ドジャースの2017年のぜいたく税は3620万ドル(41億円)に!ヤンキースは15年連続で1570万ドル(18億円)

ドジャースは2018年に、ぜいたく税を回避するためにエイドリアン・ゴンザレス、ブランドン・マッカーシー、スコット・カズミアーらをパッケージにして放出するトレードを成立させました。

ヤンキースは大型契約のジャンカルロ・スタントンをトレードで獲得しましたが、年俸総額を抑制するために、スターリン・カストロ、チェイス・ヘッドリーといった主力クラスを放出することで年俸分で相殺するなど、ぜいたく税の抑制を意識した補強を継続しています。

事実上のサラリーキャップに近い役割を果たしつつある「ぜいたく税」でシーズンオフの動向に大きな影響を及ぼしています。

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ドジャースが4年連続でぜいたく税の最高額に

そのぜいたく税の2017年の対象チームと金額がAP通信によって報道されました。

The Los Angeles Dodgers will pay baseball’s highest luxury tax for the fourth straight year, and the New York Yankees owe a penalty for a 15th consecutive season, streaks that could end as the sport’s biggest spenders slash payroll for 2018.

The Dodgers owe $36.2 million, according to final figures compiled by the commissioner’s office and obtained by The Associated Press. That raises their five-year tax total to nearly $150 million.

New York was second at $15.7 million, its lowest amount since 2011, but a figure that increased its total amount paid since the tax began to $341 million.

AP通信が入手でしたデータによると、ドジャースはぜいたく税の支払い金額が4年連続で最高額となり、その金額は3620万ドル(41億円)となったことが明らかになっています。ドジャースは5年連続でぜいたく税の対象となっているのですが、その5年間のぜいたく税の総額は1億5000万ドルに達していることも合わせて伝えられています。

ヤンキースは2番目となる1570万ドルをぜいたく税として支払うことになったようです。かなり大きい額なのですが、それでも2011年より後では最も少ない金額となっています。
ヤンキースはぜいたく税導入当初から15年連続で対象となっているのですが、支払った累積金額は3億4100万ドル(385億円)に達していることになると、AP通信の報道では伝えられています。

これに続く3球団についても報じられています。

San Francisco was next at $4.1 million, followed by Detroit at almost $3.7 million and Washington — which is paying tax for the first time — at just under $1.45 million.

サンフランシスコ・ジャイアンツが410万ドル、デトロイト・タイガースは370万ドル、初めてぜいたく税の対象となったナショナルズは145万ドルを支払うことになるようです。

デトロイト・タイガースはジャスティン・バーランダーらを放出することで年俸総額の圧縮を行いましたが、それでも完全に回避するには至りませんでした。

「ぜいたく税」と「2018-19シーズンオフのFA市場」がこのオフの動向に影響

今回の情報をまとめると以下のようになります。

ロサンゼルス・ドジャース ・2017年:3620万ドル
・通算5回目(5年連続)
・累積支払い金額:1億5000万ドル(約169億円)
ニューヨーク・ヤンキース ・2017年:1570万ドル(税率50%)
・通算15回目(15年連続)
・累積支払い金額:3億4100万ドル(385億円)
サンフランシスコ・ジャイアンツ ・2017年:410万ドル(約4.6億円)
・通算3回目(3年連続)
デトロイト・タイガース ・2017年:370万ドル(約4.2億円)
・通算3回目(2年連続)
ワシントン・ナショナルズ ・2017年:145万ドル(約1.6億円)
・通算1回目(1年目)

新しい労使協定では、ぜいたく税の税率は1年目が超過金額の20%、2年連続で同30%、3年連続以上で同50%に設定されています。

2015年と2016年の2年連続でぜいたく税の対象となっていたレッドソックスは、2017年のぜいたく税を回避しています。2016年に初めてぜいたく税の対象となったカブスも2017年のぜいたく税を回避しています。

そのため両チームは仮に2018年にぜいたく税の基準である1億9700万ドルを超過した場合でも、税率は20%ですむことになります。

2018年にぜいたく税の基準以下に圧縮することを明言しているヤンキースとドジャースの両球団は、税率50%の状態をリセットすることが大きな目的となっています。2018年にぜいたく税を回避できれば、2018-19シーズンオフに大型契約を結んで再び年俸総額が基準を超過しても税率は20%です。

ボストン・レッドソックスは2018年にぜいたく税の基準内に年俸総額を圧縮するのは難しい状況です。が、すでに補強を成立させてきているシカゴ・カブスは、まだ達成可能な金額にとどめることができています。サンフランシスコ・ジャイアンツはマット・ムーアをプロスペクトとは呼び難いマイナーリーガーと交換したのも年俸総額を削減するためで、ぜいたく税の問題が絡んでいます。

ぜいたく税の基準額を超過しても経済的にやりくりできる球団の大半が、ブライス・ハーパー、マニー・マチャド、クレイトン・カーショー、クレイグ・キンブレル、アンドリュー・ミラーなどがFAとなる豪華な2018-19シーズンオフに向けて年俸総額を圧縮しようとしています。

このぜいたく税の問題も、2017-18シーズンオフのFA市場の動きを鈍くしている原因の一つです。

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