アスレチックスが主砲ジョシュ・ドナルドソンを放出!ブレット・ロウリーとマイナーリーガー3人を獲得

Oakland Athletics Top Catch

アスレチックスが思い切った動きに出ました。

主砲であるジョシュ・ドナルドソンをブルージェイズに放出し、その代償としてブレット・ロウリー(三塁手)、ショーン・ノリン(投手・左)、ケンドール・グレーブマン(投手・右)、フランクリン・バレット(遊撃手)を獲得しました。

FOXスポーツのケン・ローゼンタールによると、10月の時点でブルージェイズがドナルドソンのトレードを打診したようですが、その時点では動かすつもりはとないと断られたが、先週末(11月22-23日)に再度話を持っていったところ、合意に傾いたとのことです。

ビリー・バトラーを獲得したばかりのアスレチックスでしたが、チームの主砲を動かす大胆な動きを見せました。

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チームを勝利に導くためにロースターの組み替えに動いたビリー・ビーンGM

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このトレードの動きについて、MLB.comでアスレチックスのビートライターを務めているジェーン・リーが、ビリー・ビーンGMのコメントをTwitterで紹介しています。

完全な翻訳ではなく、内容の要約ですが、以下のようなものです。

「シーズンオフに入った時点で、チームの現在の状態と、これからの展望を考えた。その現状はエンゼルスに11ゲーム差をつけられ、マリナーズをシーズン最終日にようやく退けることができたこと、そして、レスター、グレガーソン、ジェド(ラウリー)など重要な選手を失っているというものだった。
年俸総額による制限を考えた時に、今の選手構成に何かしらを加えることで11ゲーム差を埋める事ができるとは考えられなかった。そのため、私たちは臆病にならずに、チームを良くするために、チームの状態が悪化するのを防ぐために、動く必要があった。」

アスレチックスはFAでジョン・レスター(SP)、ルーク・グレガーソン(RP)、ジェド・ラウリー(SS)、ジェイソン・ハメル(SP)、ジオバニー・ソト(C)、アルベルト・カヤスポ(3B)、ジョニー・ゴームス(OF)を失いました。

プロスペクトやヨエニス・セスペデスを放出して獲得した主力選手が流出していくため、ロースターに穴が多く、その再編成は避けられない状況となっていました。

そのためこのシーズンオフにジョシュ・ドナルドソンとジェフ・サマージャは、その補強のための交換要員となるのではないかとの予想がありました。

アスレチックスが獲得した選手の情報

アスレチックスが獲得したのは4選手で、ブレット・ロウリーは2014年がメジャーで実質3年目で、ショーン・ノリンは2013年に、ケンドール・グレーブマンは2014年にメジャーデビュー、フランクリン・バレットはまだマイナーのみというキャリアとなっています。

ブレット・ロウリーは24歳の右投げ右打ちの内野手で、サードとセカンドをポジションとし、2014年はMLBで70試合に出場し、259打数で打率.247/本塁打12/打点38/出塁率.301/長打率.421を記録しています。FAとなるのは最短で2017年シーズン終了後のため、3年はチームがコントロールできるプレーヤーです。

メジャー通算の345試合で打率は.265とやや低いものの、43本塁打と長打力を持っている選手で、セカンドとサードの守備では安定した数字が残っています。現時点ではドナルドソンに代わってサードを守ることになりそうです。

ショーン・ノリンは24歳の左腕投手で、MLB.comのプロスペクトランキングでは2013年にブルージェイズで5番目にランクされるなど、その素質が評価されています。

2014年はメジャーでは1試合1回3/1に登板したものの防御率9.00と結果を残せませんでした。しかし、3Aでは17試合(先発17)で87.1回で防御率3.50/WHIP1.25の成績を残し、メジャーレベルに近い状態となっています。球速は速くないようですが、コントロールに優れる投手と評価されています。

ブルージェイズは投手のプロスペクトをリリーフでデビューさせるというスタンスのため、メジャーではリリーフのみでしたが、基本的には先発投手タイプと見られています。

ケンドール・グレーブマンは23歳の右投です。2014年は1Aからスタートしたのですが、各レベルでの成績が素晴らしく、1年でメジャーデビューを果たしました。そのマイナーリーグでの成績は以下のとおりとなっています。

LEVEL Stats
A(Full) 4試合26.1回/防御率0.34/奪三振25/WHIP0.65/被打率.126
A(Adv) 16試合96.2回/防御率2.23/奪三振64/WHIP1.11/被打率.243
AA 1試合6.0回/防御率1.50/奪三振4/WHIP1.67/被打率.364
AAA 6試合38.1回/防御率1.88/奪三振22/WHIP1.02/被打率.245

マイナーでの成績は全て先発によるものですが、メジャーではリリーフとして5試合4.2回で防御率3.86/奪三振4/WHIP0.86とまずまずの成績を残しています。

ブルージェイズは先発投手の枠がいっぱいで、余っている状態のためチャンスは少なかったと予想されますが、アスレチックスでは先発としての機会も多く与えられる可能性がありそうです。

また、ブルペン要員としての可能性もアスレチックス幹部は評価しているとサンフランシスコ・クロニクルのSusan Slusserは伝えています。

フランクリン・バレットは、18歳の右投げ右打ちの遊撃手で、まだメジャーデビューを果たしていませんが、2013年はブルージェイズで18番目、2014年は8番目にランクされていたプロスペクトです。

また2012年にはインターナショナルプロスペクトとしてMLB.comによってNo.2にランクされたこともあります。

2014年はA(Short)でのプレーだっため昇格までは時間がかかります。ですが、73試合で打率.311/出塁率.384/長打率.481という成績を残しています。

守備にやや課題があるようで、ショートからセカンドに転向させる必要があるとのスカウトの評価もありますが、スピードは平均以上でパワーのある打撃が評価されています。

サンフランシスコ・クロニクルのSusan Slusserによると、アスレチックスはフランクリン・バレットをマイナーでもベストの遊撃手の一人として評価しているとのことです。

サマージャとハメルの獲得の際に、アディソン・ラッセルを放出しましたが、フランクリン・バレットの獲得、数年先に向けて、その穴埋めに動いたと考えて良さそうです。

アスレチックスのオフのトレードはまだ続く可能性が大

アスレチックスは2015年にジャロッド・パーカーとA.J.グリフィンがトミー・ジョン手術から復帰してきます。そしてジェフ・サマージャ、ソニー・グレイ、スコット・カズミアー、ジェシー・チャペス、ドリュー・ポメランツがいます。

そこに今回トレードで獲得したケンドール・グレーブマンやショーン・ノリンも先発ローテに入ることのできるポテンシャルのある投手です。

元々、シーズンオフ当初から、ジェフ・サマージャとスコット・カズミアーのどちらか、もしくは両方をトレードに出して、ロースターの穴を埋めていくだろうとの見通しがありました。

ジェド・ラウリーが抜けるであろうショートと、グレガーソンのFAによるリリーフの穴などが埋まっていませんので、その動きがより加速していくことになりそうです。

チームを勝利に導くために、失敗や批判を恐れずに、大胆に動くビリー・ビーンGMです。まだまだトレード市場でのサプライズがありそうです。