大谷翔平が右肘の靭帯部分断裂でDLに・・・最悪の場合はトミー・ジョン手術も

大谷翔平が故障者リストに入ったとニュースが流れた際には、右手指のマメの治療かと思われたのですが、その理由は遥かに深刻なものでした。エンゼルスが以下のように発表しました。

グレード2の右肘内側側副靱帯の損傷により故障者リストに入ったこと、すでにロサンゼルスでスティーブ・ユン医師によって多血小板血漿(PRP)治療と幹細胞注射を受けたこと、3週間後に治療の経過に関する検査が行われること、などがアナウンスされています。

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最悪の場合には3週間後にトミー・ジョン手術も

大谷翔平は日本ハム在籍時の2017年10月にもグレード1の右肘内側側副靱帯の損傷のため、多血小板血漿(PRP)治療を受けています。

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この時はグレード1でしたが、今回はグレード2と発表されていますので、その時よりも損傷の程度が大きいということになります。

YAHOO!SPORTSのリズ・ロスチャー(Liz Roscher)氏は以下のように説明しています。

A grade 2 sprain is more severe than a grade 1, which is why the treatment plan is a lot more cautious now. With the grade 1 sprain, the damage is minimal and was located deep within his UCL. That’s why he was able to resume a normal throwing program with rest and the PRP injection. But a grade 2 sprain is concerning, because it means the damage to his ligament has gotten worse, and could lead to Tommy John surgery, the three most fearful words a pitcher can hear.

「グレード1の損傷は靭帯の奥深い部分での断裂のため、休養をとり、PRP療法を施すことで通常のスローイングを再開する事ができた。しかし、グレード2と診断されたことは懸念される。つまり靭帯への損傷が悪化したことになり、投手が最も耳にするのを恐れるトミー・ジョン手術につながる可能性があるからだ。」

グレード1の靭帯の損傷を治療するためにPRP療法が施したのですが、8ヶ月後にはグレード2の損傷が発見されたことになりますので、十分な治癒とはならなかったと言えます。

今回はグレード2のためトミー・ジョン手術以外の治療法も選択肢となるのですが、グレード3となった場合にはトミー・ジョン手術が施される可能性が極めて高くなるようです。

以下はESPNからの情報です。

The Angels said Ohtani’s ulnar collateral ligament has a Grade 2 sprain, which typically indicates some degree of damage, but not a complete tear. Ohtani’s injury doesn’t always require surgery, while Grade 3 sprains are usually repaired by Tommy John surgery.

この3週間の経過でどこまで回復するかがポイントとなるのですが、エプラーGMは「医師の診断は、これらの治療法で治癒できるというものだった。私達はトミー・ジョン手術を回避することを願っている。」と話しています。

If the PRP and stem-cell processes do not work, Tommy John surgery is a possibility. Asked if Ohtani can avoid that, Angels general manager Billy Eppler said, “We’re hopeful that he can, that it is completely treatable with the biologic prescription the doctors recommended.”

3週間後の経過が良くなかった場合には、7月の頭にトミー・ジョン手術が行われる可能性があります。もしそうなった場合には、復帰まで通常12ヶ月から15ヶ月の期間を要するため、2018年だけでなく2019年もマウンドに立つことは難しくなると予想されます。

メジャーでも打者と投手の両方で結果を残しているため、指名打者としてなら出場も可能なのかもしれません。が、トミー・ジョン手術を受けた投手が打者として出場できるというケースはこれまでになく、基本的には治療とリハビリを優先し、試合には出場させないことをエンゼルスが選ぶ可能性が高そうです。

仮にトミー・ジョン手術を回避できたとしても、3週間はノースローによる休養となります。その後は、肩や腕の筋肉を戻すリハビリを行い、ブルペンセッション、マイナーでの調整登板を数回経た上での復帰となるのが通常です。それらを考慮するとオールスターに選出されても、大谷翔平が実際にプレーすることはほぼ難しくなったと言えそうです。以下はCBSスポーツのアナリストのツイートです。

「グレード2は部分断裂を意味していて、トミー・ジョン手術を回避できる可能性があるが、しばしば休養とリハビリでは十分な解決には至らない。少なくともオールスターでプレーできるかについては、かなり疑わしいものとなり、MLBにとって非常に大きな損失だ」とデビッド・P・サムソン氏は述べています。

今季の下馬評が高いとは言えなかったエンゼルスでしたが、マイク・トラウトのキャリアベストとも言えるシーズン序盤と大谷翔平の活躍が原動力で地区優勝を争う位置につけています。その大谷翔平が投打の両面で3週間離脱することは大きなダメージです。

エンゼルスは春先は好調でしたが、打線の得点力は落ち、投手陣も安定していませんので、なおさらです。しかも、マット・シューメーカー(右前腕手術)、JC.ラミレス(トミー・ジョン手術)で失っていて、打撃好調で内野守備の要だったアンドレルトン・シモンズ も故障者リストに入っています。

3週間後の再検査の結果は大谷翔平のメジャーでのキャリア、そしてエンゼルスの今季と来季の構想に大きな影響を与えることになります。

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