2018年にポストシーズンを目指す14チームの残る補強ポイントは?米メディアがリストアップ

ウインターミーティングが終わり、クリスマスが近づく時期になりながらも、多くのトップクラスのFA選手が市場に残る事態となっています。

来季に優勝、ポストシーズンを狙うチームの多くが補強を終えることができないまま年をまたぐことになりそうな気配ですが、それらのチームの残る補強ポイントについてスポーツ・イラストレイテッドが分析しています。

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2017年にポストシーズンを争った14球団の補強すべきポイントとは?

スポーツ・イラストレイテッドのジョン・テイラー氏がまとめた、2017年にsポストシーズンを争った14球団の補強ポイントは以下のとおりとなっています。

  • ヤンキース:三塁手
  • レッドソックス:指名打者
  • インディアンス:外野手
  • ツインズ:先発投手
  • アストロズ:リリーフ投手
  • レンジャーズ:先発投手
  • マリナーズ:先発投手
  • ナショナルズ:先発ローテ5番手
  • カブス:左のセットアップマン
  • カージナルス:クローザー
  • ブルワーズ:先発ローテのエース
  • ドジャース:右のセットアップマン
  • ダイヤモンドバックス:外野手
  • ロッキーズ:先発ローテのバックアップ

ヤンキースはチェイス・ヘッドリーをトレード放出したことにより、サードが空いている状態です。3Aにプロスペクトのミゲル・アンドゥハーがいるものの、ベテランの三塁手がいるほうが望ましいとして、トッド・フレイジャーとの再契約は悪くない選択肢と考えられています。

レッドソックスは指名打者としてハンリー・ラミレスがいるものの、これまでのパフォーマンスと故障の多さをあてにできません。レッドソックスは2019年の2200万ドルのオプションが有効にならないように打席数を抑えたいはずで、J.D.マルティネスが理想的なターゲットとなります。

インディアンスはやや物足りない代替策ではあるものの、ヨンダー・アロンソを獲得してカルロス・サンタナの抜けた一塁を埋めています。残るのはジェイ・ブルースがFAとなった外野の両翼が補強ポイントとなっています。マイケル・ブラントリーとロニー・チゼンホールがいるものの、2人は故障に弱くフルでの出場は期待しにくいため、できれば打てる外野手が欲しい状態です。メルキー・カブレラ、ホセ・バティスタ、カルロス・ゴンザレスらが候補として上げられています。

ツインズはワイルドカードに進出した2017年からステップアップするためには先発投手が必要となっています。計算できる先発投手はアービン・サンタナとホセ・ベリオスくらいで、質と量ともに不足しています。ダルビッシュの獲得に動くことを球団トップは明言しているものの、マーケットの規模を考えれば、ランス・リン、アレックス・カッブあたりが妥当なターゲットになると予想されています。

アストロズはワールドシリーズ制覇を果たした若く優勝なコアプレイヤーが揃い、多くの補強ポイントは残っていませn。打線と先発ローテは充実していますが、ブルペンには不安が残る状態です。ヘクター・ロンドンなどをすでに獲得しているものの、それで補強を終えるべきではないとテイラー氏は述べています。

レンジャーズはすでにダグ・フィスター、マイク・マイナー、マット・ムーアを獲得したが、計算できる先発投手ではありません。特にマーティン・ペレスが右肘を骨折し、開幕に間に合わない状況では先発ローテ投手がさらに必要となっています。アレックス・カッブはフィットするのではないかと予想されています。

資金力のあるチームで先発投手を探すチームは少なく

マリナーズのジェリー・ディポトGMはすでに多くのトレードを成立させているが、2017年に苦しむ原因となった故障の多い先発ローテの層は危険なほどに薄いままとなっているとテイラー氏は厳しく指摘します。ダルビッシュが理想的な補強ではあるものの、まずはしっかりとイニングを消化できるタフな投手が必要だと述べられています。

