オリオールズがアンドリュー・キャッシュナーと合意!2年1600万ドル+3年目オプションの契約に

オリオールズは、先発ローテーションからクリス・ティルマン、ウバルド・ヒメネス、ウェイド・マイリー、ジェレミー・ヘリクソンらがFAとなったこともあり、先発ローテの構想が見えない状態でスプリングトレーニングを迎えていました。

マニー・マチャドのトレードの噂が上がっては消えることを繰り返したシーズンオフで、未だにオファーには耳を傾ける姿勢ではあるようです。しかし、シーズン開幕が近づいたこともあり、再び勝負をかける方向性に傾きつつ合ったのですが、ようやく先発ローテの補強が具体的に実行されました。

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課題の先発ローテの補強第1弾に

オリオールズの地元メディアの一つであるMASNスポーツのRoch Kubatko氏が以下のように伝えています。

2年契約で1600万ドルが保証された契約で合意に達したことが伝えられています。

3年目となる2020年には条件を満たしたときに自動的に有効となるべスティングオプションが設定されていて、各シーズンともに500万ドルの出来高が設定されています。このべスティングオプションは1000万ドルで以下のような条件を満たしたときに、有効となると伝えられています。

2018年と2019年の2シーズン合計で340イニングを越えた場合にべスティングオプションが有効になります。加えて、360イニングを越えた場合にはキャッシュナー側が3年目をどうするか選択できるプレイヤーオプションに変わることになるようです。

アンドリュー・キャッシュナーは過去8年のメジャーキャリアがあるのですが、フルシーズンを投げきることは稀な投手です。1番多く投げたのが2015年の31試合184回2/3で、それに続くのが2013年の31試合(先発26試合)で175イニング、2017年の28試合166回2/3となっています。

2年連続でローテを守ったことがありませんし、170イニング以上を投げたのも2回だけのため、3年目のオプションが有効になる可能性は高くありません。基本的にはオリオールズに有利な条件で合意に達したと考えられます。

2017年のアンドリュー・キャッシュナーは166回2/3で防御率3.40、11勝11敗、WHIP1.32という成績を残しました。表面的な数字は悪くないのですが、その中身は不安を感じさせるものがあります。

キャリア全体での奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)は7.0なのですが、2017年は4.6に大きく落ち込み、与四球率(9イニングあたりの与四球数)はキャリア平均の3.2よりも悪い3.5となりました。

このような数字が並ぶこともありFIP(野手が関与しない奪三振、与四球、被本塁打を使用して疑似防御率を算出し投手の実力を測る指標)は4.61と、防御率3.40もかなり悪い数字に終わっています。

FIPが悪いにも関わらず、防御率が良いという場合には、一般的に味方の守備に助けられた、もしくは運に恵まれたなどに助けられての成績だと考えられます。BABIP、LOB%といった数字もキャリア平均以上に良い数字を示しているため、どちらかと言えば運に助けられた面があっての防御率3.40だったと考えられるキャッシュナーです。

健康面にも不安があるため、大きな期待まではしにくい投手ですが、ディラン・バンディ、ケビン・ゴーズマンの2人以外はクエスチョンマークしかない状態からは改善が期待ができる補強とはなりました。

それでも4番手と5番手をガブリエル・イノア(MLB通算:53回で防御率4.92)、ミゲル・カストロ(MLB通算76試合中先発は1回のみ)、タナー・スコット(1回2/3で防御率10.80)、メジャー経験のないクリス・リー、1巡目22番目指名のプロスペクトではあるものの1Aを終えたばかりのハンター・ハービーらの名前が候補として上がるような現状です。

ヤンキースとレッドソックスの戦力は充実していて、昨年のような故障離脱続出ということがなければ、投打でまずまずのロースターを編成しているブルージェイズが同地区にいることを考えれば、アンドリュー・キャッシュナーの獲得だけでは大きく状況を変えることはできません。

勝負をかけるのであれば、さらなるテコ入れが必要なのですが、ファームのプロスペクトの層はMLB全体で下から数えた方が早い位置にランクされているため、トレード補強は簡単ではありません。

年俸総額はアンドリュー・キャッシュナーの金額を加えると1億4000万ドル程度になる見込みで、多くの資金は残っていないと考えられるため、FA市場でも大きな補強は期待できません。

基本的にはマイナー契約のベテラン投手に競わせたり、バーゲン価格のメジャー契約で合意できる投手を引き続き探すことが現実的な選択肢となるため、いずれも契約最終年となっているダン・デュケット副社長、バック・ショーウォルター監督の手腕に頼ることになりそうです。

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