次の「ベイビー・ボンバーズ」は?2018年にヤンキースの戦力になる可能性があるプロスペクト

New York Yankees Top Catch

ニューヨーク・ヤンキースの2017年の躍進は、ベテラン選手の奮起や強力なブルペン陣などが要因ではあったのですが、やはり見逃せないのがアーロン・ジャッジ、ゲーリー・サンチェス、ルイス・セベリーノという「ベイビー・ボンバーズ」らの台頭です。

この3人の中で1番年長となるのがアーロン・ジャッジなのですが、それでも25歳と若く、長期間にわたりヤンキースのコアプレイヤーとして活躍することが期待されます。

ゲーリー・サンチェスは守備面で課題はあるものの「メジャーで最も攻撃力のある捕手」となり、ルイス・セベリーノは2016年のつまずきを乗り越えて、2017年はア・リーグのサイヤング賞の投票で3位もしくは4位に入ることが予想されるほどになりました。

この3人以外にもポストシーズンで評価されてきたポテンシャルを垣間見せたグレッグ・バードといった選手もいるのですが、ヤンキースの若い選手の台頭の波は、さらにやってくることが濃厚です。

2018年に新たに「ベイビー・ボンバーズ」に名を連ねる可能性があるプロスペクト(有望株)を、CBSスポーツのマイク・アキサ氏がビックアップしています。

ヤンキースの次の若いプロスペクトの台頭を生み出しているのは、2016年のトレード期限前に行った4つのトレードだとアキサ氏は述べます。そのトレードは以下のとおりとなっています。


  • アンドリュー・ミラーを放出してクリント・フレイジャー、ユストゥス・シェフィールド、ベン・ヘラー、J.P.フェイレイセンをインディアンスから獲得
  • アロルディス・チャップマンを放出してグレイバー・トーレス、ビル・マッキニー、ラシャド・クロフォード、アダム・ウォーレンをカブスから獲得
  • カルロス・ベルトランを放出してディロン・テイト、エリック・スワンソン、ニック・グリーンをレンジャーズから獲得
  • イバン・ノバを放出してティト・ポロ、スティーブン・タプリーをパイレーツから獲得

このうち2018年のヤンキースの戦力となる可能性がある選手としてクリント・フレイジャー、ユストゥス・シェフィールド、グレイバー・トーレス、ビリー・マッキンニー、ディロン・テイトの5人をマイク・アキサ氏はピックアップしています。

ジャコビー・エルズベリー、ダスティン・ファウラーらが離脱した時に、クリント・フレイジャーはメジャー昇格を果たしました。昇格当初は活躍したものの、次第に調子を落とし、更にシーズン終盤には本人が脇腹を痛めてしまい、メジャーの試合には出場できませんでした。
しかし、サヨナラ本塁打を放つなど活躍し、アーロン・ジャッジとともにヤンキースの外野を長期間に渡り守ることが期待されています。

しかし、ヤンキースの外野に昇格してくる可能性があるのはこのフレイジャーだけではありません。

2013年のドラフト1巡目全体24番目にアスレチックスに指名されたビリー・マッキンニーが3Aにいます。
ビリー・マッキンニーはジェフ・サマージャ、ジェイソン・ハメルのトレードの際に、チーム再建中のカブスに移籍したのですが、その後評価を大きく落としていました。
そこにヤンキースは目をつけて獲得して再生を試みていたのですが、それが奏功し、3Aと2Aで打率.277/出塁率.338/長打率.483、16本塁打と結果を残しました。

問題はジャッジ、フレイジャー、ヒックス、ガードナー、エルズベリーと外野が大混雑していてポジションがないことなのですが、アリゾナ秋季リーグでは一塁にも挑戦させるなど、ラインナップに組み込みやすくさせることをヤンキースは試みています。

MLB公式サイトがMLB全体で1位のプロスペクトと評価するグレイバー・トーレスは2017年にも昇格が期待されていました。しかし、マイナーの試合で本塁突入の際に左肘の靭帯を損傷してしまいトミージョン手術を受けることになり、それは実現しませんでした。
このトーレスが昇格していればトッド・フレイジャーの獲得はなかったと言われるほど期待されていたこともあり、術後の経過に注目が集まっていました。
その修復した肘がスローイングをする右腕でないため、現在のところ将来的に大きな問題にはならないと考えられていますし、はすでに 打撃練習を再開するなど順調に左肘は回復していることが伝えられています。

トーレスに目途が立てば、サードのチェイス・ヘッドリーか、セカンドのスターリン・カストロを放出してポジションを空ける可能性もあるとマイク・アキサ氏も予想するほどで、2018年の開幕時にどこにいるのかは注目ポイントです。

ディロン・テイトは2015年ドラフトで1巡目全体4番目指名されたほど高評価されていた素材でしたが、レンジャーズのファームでは上手く育成が進まず、大きく評価を落としていました。ヤンキースはそのポテンシャルに目をつけて、ビリー・マッキニーと同様に獲得して再生させることを選択しました。
ヤンキースのファームで慎重に投球フォームなどを修正していった結果、1Aアドバンスドと2Aで83回1/3を投げて防御率2.81という好成績を残すだけでなく、フロントラインスターターもしくは強力なリリーフ投手になれるという以前のような評価を取り戻しつつあります。

ユストゥス・シェフィールドは21歳ですが、すでに2Aまで昇格して93回1/3で防御率3.18と結果を残し、さらにアリゾナ秋季リーグでも評価を高めています。

以下は、ベースボールアメリカのジョシュ・ノリス氏のツイートです。

ユストゥス・シェフィールドの秋季リーグでの初先発を視察したあるスカウトが「NO.1スターターのようなボールを投げていた」と評価していたとのことです。
すでにMLB公式サイトではMLB全体で79番目と高い評価を得ているのですが、マイク・アキサ氏は「もしかしたら昨年のシーズン中のトレードの中で1番の当たりかもしれない」と述べるなど、2018年開幕前にはさらに評価が高まっている可能性がありそうです。

このようなトレード移籍してきた5人が来季のヤンキースの戦力となる可能性があるとしてピックアップされているのですが、元々ヤンキースのファームにいた選手で来季の戦力になる可能性がある選手もいます。

MLB公式サイトがMLB全体で52位に評価しているチャンス・アダムスは3Aで115回1/3で防御率2.89と結果を残していて、来季の開幕先発ローテを争うことが見込まれています。

同78位にランクされている外野手のエステバン・フロリアルは、オリオールズのアダム・ジョーンズ級の選手になれる評価もあるほどで、1Aではありますが113試合で打率.298/出塁率.372/長打率.479/OPS.850、16本塁打、23盗塁と結果を残していて、順調にステップアップすれば、2018年シーズン終盤にメジャーに昇格しても不思議ではありません。

ソニー・グレイのトレードでジェームズ・カプリエリン、ダスティン・ファウラー、ホルヘ・マテオ、トッド・フレイジャーとデビッド・ロバートソンを獲得したトレードではブレイク・ラザフォードといった「トップ100クラスのプロスペクト」を放出しましたが、それでもこれだけの層の厚さを保っています。

ヤンキースは着実にファームの選手育成システムが改善されていて、有望な選手が次々と台頭しています。ヤンキースが黄金時代を迎える時は、着々と近づきつつあるようです。

スポンサーリンク

フォローする

よく読まれています
スポンサーリンク