ナショナルズの2017年シーズン戦力分析 – MLB30球団開幕ロースターと戦力予想

Washington Nationals Top Catch

スポンサードリンク

1. 2016年シーズンの主要な成績の一覧

ワシントン・ナショナルズの2016年シーズンの、打撃、守備、投手の主要な成績の一覧です。

攻撃 スタッツ(リーグ順位)
得点 763(4位)
打率 .256(8位)
出塁率 .326(5位)
長打率 .426(5位)
OPS .751(5位)
本塁打 203(4位)
盗塁 121(5位)
盗塁成功率 76%%(3位)
守備 スタッツ(リーグ順位)
UZR -1.9(8位)
DRS -15(9位)
投手 スタッツ(リーグ順位)
防御率 3.51(2位)
先発防御率 3.60(2位)
ブルペン防御率 3.37(2位)
セーブ数 46(5位)
セーブ成功率 76.67%(2位)

強力な投手陣で唯一の泣き所だったクローザーにマーク・メランソンを得たことで安定感が増し、優勝の原動力となりました。

打線も図抜けて強力というわけではないものの、上位から下位までの穴が少なく、強力な投手陣に十分な得点を供給しました。

守備はやや弱点とも言える部分でしたが、ショートにトレイ・ターナー、センターにアダム・イートンが入ることで改善されることが期待されます。

2. 2016-17シーズンオフの戦力補強動向

2016-17シーズンオフの戦力補強動向の一覧は以下のとおりとなっています。

獲得/流出 選手名(ポジション)
流出 マーク・メランソン(RP)
流出 ウィルソン・ラモス(C)
流出 マーク・ゼプチンスキー(RP)
流出 ベン・リビア(CF )
流出 マット・ベライルプロ(RP)
流出 ショーン・バーネット (RP)
流出 ルーカス・ジオリト(SP)
獲得 マット・ウィータース(C)
獲得 ジョー・ブラントン(RP)
獲得 アダム・リンド(1B)
再契約 スティーブン・ドリュー(UT)
再契約 クリス・ハイジー(LF)

クローザーのマーク・メランソン、正捕手のウィルソン・ラモス、左腕リリーフのマーク・ゼプチンスキー、トレイ・ターナーがくるまでセンターを守っていたベン・リビアらが主な流出となりました。

クローザーに関してはデビッド・ロバートソン、ウェイド・デービスらのトレード、FAではアロルディス・チャップマンらのトップクラスのクローザーの獲得に動いたものの失敗に終わりました。

リリーフに関してはドジャースで安定した投球を見せていたジョー・ブラントンを獲得しています。

捕手は一旦はデレク・ノリスを獲得したものの、マット・ウィータースと契約したこともあり、最終的にはリリースしています。

ベンチ要員もアダム・リンドを獲得し、ベンチ要員もドリュー、ハイジーと再契約をするなどバランスの取れた布陣となっています。

ナショナルズにとって課題のポジションだったセンターはアダム・イートンを獲得することでメドが立ちましたが、トッププロスペクトのルーカス・ジオリト、レイナルド・ロペスという大きな代償を支払っています。

3. 2017シーズン開幕時のロースター編成の予想

スポンサーリンク

ワシントン・ナショナルズの2017年シーズン開幕時に予想される先発スターティングメンバー、ベンチ要員、先発ローテーション、ブルペンの編成などは以下のとおりとなっています。

【先発スターティングメンバー】

  1. トレイ・ターナー(SS)
  2. ダニエル・マーフィー (2B)
  3. ブライス・ハーパー (RF)
  4. アンソニー・レンドン (3B)
  5. ジェイソン・ワース(LF)
  6. アダム・イートン(CF)
  7. ライアン・ジマーマン(1B)
  8. マット・ウィータース(C)

【ベンチ要員】

  • ホセ・ロバトン (C)
  • アダム・リンド(1B)
  • スティーブン・ドリュー(IF)
  • クリス・ハイジー (OF)

アダム・イートンをトレードで獲得しセンターに据えることができたため、トレイ・ターナーを本来のポジションであるショートに戻し、ダニー・エスピノーサをトレードで放出しました。

22本塁打・80打点・打率.307・OPS.850のウィルソン・ラモス、24本塁打・72打点のダニー・エスピノーサを失いましたが、補強により得点力が低下することは回避できる見込みです。

正捕手にFAで獲得したマット・ウィータースが座り、126試合で20本塁打を打ったアダム・リンドが代打としてだけでなく、左翼のジェイソン・ワース、一塁のジョーダン・ジマーマンらのバックアップとして控えることになり、20本塁打以上を打てる選手が上位から下位までに並ぶなど、打線全体で厚みが増しています。

【先発ローテーション】

  1. マックス・シャーザー(右)
  2. スティーブン・ストラスバーグ(右)
  3. タナー・ロアーク(右)
  4. ジオ・ゴンザレス(左)
  5. ジョー・ロス(右)

【ブルペン】

  • CLO:ブレイク・トレイネン (右)
  • SET:ショーン・ケリー(右)
  • SET:ジョー・ブラントン(右)
  • RP1:サミー・ソリス (左)
  • RP1:コダ・グローバー (右)
  • RP2:オリバー・ペレス (左)
  • RP3:エニー・ロメロ (左)
  • RP4:ジェレミー・ガスリー (右)

先発ローテーションは強力でメジャーでも屈指の布陣となっています。不安があるとすればマックス・シャーザーとスティーブン・ストラスバーグの健康面となります。

懸案事項だったクローザーにはダスティ・ベイカー監督がブレイク・トレイネンに任せることを明言しました。そのためセットアップがショーン・ケリーとジョー・ブラントンという編成になる見込みです。

ダスティ・ベイカー監督はブレイク・トレイネンのパワーシンカーを高く評価し、捕手のマット・ウィータースがオリオールズ時代にシンカーボーラーのザック・ブリットン、ジム・ジョンソンとコンビを組んでいたこともプラスになると話して、クローザーに指名しています。

ロングリリーフは先発の経験も豊富なジェレミー・ガスリーが入り、先発ローテのバックアップも兼任することになります。

4. 寸評・評価

投打ともにバランスが良く、地区の最大のライバルであるニューヨーク・メッツとの地区優勝争いを繰り広げることになりそうです。

投手陣に健康面の不安が残りはするものの、3Aのオースティン・ボス、2Aのエリック・フェドらの昇格で一定の穴埋めが期待できるなど、マイナーでも予備軍が控えています。

そのためマックス・シャーザーとスティーブン・ストラスバーグが同時に離脱するなどの、主力に故障者が続出する事態にならない限りは、ポストシーズン進出の可能性は高いと予想されます。

投手陣のポテンシャルとしてはニューヨーク・メッツに譲るものの、打線などの全体のバランスを考えると、フルシーズン全体ではナショナルズに分がありそうです。

ポストシーズンを勝ち進み、念願のワールドシリーズ制覇を果たすためには、スティーブン・ストラスバーグが健康であること、ブライス・ハーパーが再びMVP級のパフォーマンスを発揮すること、クローザーに指名されたブレイク・トレイネンが機能することが必要になると予想されます。

ただ、普通にシーズンを戦うことができれば、地区優勝が妥当ならラインで、悪くても地区2位でポストシーズン進出争いとなりそうなナショナルズの2017年です。

スポンサードリンク

よく読まれています

    

このページの先頭へ