ナショナルズはスター選手が揃い、ロースターの穴も少ないため、マット・アダムスを獲得するくらいが目立つ動きとなっています。ナショナルズがジェイク・アリエッタに興味を示していると報じられています。しかし、マックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグ、ジオ・ゴンザレスなどがいることを考えれば、現在はエリック・フェッドが入る予定の5番手に入る、価格を抑えた投手の獲得に力を入れるべきだとテイラー氏は提言しています。

カブスはワールドシリーズ制覇の2016年からは後退したものの、若い野手のコアプレイヤーたちが揃い、2018年にさらに良くなる期待ができます。すでに先発ローテにタイラー・チャットウッド、ブルペンにブランドン・モローを加えているのですが、信頼できる左のセットアップが不足しています。昨年トレードで獲得したジャスティン・ウィルソンがその役割を果たすはずでした。しかし、ジョー・マドン監督の信頼を失いリーグチャンピオンシップのロースターからは外されています。ザック・デューク、ブーン・ローガン、トニー・ワトソンらが候補としてリストアップされています。

カージナルスは外野に関してはマーセル・オズナの獲得で埋めたものの、トレバー・ローゼンタールとオ・スンファンがチームを去ったことによって生じているクローザーが不在のままとなっています。ルーク・グレガーソンを獲得したものの、ミドルリリーフやセットアップ向きの投手のため、相手をねじ伏せるクローザーが欲しい状況です。ウェイド・デービス、グレッグ・ホランドであれば理想的なものとなります。

ブルワーズは想像を遥かに上回った再建のペースにより、2017年のサプライズのチームの一つとなりました。ただ、先発ローテのクオリティは月並みなもので、ヨバニ・ガヤルド、ジョーリス・チャシーンの2人の獲得では解決にならない状態です。ダルビッシュ有、ジェイク・アリエッタが理想的な補強で、トレードではレイズのクリス・アーチャーらの名前が候補としてリストアップされています。

ドジャースはブランドン・モローを失ったことにより、ケンリー・ジャンセンにつなぐ右のセットアップマンが不在となっています。先発ローテから外れた投手をブルペンにまわすという方法もあるものの、どちらにしてもペドロ・バエスを8回に据えるような事態はさける必要があると考えられています。

ダイヤモンドバックスはJ.D.マルティネスがFAとなり、その内部での穴埋め候補はヤスマニー・トーマスとなるなど、魅力的なものではありません。幸いなことに外野を守れる選手は市場に豊富でジェイ・ブルース、ロレンゾ・ケイン、カルロス・ゴンザレスなど選択肢は多く残っています。

ロッキーズはすでにブライアン・ショー、ジェイク・マギーと契約してブルペンを強化し、さらにアディソン・リードやウェイド・デービスやグレッグ・ホランドの獲得も視野に入れています。一塁もイアン・デズモンド、ライアン・マクマホンのコンビで埋める目途を立てているものの、問題は先発ローテとなっています。タイラー・チャットウッドがFAとなったこともあり、ジョン・グレイ、ヘルマン・マルケス、カイル・フリーランドの後が手薄になっています。

先発投手を必要としているチームの数はそれなりにあります。ですが、ヤンキース、ドジャース、ジャイアンツ、レッドソックス、カブスといった資金力のあるチームが、そこには含まれていません。これらのチームでぜいたく税の基準を超過しても良いとしているのはレッドソックスだけで、しかも先発投手は補強ポイントではありません。

カブスはダルビッシュ有との契約、ジェイク・アリエッタとの再契約に関心を示しています。ただ、ジョン・レスター、ホセ・キンタナ、カイル・ヘンドリックスとしっかりしたフロントスターターがいますので、お金に糸目をつけずにエース級が必要という状態でもありません。

トップクラスのスターターに興味を示しているとされるツインズ、ブルワーズはマーケットの規模が大きい球団ではありませんので、出せる金額は先にあげたようなチームには及びません。

先発投手のニースがあるにも関わらず、ダルビッシュ有、ジェイク・アリエッタ、ランス・リン、アレックス・カッブといったFA先発投手の契約が、決まらないのはこうした市場の状況も影響を与えています。

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