オリオールズがオフのFA市場で注目選手だったJ.J.ハーディと3年4000万ドルで契約延長に合意

2015年FA市場の野手で人気を集めることが予想されていたオリオールズのJ.J.ハーディですが、ディビジョンシリーズとリーグチャンピオンシップの合間を縫って、契約延長で合意しました。

ワールドシリーズ終了までに契約延長しなければ、FAとなるJ.J.ハーディでしたが、オリオールズが積極的に働かきかけ、それを阻止することに成功しました。

契約の希望は3年4000万ドルに自動更新のオプションがついたものと報じられていて、J.J.ハーディがオリオールズに残留することを望み、ディスカウントに応じたと考えられる金額となっています。

J.J.ハーディは、強打の遊撃手としてこのオフのFA選手の目玉の一人として関心を集めていましたので、FA市場の動向にも影響を与えることは確実となりました。

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攻撃力と守備力を兼ね備えた遊撃手であるJ.J.ハーディ

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J.J.ハーディ(2005-2014)の年度別成績は以下のとおりとなっています。

J.J. Hardy Stats(2005-2014)*WAR(Win Above Replacment):マイナーの代替可能な選手と比較してどれだけ勝利数を上積み出来たかを示す
*OWAR(Offensive Win Above Replacment):攻撃面でマイナーの代替可能な選手と比較してどれだけ勝利数を上積み出来たかを示す
*DWAR(Deffensive Win Above Replacment):攻撃面でマイナーの代替可能な選手と比較してどれだけ勝利数を上積み出来たかを示す

J.J.ハーディは、2001年のドラフトで2巡目全体56番目にブルワーズに指名されてプロ入りし、2005年にメジャーデビューを果たしています。

2012年にはゴールドグラブ賞を、2013年には打率.263/本塁打25/打点76/OPS.739シルバースラッガー賞2年連続となるゴールドグラブ賞を獲得しています。

これらの受賞歴やOWARとDWARともにプラスの評価を受けていることからも分かる通り、メジャーでもトップクラスの攻撃力と守備力を兼ね備えたショートストップです。

ですが、2014年の成績は打率.268/本塁打9/打点52/OPS.681とやや打撃成績が落ちていたことと、来季で33歳となるため年齢による衰えも懸念されましたが、オリオールズが33歳から35歳となる期間の契約をFAとなる前に確保しました。

契約の内容は2014年の700万ドルから倍増に近い年平均1333万ドルとなる、3年4000万ドルをベースにして、1年の自動オプションが付帯されるものとなっています。

オプションは打席数の条件を満たした時に、36歳となる2018年の契約が自動更新されることになると複数の米メディアが報じています。

オリオールズが契約延長した理由とそのことによる影響

シーズン中には、オリオールズがJ.J.ハーディにクオリファイングオファー(1年1530万ドル)を出し、そのまま流出させる代償としてドラフト指名権を得る、という選択をするのではないかとの見通しがありました。

しかし大きく事態がかわるキッカケとなったのは、サードを守るマニー・マチャドが故障したことです。

J.J.ハーディがFAで流出した場合には、マニー・マチャドをショートにコンバートされると予想されていました。しかし、マチャドが膝の故障で手術を受けたため、サードよりも負担が大きいショートをこなせるか不安が残る状況となりました。

そのためバック・ショーウォルター監督もレギュラーシーズン終了前から、J.J.ハーディと来季以降の契約について話し合いを持ち、いかにチームに必要であるかを伝えるなど、再契約・契約延長に向けて地ならしをしていました。

そしてこのポストシーズンのまっただ中で契約延長に成功したことになりますが、ショーウォルター監督やフロント幹部の下準備があったことに加えて、オリオールズがディビジョンシリーズを勝ち抜き、さらにリーグチャンピオンシップに進出したことで、収入増が見込めるようになったことで資金を確保できたことも大きな助けとなったことは間違いありません。

J.J.ハーディはFA市場に出ていれば、もう少し大型の契約を手にした可能性が高かったのですが、オリオールズでプレーし続けることをより優先させたことになりました。

マット・ウィータースが来季開幕が絶望で、マニー・マチャドも開幕に間に合うかどうかは微妙で、他にもネルソン・クルーズやニック・マーケイキスらもFAとなるオリオールズにとっては、この段階でJ.J.ハーディと契約延長できたのは朗報となりそうです。

これで野手ではビクター・マルティネス、ハンリー・ラミレス、ラッセル・マーティンらと並んで野手のFA市場の目玉の1人と考えられていたJ.J.ハーディが市場から消えたことになります。

ニューヨーク・ポストの記者がJ.J.ハーディがデレク・ジーターの後釜として有力候補だと伝えるなど、ヤンキースも獲得に興味を示していましたとされていますので、今後の補強戦略にも影響をあたえることは必至です。

また攻撃力のあるショートとなるとハンリー・ラミレスが頭1つ抜け出た存在となるため、獲得するための費用も高騰する可能性が高まりました。

またセカンドとしてのほうが高く評価されると予想されていたアズドルバル・カブレラは、セカンドだけでなくショートとしての価値も高まることになりそうです。

参考:詳しい2015年FA市場の遊撃手に関する情報はこちらのページにまとめています。

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