ナショナルズがジョナサン・パベルボンを獲得!地区2連覇に向けて課題のブルペン陣の補強に成功

Washington Nationals Top Catch

地区2位のメッツに2ゲーム差をつけて首位を走るも、まだまだ予断を許さない状況にあるワシントン・ナショナルズです。

MLB最強とも言われた先発投手陣はマックス・シャーザーこと力を発揮しているものの、ジマーマンは昨年ほどの活躍はできず、ストラスバークとフィスターは故障に悩まされた上に成績も良くないため、先発投手全体の防御率は3.75で両リーグ9位と期待はずれになっています。

さらに問題となっていたのがリリーフ投手陣で、ブルペン全体の防御率は両リーグ11位の3.39となっています。この数字だけを見れば悪くないのですが、クローザーのドリュー・ストーレンを除いたブルペン陣の防御率は3.68となり、非常に不安定で層が薄くなっていました。

そのブルペンのグレードアップとしてフィリーズからジョナサン・パペルボンを獲得したことになります。またフィリーズはその見返りとして2013年ドラフト4巡目指名で2Aに所属する右腕のニック・ピベッタ投手を獲得しています。

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ナショナルズが課題のブルペンのテコ入れに成功

ジョナサン・パペルボンはフィリーズがチームの方針として”再建モード”に入ることを明確にしたことにより、シーズン当初から優勝を狙えるチームに移籍したいと述べていました。

パベルボンは契約が2015年が1300万ドルで、2016年は2015年に55試合、もしくは2014-15年の2シーズン合計で100試合に登板することで、1300万ドルで自動更新されるオプション契約となっていました。

すでにパベルボンはこの2シーズンで103試合に登板しているため、この契約が有効になっているのですが、ナショナルズへ移籍するに際して、年俸1300万ドルから1100万ドルに減らして更新することで合意したようだと伝えられています。

パベルボンにとって最優先したいことは、年俸の金額以上に、優勝を争えるチームでプレーすることだったようです。

ジョナサン・パペルボンはかつてのように平均で95-96マイルを出すような球速はなく、今季のフォーシームの平均球速は92.2マイルまで落ちています。それにともない奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)も2012年には11.8だったのですが、2013年は8.3、2014年は8.5、2015年は9.1と落ちています。

グラウンドボールピッチャーへの変貌を遂げたジョナサン・パペルボン

しかし、制球力を改善し、ゴロ比率を高めるることで安定したパフォーマンスを発揮していて、今季の成績は39.2回を投げて防御率1.59/17SV/WHIP0.98と安定した成績を残しています。

2014年まではフライ比率の高いフライボールピッチャーだったのですが、今季はGO/AO(ゴロアウト/フライアウト)は1.26と初めてゴロアウトが上回っています。

また球速の低下はデータ上2013年から始まっているのですが、この3年間の成績は164試合167.2回で防御率2.25/WHIP1.01と安定していますので、引き続き期待ができそうです。

現在、ナショナルズのクローザーはドリュー・ストーレンが務め、防御率1.73/29SV/奪三振44/WHIP1.02と十分な働きをしているのですが、パベルボンが加わることでセットアップに戻ると見られています。

昨年の途中までのドリュー・ストーレンは、ラファエル・ソリアーノの前でセットアップを務めていて、その役割でも十分に力を発揮していましたので、パベルボンとともにブルペンにより安定感をもたらす期待ができます。

ただ、それでも全体的な層の薄さを感じさせるブルペンの布陣です。特にポストシーズンではレギュラーシーズン以上にブルペンの実力が勝敗を左右することが多くなりますので、どのように整えていくのか、今後が注目されます。