マリナーズの新1番・青木宣親への評価は?米大手メディアのシニアライターが5段階で査定

Seattle Mariners Top Catch

1年550万ドル+出来高、2年目は条件を満たした場合に自動更新されるオプションのついた契約でシアトル・マリナーズに入団した青木宣親です。

高い出塁率と安定した打撃、守備面での安定感を買ってマリナーズが獲得し、1番打者として新監督のスコット・サーバイスから起用され続いている青木宣親です。

しかし、20試合を終えた時点で19試合に先発し、1試合で代打出場しているのですが、打率.205/出塁率.271/長打率.295/OPS.565と打撃は冴えず、盗塁も3度試みて2度刺されるなど、ここまでは期待に応えることができていません。

そのような状況下で、大手メディアのESPNの電子版が2016年に新しくチームの1番打者に座っている選手を5段階で評価する記事をアップしました。

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打率2割前後をさまよう青木宣親は厳しい評価に

ESPNのシニアライターであるジェリー・クランシックが”A fresh start: Rating 10 new leadoff hitters”というタイトルの記事で、新しい1番打者を評価しているのですが、青木宣親は新しくマリナーズの1番打者として出場しているため、その対象となっています。

そのジェリー・クランシックが分析した選手たちの評価は以下のとおりとなっています。

ジーン・セグラ 所属:アリゾナ・ダイヤモンドバックス
成績:長打率.578(1番で90打数)
2015年の1番:エンダー・インシアーテ、A.J.ポロック
>5段階評価中5
チェイス・アトリー 所属:ドジャース
2015年の1番:ジョク・ピーダーソン、ジミー・ロリンズなど14選手
成績:69打数で打率.319/出塁率.373/長打率.464
>5段階評価中5
ジョン・ジェイソ 所属:パイレーツ
2015年の1番:グレゴリー・ポランコ、ジョシュ・ハリソン
成績:65打数でOPS.896
>5段階評価中4
ジョーイ・リッカード 所属:オリオールズ
成績:18試合で打率.261/出塁率.288/長打率.362
2015年の1番:マニー・マチャド
>5段階評価中3
ラジャイ・デービス 所属:インディアンス
成績:50打数で打率.260/出塁率.315/長打率.460、三振16個
2015年の1番:Jason Kipnis
>5段階評価中3
ユネル・エスコバー 所属:エンゼルス
成績:長打率.400、四球8個、三振8個
2015年の1番:エリック・アイバー、コール・カルフーン、ジョニー・ジアボテラ
>5段階評価中2
青木宣親 所属:マリナーズ
2015年の1番:オースティン・ジャクソン、ケーテル・マルテ、ローガン・モリソン、セス・スミス、リッキー・ウィークス、ブラッド・ミラー
成績:72打数で打率.194/出塁率.266/長打率.292
>5段階評価中1
M.ソーンダース/K.ピラー/Pillar/E.カレーラ 所属:ブルージェイズ
2015年の1番:ベン・リビア
成績:21試合で出塁率.347/四球4個
>5段階評価中1
マイケル・テイラー 所属:ナショナルズ
2015年の1番:デナード・スパン、アンソニー・レンドン、ユネル・エスコバーら
成績:57打数で打率.175/三振21個
>5段階評価中1

続いて、詳しい青木宣親の評価について見ていきます。

不調の青木宣親に代わる選択肢が弱いマリナーズ

ジェリー・クランシックは以下のように記しています。

While Aoki has yet to kick it in gear, he should be an upgrade over the hodgepodge of hitters that former manager Lloyd McClendon penciled into the No. 1 hole last year. It remains to be seen what the Aoki/Leonys Martin/Adam Lind makeover does for the Seattle lineup as a whole.

内容を要約すると、「アオキはまだ波に乗れていないが、前監督のロイド・マクレンドンが1番打者として選んでいた寄せ集めの打者よりアップグレードになるはすである。青木宣親/レオニス・マーティン/アダム・リンドを加えて組み替えた打線がうまくいくかどうかは、今後の課題である。」と書いています。

そしてジェリー・ディポトGMが以下のように青木宣親について評価していることを伝えています。

“We like what Nori brings,” Mariners GM Jerry Dipoto wrote in a text message. “He’s a contact-oriented hitter with a consistent track record for getting on base. Like many of our hitters, he got off to a slow start, but he’ll be fine.”

『「私たちは青木宣親がもたらしているものを評価している。彼はコンタクトを重視した打者で出塁に関して安定した成績を残してきている。他のチームの打者と同様にスロースタートとなっているが、いずれ良くなるだろう」とジェリー・ディポトGMはテキストメッセージに書いてきた。』とのことです。

打率が2割前後を推移し、出塁率も2割7分、盗塁は3回試みて1回しか成功していないという成績では、ジェリー・クランシックが5段階評価で”1″という評価になるのは致し方ありません。

しかし、マリナーズには他の選択肢があるわけでもありませんので、青木宣親の復調を基本的には待たざるをえません。

青木宣親以外に1番打者を任せられるとすれば、まっさきに走力の高いレオニス・マーティンが候補となるのですが、出塁率は高いほうではありませんし、今季の成績は打率.210/出塁率.275/長打率.452という数字で起用にしにくい状況です。

後は調子が上がりつづあるケーテル・マルテを1番に上げて、2番に出塁率の高いセス・スミスやクリス・アイアネッタなどを起用するくらいが現状での選択肢と考えられます。

青木宣親が調子が悪くても、簡単に外せないマリナーズのチーム事情ではありますが、打線の状態が上向きつつある中ではあるため、1番打者としての打率と出塁率の低さが目立ち始めてはいます。

ただ、記事を書いているジェリー・クランシックもまだ様子を見る段階だと捉えていますし、それはジェリー・ディポトGMも同様のため、まだまだチャンスは与えられると予想されます。

そのマリナーズのチーム全体を考えても、本人のメジャーでのキャリアを考えても、チャンスがあるうちに復調しておきたいところです。

青木宣親のメジャーでの月別打撃成績は以下のとおりとなっています。

3月/4月 109試合/打率.265/出塁率.340/長打率.366
5月 108試合/打率.301/出塁率.361/長打率.381
6月 83試合/打率.278/出塁率.351/長打率.361
7月 70試合/打率.273/出塁率.328/長打率.364
8月 97試合/打率.264/出塁率.326/長打率.355
9月/10月 84試合/打率.322/出塁率.393/長打率.475

調子の波が小さいタイプの選手ではあるのですが、どちらかと言えば春先の打撃成績が良い方ではなく、5月以降に調子が上がっていく傾向がある青木宣親です。

マリナーズは投手陣が安定感を増しつつあり、打線はカイル・シーガーが不振を極めていますが、ロビンソン・カノとネルソン・クルーズらは中軸として機能しています。

マリナーズはイチローが去った後、1番打者を安心して任せられる選手が不在であることが悩みのタネで、補強でオースティン・ジャクソンらを獲得するも解決することができませんでした。

青木宣親が1番打者として安定した成績を残すことはマリナーズがポストシーズン進出を果たすためにも重要なファクターとなりますので、早い段階での復調を期待したいところです。

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