ネルソン・クルーズの来季はマリナーズかアストロズの二択?シアトルタイムズ記者が予想

2018年シーズン終了後にFAとなるマリナーズの選手は以下のとおりとなっています。

  • ネルソン・クルーズ(DH)
  • デビッド・フェルプス(RP)
  • アダム・ウォーレン(RP)
  • キャメロン・メイビン(OF)
  • アンドリュー・ロマイン(UT)
  • デナード・スパン(OF)*

デナード・スパンの2019年契約はマリナーズに選択権があるのですが、来季開幕時は35歳となり、移籍後の成績はOPS.782、7本塁打とまずまずですが、年俸は1200万ドルという金額とは釣り合いがとれていないため、200万ドルのバイアウトを支払って破棄すると予想されます。

外野補強の顔ぶれを見ると、イチローをロースターから外さなければ、余分な費用はいらなかったようにも思えるものとなっています。、

マリナーズにとって一番痛い流出となるのがネルソン・クルーズです。

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ネルソン・クルーズとの再契約に必要になる金額は?

39歳となったネルソン・クルーズですが、その攻撃力は健在です。4年契約の最初の3年間の打率.292/出塁率.368/長打率.557/OPS.925、平均42本塁打で、ネルソン・クルーズとの4年5700万ドルの契約は、マリナーズのFA契約で最もパフォーマンスが良かったものと言えるものになっています。

その3年間の数字には及びませんが、36本塁打、打率.265/出塁率.351/長打率.534/OPS.885という数字は中軸を任せるのに十分なものとなっています。

すでにマリナーズのジェリー・ディポトGMは再契約に前向きな姿勢であることを明言しているのですが、クルーズ側の意向については伝えられていません。

マリナーズは契約最終年の2018年を迎えるシーズンオフの段階で、契約延長を試みてはいたようです。

シアトル・タイムズのライアン・ディビッシュ氏が以下のように伝えています。

Seattle had some interest in getting a deal done with Cruz after last season and going into spring training. Sources said they were willing to do a David Ortiz-style contract of $17-18 million per season with an attainable vesting option of 400 to 450 at-bats for the next season. But that deal never culminated.

レッドソックスとデビッド・オルティーズは、39歳となる2015年を1600万ドルで契約しましたが、2015年に425打席到達することで2016年の契約が自動的に有効になるベスティングオプションがついていました。

2004年からの11年間で9回600打席以上の出場であったデビッド・オルティーズにとって達成することが、さほど難しくない条件で更新されるオプションが設定されていたことになります。

ネルソン・クルーズの2019年は、デビッド・オルティーズの2014年と似たような状況ということもあり、それを前例としてマリナーズは同様の契約延長を提示したようです。

ただ、交渉が本格化することはなく、シーズン開幕前の契約延長には至らなかったようです。

マリナーズが再契約するためには、どの程度の金額や年数を用意しなければならないのかがポイントとなるのですが、ディビッシュ氏は以下のように予想しています。

Given his age, a two-year contract for Cruz might be the most he could get on the open market. But because he’s a full-time designated hitter, his market is limited to teams in the American League. And of those 15 AL teams, maybe six to eight have the finances and roster flexibility to bring on a full-time designated hitter. Giving Cruz a two-year deal for $35 million might be what the Mariners have to do to keep him.

「年齢を考えると2年契約が最長で、事実上、指名打者専門であることを考えると、契約はア・リーグの15球団に限定される。そのうち6から8球団程度が金銭とロースターの両面でマッチするだろう」と述べ、「マリナーズは2年3500万ドルが必要になるかもしれない」と予想しています。

アストロズとネルソン・クルーズはベストマッチ?

金銭面以上に、重要になると考えられているのが「ワールドシリーズ制覇の可能性」です。

ネルソン・クルーズのメジャー契約はこのオフのものが最後となる可能性が高く、ワールドシリーズ制覇のラストチャンスになると予想されます。

ネルソン・クルーズがこれを優先した場合には、ワイルドカード争いが精一杯というマリナーズは分が悪いことは間違いありません。

そのマリナーズにとって最大のライバルになる可能性があるチームとして、アストロズにライアン・ディビッシュ氏は言及しています。

From an unbiased standpoint, the best fit for Cruz is the … Houston Astros.

Think about Nelson Cruz in Minute Maid Park for 81 games. He’s already familiar with the American League West. His offseason home is in Arlington, Texas. With Evan Gattis and Marwin Gonzalez headed for free agency after this season, the Astros have an opening at designated hitter. Cruz is the type of finishing player you add to a good roster to push it to great. Add Cruz to a lineup that already has Carlos Correa, Jose Altuve, George Springer, Alex Bregman and Yuli Gurriel, yikes. The Astros did something similar with Carlos Beltran in 2018. Cruz is still a much more productive hitter now than Beltran was when the Astros signed him.

ネルソン・クルーズが投手有利のセーフコ・フィールドから、打者有利で左翼が96メートルと狭いミニッツ・メイド・パークに本拠地が変われば、打撃成績が向上することが予想されます。

クルーズはレンジャーズ、マリナーズでのプレーが続いたています。そのため、ア・リーグ西地区の投手と球場に対しての慣れもあります。

さらにシーズンオフはテキサスのアーリントンで過ごしていますので、ヒューストンはより近い場所て、アストロズがワールドシリーズ制覇の可能性が高いチームの一つであることは多くの専門家が認めるところです。

アストロズにとっても、ネルソン・クルーズはニーズを満たす選手であると考えられます。今季終了後に、指名打者を任せているエバン・ガティスとマーウィン・ゴンザレスがともにFAとなりますので、ポジション的にも空いています。

またアストロズはジョージ・スプリンガー、ホセ・アルトゥーベ、カルロス・コレア、アレックス・ブレグマンらの若いコアプレイヤーの周りを、クラブハウスでのリーダーシップや好影響で知られるベテランで固めることを好んでいます。

アストロズがカルロス・ベルトランやジョシュ・レディックと契約したのも、ブライアン・マッキャンをトレードで獲得したのもの、ベテラン選手としての影響力を買っていたからでもあります。

ネルソン・クルーズはクラブハウスでの振る舞いも素晴らしく、リーダーシップもあることはスコット・サーバイス監督も認めています。シアトル・タイムズのライアン・ディビッシュ氏も、取材したすべてのスポーツ選手の中でも最も素晴らしい人間性をもつ一人だと話すほどです。

仮にアストロズ打線にネルソン・クルーズを加われば、よりワールドシリーズ制覇の可能性が高まります。

マリナーズにとってのチャンスはクルーズがFAとなるまでの期間で、一旦、市場に出た場合は再契約は難しいだろうとも予想されています。

打線の得点力不足に悩むマリナーズからネルソン・クルーズが流出すれば、その穴を埋めるのも容易ではないため、チームの方向性にも影響を与える可能性があります。

ワールドシリーズ終了後の5日間の独占交渉期間が終わるまでが、マリナーズにとって重要な時となりそうです。

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