ネイサン・イオバルディが肘の手術で2017年も絶望に!今季終了後にノンテンダ―FAの可能性も

New York Yankees Top Catch

ヤンキースの先発ローテの一角を担ってきたネイサン・イオバルディが8月10日のレッドソックス戦でわずか12球を投げた後に、肘に違和感を訴えて降板しました。

その後故障者リストに入り、精密な検査を行っていたのですが、その結果はかなりの重症でした。

ESPNのWallace MatthewsがTwitterで以下のように伝えています。

ネイサン・イオバルディが屈筋腱の断裂、内側側副靭帯の部分断裂により2つの手術を受けることになること。そして2017年も復帰できない見込みであることを伝えています。

この手術にはトミージョン手術(側副靱帯再建術)も含まれることになるのですが、これはイオバルディにとって2回目となることを、さらにWallace Matthewsが伝えています。

イオバルディが最初にトミージョン手術を受けたのは高校生だった17歳の時で、2回目のトミージョン手術では1回目に比較してリハビリに時間がかかるため、14ヶ月から18ヶ月は復帰までかかる見込みだと伝えています。

8月の中旬に手術を受けることになるため、最短でも復帰は2017年の10月中旬となりますので、来季の復帰も絶望となりました。

ここで問題となってくるのがネイサン・イオバルディが年俸調停権を持っていること、そして来季終了後にFAとなることです。

今季のネイサン・イオバルディは年俸調停2年目で560万ドルの1年契約となっていました。そして今シーズン終了後に年俸調停3年目となる2017年の契約交渉を行うことになっていたのですが、700万ドル程度に上昇する見込みでした。

この肘の手術による離脱で今季の残りはプレーができなくなりましたが、それでも年俸調停のプロセスを経ると年俸は600万ドル程度には上昇する可能性が高いと予想されます。

しかし、ヤンキースにとって来季は完全に戦力とならないイオバルディに、その金額を支払うことで得られるものはなく、さらに来季終了後にはFAとなってしまうことを考えると、600万ドル前後の金額を支払うことのメリットが少なすぎる状況です。

現時点で考えられるヤンキース側の有力な選択肢は、年俸調停権を有する選手に契約を提示せずに自由契約とするノンテンダーをすることで、イオバルディを一旦FAさせて、新たに安い年俸で契約を結び直すというものです。

この場合は複数年契約になるのが有力で、2017年と2018年の契約を安く抑えて、2019年をチームオプションにすることなどが考えられます。

この方法であれば、ヤンキースはリスクを小さくして先発ローテ候補の投手を抱えることができますし、イオバルディは年俸は安く抑えられますが、復帰までの面倒を見てくれますし、一定の結果を残せばチャンスがもらえる環境を確保できることになります。

2回目のトミージョン手術からの復帰はかなり困難で、復帰できたとしても球速低下などの可能性がより高くなるため、見通しは明るくありません。

ですが、FA市場での先発投手の乏しさを考えると、安い契約であればつなぎとめておきたいという考えがヤンキースにあっても不思議ではありません。

ただ、このノンテンダ―にした場合は一旦FAとなり、ヤンキースだけでなく他球団も交渉できる状態になりますので、そのまま移籍してしまうリスクもあります。

このノンテンダ―について尋ねられたブライアン・キャッシュマンGMは以下のようにWallace Matthewsに答えています。

Asked whether it was likely the Yankees would non-tender Eovaldi this winter, making him a free agent, Yankee GM Brian Cashman said via text message, “That is all for another day. Let’s get him the best medical care possible and make decisions like that at a later date.”

引用元:Yankees pitcher Nathan Eovaldi to undergo two elbow surgeries

メールでの返信だったようですが、「ノンテンダーについては日をあらためて考えるべきこと」「まずはベストの治療を彼に受けさせることが優先で、そのような決断は後日に行う」と答えています。

まずはベストの治療を施すことに集中すべきなので、当然の回答ではあるものの、ノンテンダーにする可能性を否定しないものではあります。

ヤンキースは来季の構想に入っていた投手を失いましたので、シーズンが終了するまでに他の投手で穴を埋める見込みがたたない場合には、補強すべきポイントが新たにできることになります。

2017年シーズン終了後にはCCサバシア、マイケル・ピネダもFAとなりますので、野手だけでなく投手でも若返りを急速に進めるか、それともトレードで先発投手を獲得することになるのか、今後の方針が注目されます。

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