レイズのネイサン・イオバルディに複数球団が関心!レッドソックス、カブスらの争奪戦に

タンパベイ・レイズはシーズンオフとシーズン中に主力選手のトレード放出を行いながらも、試合を重ねるにつれて状態が良くなり、43勝43敗という勝率5割ラインで戦うことができています。

通常であれば勝率5割のチームはトレード期限前に売り手よりは買い手になる可能性が高いのですが、勝ち組と負け組の差が大きいシーズンということもあり、ポストシーズンに向けた展望は明るくありません。

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ネイサン・イオバルディを巡って複数球団が争奪戦

勝率5割でア・リーグ東地区3位というポジションなのですが、地区首位であるレッドソックスとの差は15ゲーム、同2位であるヤンキースとの差は14ゲーム、ワイルドカードの2枠目にいるマリナーズは勝率.632のため11.5ゲーム差となっています。

そのため2018年夏のトレード期限前には売り手として、クリス・アーチャー、マット・ダフィー、セルジオ・ロモ、ウィルソン・ラモス、チャズ・ローらの放出が予想されている状況です。

そのレイズが抱えているベテラン選手の中で、多くの球団から関心を集め始めているのがネイサン・イオバルディです。

以下はMLB公式サイトのビル・チャステイン(Bill Chastain)氏の記事からの引用です。

Count Nathan Eovaldi on several teams’ wish list. The right-hander started for the Rays Monday night and pitched in front of scouts or representatives from the Cubs, Phillies, Red Sox and Braves. All are contending teams hoping to fill a void they’ve identified.

ネイサン・イオバルディが複数球団の獲得候補リストに入っていて、月曜日の登板を視察するためにカブス、フィリーズ、レッドソックス、ブレーブスらの関係者たちが集まっていたことが伝えられています。

ネイサン・イオバルディは2016年8月に自身2度目となる右肘のトミー・ジョン手術を受けました。2017年中の復帰が難しく、なおかつ年俸調停権を有している選手で最低でも560万ドルの負担が必要となることを嫌い、ヤンキースはシーズンオフにリリースしました。

イオバルディはヤンキースとの再契約を望んでいたものの、ヤンキース側は強い関心までは示さなかった結果、タンパベイ・レイズと2017年の1年200万ドルに、2018年を200万ドルで更新できるオプションという契約を結び移籍しました。

2017年は当初の予想通り完全にリハビリに費やされ、2018年シーズン開幕にも間に合わなかったのですが、5月30日に復帰した後は、まずまずの結果を残しています。

7試合41回1/3を投げて防御率3.92、WHIP0.92、奪三振率7.6、与四球率1.3という数字で、少ないサンプル数ではありますが、キャリアベストのペースで登板を重ねています。

ネイサン・イオバルディの代名詞と言えば高速のファーストボールで、トミー・ジョン手術前には、先発投手としてはノア・シンダーガードに続くMLB2位の平均球速を記録していました。

フォーシームの平均球速が2015年には97.58マイル、2016年には97.99マイルを記録していたのですが、今年も97.65マイルを記録するなど、トミー・ジョン手術による影響を感じさせないものとなっています。

このような先発ローテの3番手、4番手として期待できるクオリティに加えて、魅力的なのは年俸が200万ドルと格安なことです。トレード期限前の移籍であれば、実質的な負担は100万ドル程度にとどまるため、交換要員の質を少し高めれば、レイズ側に負担してもらえるのも獲得する球団には魅力です。

特にレッドソックスはスティーブ・ピアースのトレード獲得により、年俸総額がぜいたく税基準額である1億9700万ドルから4000万ドル近い超過になっています。

4000万ドル以上の超過は最上位のドラフト指名権が10番後ろになるなど、さらに厳しいペナルティが課されるため、レッドソックスにとっては年俸総額を2億3700万ドルよりも少なくすることは重要な課題です。

ドリュー・ポメランツ、スティーブン・ライトの2人がDLに入っているため手薄感があり、予算の制約があるレッドソックスにとって、イオバルディはフィットする投手です。

シカゴ・カブスはロングリリーフから配置転換したマイク・モンゴメリーが活躍しているものの、ホセ・キンタナ、カイル・ヘンドリックス、タイラー・チャットウッドらはいずれも防御率4点台と先発ローテに不安が残ります。特に痛いのがダルビッシュ有が防御率4.95と苦しんだ上に、復帰のメドが立たないことで、テコ入れが必要な状態となっています。

フィリーズ、ブレーブスの両球団は、若い選手たちの急成長により、予定よりも1年早く優勝争いに絡んでいますが、勝負をかけるほどにロースターを整備しなかったため、先発ローテのバックエンドが手薄となっています。

今季終了後にFAとなるネイサン・イオバルディのため、レイズがトレード放出をためらうような要素は多くありません。比較的早い段階で、違うユニフォームを着る可能性が高そうです。

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