オリオールズがクリス・ティルマンと再契約!コルビー・ラスマスとはマイナー契約で合意

オリオールズはマニー・マチャドのトレード放出を模索したものの、希望するようなオファーを提示されることはなかったため、再び2018年に勝負をかけることを選択しました。

しかし、そのためには先発投手の補強と外野の両翼を守れる選手を必要としていました。

先発投手補強として、すでにアンドリュー・キャッシュナーと契約していましたが、元エースのクリス・ティルマンと再契約し、外野手補強としてレイズからFAとなっていたコルビー・ラスマスとマイナーリーグ契約で合意しました。

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先発ローテはティルマンのバウンスバックに期待することに

クリス・ティルマンは2017年の開幕には間に合わず5月の上旬に戦列に復帰したのですが、24試合(先発19試合)で93イニングを投げたものの防御率7.84、WHIP1.89、奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)6.1、与四球率(9イニングあたりの与四球数)4.9と散々な成績に終わりました。

ただ、奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)、与四球率(9イニングあたりの与四球数)、被本塁打率(9イニングあたりの被本塁打数)など、軒並み数字が落ちているのですが、運にも恵まれなかったところはあります。

LOB%はキャリア平均の72.9%を大きく下回る64.2%、BABIPは.283より遥かに悪い.334という数字に終わっていて、運に恵まれなかったと考えられるところがあります。

投手としての能力が落ち始めている面も否定できませんが、運が良くなかった面もあると考えられます。
2013年から2016年にかけて残した、758回2/3で防御率3.91、WHIP1.28、奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)7.0、与四球率(9イニングあたりの与四球数)3.1といったような数字までは微妙ですが、4月で30歳となる若さのため2018年にバウンスバックする可能性があります。

また2018年の先発ローテではディラン・バンディ、アンドリュー・キャッシュナー、ケビン・ゴーズマンに続く4番手扱いのため、バックエンドの投手として計算するのであれば十分なクオリティを提供してくれる期待ができそうです。

契約は保証しているのが300万ドルだけで、イニング数に応じたインセンティブが設定されているためオリオールズにとってのリスクは抑えられています。125イニングと150イニングに到達すれば、ぞれぞれ100万ドル、175イニングと190イニングでそれぞれ150万ドル、200イニング超で200万ドルの出来高が設定されています。

200イニングに達した場合には700万ドルの出来高を獲得でき、年俸は1000万ドルに膨れ上がることになります。オリオールズが先発ローテで起用する意味がなくなった場合には、イニング数を抑えることができるため、チームがポストシーズンを争っていることも条件を満たすために必要な要素となります。

上位から下位まで長打力のある打線が命運を握ることに

オリオールズは外野手補強としてコルビー・ラスマスとマイナーリーグ契約で合意しました。ラスマスがメジャーに昇格を果たした際の契約は300万ドルが保証され、インセンティブで200万ドルが設定されています。

コルビー・ラスマスは2015年に800万ドルでアストロズと契約し、打率.238/出塁率.314/長打率.475/OPS.789、25本塁打という成績を残します。その後FAとなったのですが、アストロズから提示された1年1580万ドルのクオリファイング・オファーを受け入れ2016年もアストロズでプレーしました。

しかし、2016年は打率.206/出塁率.286/長打率.355/OPS.641、15本塁打と苦しみ、翌年はレイズと1年500万ドルで契約するにとどまりました。

2017年は好調で37試合で打率.281/出塁率.318/長打率.579/OPS.896、9本塁打という数字を残していたのですが、故障者リストに入った後は、メジャーに戻ることを本人が望まなかった結果、制限リストで残りのシーズンを過ごしました。

このまま現役引退する可能性もあったのですが、今回オリオールズとマイナー契約を結びましたので、再びプレーすることを決断したことになります。

オリオールズは2014-15シーズンオフにブルージェイズからFAとなった際にもコルビー・ラスマスに関心を示し、一時は獲得に近づきました。その時にバック・ショーウォルター監督が面接するなどしていますので、その時の関係性も土台になったものと考えられます。

オリオールズはコルビー・ラスマスを加えたことで、右に偏っていた打線のバランスが良くなります。

  1. (3B)ティム・ベッカム(右)
  2. (SS)マニー・マチャド(右)
  3. (2B)ジョナサン・スクープ(右)
  4. (CF)アダム・ジョーンズ(右)
  5. (LF)トレイ・マンシーニ(右)
  6. (1B)クリス・デービス(右)
  7. (DH)マーク・トランボ(右)
  8. (RF)コルビー・ラスマス(左)
  9. (C)チャンス・シスコ(左)

33本塁打のマチャド、32本塁打のスクープ、26本塁打のジョーンズとデービス、24本塁打のマンシーニ、23本塁打のトランボ、22本塁打のベッカムに加えて、フルシーズンをプレーすれば20本から25本くらいは打てるラスマスを加えたことで、下位まで長打が期待できる打線となりました。

プロスペクトとして期待されていたチャンス・シスコは10試合22打席ではありますが、打率.333/出塁率.455/長打率.778/OPS1.232と良い結果を残していますので、順調にステップアップすれば攻撃力は両リーグでもトップクラスとなる可能性を秘めているラインナップです。

大味な選手が多いため、打線の好不調の波は大きくなりそうですが、ツボにはまった時の破壊力は脅威を与えるものとなりそうです。

先発ローテは補強を行ったものの、レッドソックス、ヤンキース、ブルージェイズからは見劣りします。ブルペンに関してもザック・ブリットンが開幕に間に合わず、復帰が7月にずれこむ可能性もあるため、レッドソックスとヤンキースとの差は小さくありません。

ただ、打線がしっかりと機能し、ブリットンが戻ってくるまでブラッド・ブラック、ダレン・オデイを中心とするブルペンが持ちこたえることができれば、ワイルドカードの2枠目が見える位置で戦うことができるかもしれません。

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