オリオールズはキャッシュナー、バルガスらに興味か!先発ローテ補強が最優先課題に

ダン・デュケットGMとバック・ショーウォルター監督の両者にとって2018年は契約最終年となります。

さらに主力選手であるマニー・マチャド、アダム・ジョーンズ、ザック・ブリットンらがFA前の最終年となるなど、フランチャイズそのものが分岐点に差し掛かりつつあるオリオールズです。

2017年シーズン中にも主力選手の放出によるチーム解体が予想されたのですが、そこには踏み込まず勝負をかけることを選びました。その姿勢はこのオフも継続されるようで、基本的には主力選手の放出はないものと考えられます。

しかし、勝負をかけるには心もとない布陣となっているオリオールズです。

すでにクリス・デービスやアダム・ジョーンズらの確定している契約に加えて、ザック・ブリットン、マニー・マチャドらの年俸調停による年俸増を考慮すると、来季の年俸総額は1億2200万ドルに達しています。

2017年開幕時に球団史上最高額となる1億6430万ドルにまで年俸総額が膨れ上がりましたが、このオフの補強での上限もおおよそ同様の金額になると見込まれるため、補強資金は4000万ドル前後となると考えられます。

そのオリオールズにとって、もっとも優先順位の高い補強ポイントが先発ローテーションです。

先発投手陣の防御率5.70は両リーグ最下位に沈み、そこからウバルド・ヒメネス、ウェイド・マイリー、クリス・ティルマンらがFAや来季のオプション破棄などによりチームを去ることになりました。

その結果、現状で先発ローテとして計算できるのはディラン・バンディとケビン・ゴーズマンの2人だけという状態で、ベテランの先発投手を2人、できれば3人は欲しい状態となっています。

ただ、先発ローテ以外にも不安がないわけではありません。

オリオールズはJ.J.ハーディのオプションを行使しませんでした。そのショートにはマチャドをまわすのではなく、シーズン中にトレードで獲得したティム・ベッカムがメインで守ることが予想されています。

捕手でありながら96試合で20本塁打、OPS.813と好成績を残したウェリントン・カスティーヨはオプションを破棄してFAを選択しました。正捕手が不在となった状態でシーズンオフを迎えることになるのですが、現時点ではチーム内NO.1プロスペクトであるチャンス・シスコ、もしくはカレブ・ジョセフが選択肢となります。

ライトはメインで守っていたセス・スミスがFAとなりますが、こちらは昨年メジャーデビューを果たしたオースティン・ヘイズが現時点でのオプションとなります。

全く選択肢がないわけではないのですが、計算ができるという布陣でもないため、2018年に勝負をかけるのであれば、ショート、キャッチャー、ライトなどでもテコ入れに必要性を感じさせる状態です。しかし、まずは頭数の目途も立てにくい先発ローテを組める状態にすることが最優先課題とならざるをえません。

そこで補強候補として地元メディアで報じられているのがレンジャーズからFAとなったアンドリュー・キャッシュナーと、ロイヤルズからFAとなったジェイソン・バルガスの2人です。

MASN SPORTSのRoch Kubatko氏は以下のように伝えています。

Though the Orioles aren’t offering up names of pitchers who are targeted in free agency, there’s definite interest in Andrew Cashner and left-hander Jason Vargas to plug holes in a rotation with only two returning starters.

FA市場での具体的なターゲットについってオリオールズのフロントや関係者からは漏れてこないようです。しかし、間違いなくアンドリュー・キャッシュナーとジェイソン・バルガスに関心をよせているだろうとRoch Kubatko氏は述べています。

両者ともに予想される契約の年俸が最大で1400万ドル、妥当な相場的には1000万ドル程度と見込まれるため、2人を獲得した場合でもオリオールズの補強予算の枠内には収まり、さらに野手やリリーフ投手のテコ入れの資金も残すことができます。

ただ、本塁打の出やすいカムデン・ヤーズを本拠地とするオリオールズにとって懸念されるのは、この2人の投手は奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)が低く、バルガスに至ってはフライボールピッチャーであることです。頭数を揃える必要はありますが、昨シーズンと同じような防御率となるのであれば、それは意味がなくなります。

しかし、ダルビッシュ有、ジェイク・エリエッタといった投手は完全に予算オーバーとなりますし、アレックス・カッブ、ランス・リンも予算的にギリギリのラインと見込まれるため、争奪戦になれば厳しい戦いになります。

ア・リーグ東地区にはレッドソックスとヤンキースという充実した2強が存在しているため、現実的な目標はワイルドカードとなります。しかし、同地区のライバルであるレイズは投手陣は比較的しっかりしていますし、ブルージェイズも故障者が続出しなければ悪くはない戦力のため、オリオールズが優位に立っているわけではありません。

勝負をかけるには厳しい投手陣で、打線もかつてのようは破壊力はありません。少ない予算と層の薄くなったファームをやりくりして勝つという困難な課題に取り組むことになるダン・デュケットGMとバック・ショーウォルター監督です。

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