

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MLB史上でもワースト10に入る契約となるか

FOXスポーツのブレット・スマイリー(Brett Smailey)はThe 10 worst contracts in MLB historyというタイトルの記事で、パブロ・サンドバルの契約はMLB史上最悪の契約だとの評価をしています。

5年9500万ドルの契約を結んだサンドバルですが、わずか1年ちょっとが過ぎた時点で、代替可能な控えレベルの選手よりもどれだけ勝利数を積み上げることに貢献したかを示すWAR(Win Above Replacement)が-2.2となっていることを伝えています。

そしてサンフランシスコ・ジャイアンツでも素晴らしい打者であるということはなかったサンドバルが、急激な好転を見せない限り、この契約はMLB史上最悪のものになるだろうと予想し、さらにサンドバルがそうできる可能性は低いと予想しています。

元々、サンフランシスコ・ジャイアンツ時代の成績を見ても、5年9500万ドルの契約をオファーするほどの価値はなかったし、体重の問題はつきまとい続けているので、状況が好転するのは難しいだろうということです。

2009年には打率.330/本塁打25/打点90/出塁率.387/長打率.556/OPS.943、2011年に打率.315/本塁打23/打点70/出塁率.357/長打率.552/OPS.909という成績を残したことがあるサンドバルです。

これらの数字は素晴らしいものではあるのですが、サンフランシスコ・ジャイアンツ全体での成績は、そこまでのものではありません。

869試合で打率.294/本塁打106/打点462/出塁率.346/長打率.465/OPS.811という数字で162試合に換算し直すと、本塁打は19.76本、打点は86.12点となります。

年平均1900万ドルは2016年シーズン開幕時点でMLB史上で50番目に高く、三塁手としてはアレックス・ロドリゲス、ミゲル・カブレラに次ぐ3番目の高額です。

良い選手ではあると言える数字を三塁手としてはで残してはいますが、これほど高い評価をすべきだったかという疑問符がつくことは間違いなさそうです。

サンドバルのレッドソックス移籍後のパフォーマンスの低下を示す6つの数字

同じFOXスポーツのアリエル・アロンソン(Arielle Aronson)は、Six stats that sum up Pablo Sandoval’s atrocious tenure in Bostonというタイトルの記事で、サンドバルのレッドソックスでの成績が酷いものであることを示す6つの数字を示しています。

それは以下のとおりとなっています。

  1. WAR(Win Above Replacement)が-2.2
  2. 1打数あたりの年俸が283万ドル(約3億円)
  3. ボールをスイングした割合が46.65%
  4. UZR(アルティメット・ゾーン・レイティング)が-17.8
  5. 移籍後のOPSが.651
  6. 2年間でわずかに129試合にしか出場しないことになる

WAR(Win Above Replacement)がマイナスということは控えレベルの選手を使ったほうが良いということになるのですが、その選手にレッドソックスは1760万ドルを支払うことになります。

2016年シーズンのパブロ・サンドバルは6打数でノーヒット、4三振という成績になっていて、このままシーズンを終えることになれば、1打数あたり283万ドル(約3億円)をレッドソックスは支払うことになります。しかも安打は一つもありません。

パブロ・サンドバルはもともとフリースインガーで選球眼や打席での忍耐力があるタイプではありません。そのためサンフランシスコ・ジャイアンツ時代にもボールをスイングした割合は45.55%と良くありません。

ただ、この数字はルーキーイヤーの53.3%というひどい数字を含んだものなので、それ以降のシーズンはもう少し良い数字になるとアリエル・アロンソン(Arielle Aronson)は述べた上で、レッドソックスでの数字はジャイアンツ時代よりも悪くなっていると指摘しています。

UZR(アルティメット・ゾーン・レイティング)とは「同じ守備位置のリーグの平均的な選手と比較して、守備でどれだけの失点を防いだか」を示す数字ですが、移籍後の1年ちょっとで-17.8(2015:-16.9/2016:-0.9)となっています。

ジャイアンツ時代もマイナスになったシーズンは3シーズンあるのですが、トータルで見ればUZR(アルティメット・ゾーン・レイティング)はプラスとなっていました。つまりリーグ平均以上の水準でした。

しかし、レッドソックス移籍後は守備面でも大きくパフォーマンスが落ちていることになります。

サンフランシスコ・ジャイアンツでの7年間のOPS(出塁率+長打率)は.811、一番悪かったのが.732でしたが、レッドソックスで2015年に.658で、トータルでは.651となるなど大きく数字が落ちています。

サンドバルは移籍後の1年ちょっとで129試合にしか出場していません。これより少ない出場試合のシーズンは2011年の117試合、2012年の108試合の2シーズンだけです。

ただ、この2シーズンともにオールスターに出場していて、数字はそれぞれ打率.315/出塁率.357/長打率.552/OPS.909、打率.283/出塁率.342/長打率.447/OPS.789と内容は悪くありません。

ですが、このレッドソックスでの129試合の成績は打率.242/出塁率.290/長打率.361/OPS.651です。

サンドバルが移籍時には広い投手有利のAT&Tパークから、左翼はグリーンモンスター、右翼が狭いフェンウェイパークで数字を伸ばすことが期待されていました。

そしてジャイアンツのナ・リーグ西地区は広い投手有利の球場が多い一方で、ア・リーグ東地区は打者有利の球場が多いこともありましたので、なおさらでした。

ところが蓋を明けてみれば移籍1年目はキャリアワーストと言えるシーズンとなり、2年目は3試合7打席(6打数)で復帰が絶望的になりつつあります。

来年に復帰するとなると、サンドバルは30歳でシーズンを迎えることになり、肩の手術、そして継続的な問題となっている体重増などを考えると、見通しは明るくありません。

2016年と2017年はそれぞれ1760万ドル、2018年と2019年はそれぞれ1860万ドル、そして2020年はチームオプションですが、行使しない場合には500万ドルのバイアウトを支払う必要があるため、今年も含めると4年で7740万ドルの契約が残ることになります。

このサンドバルの処遇はデーブ・ドンブロウスキー社長の大きな仕事の一つになりそうです。

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