“24歳以下でベスト”のメジャーリーガーは?ニューヨーク・ポスト名物記者がランキング

2016年のメジャーリーグのMVPはア・リーグがエンゼルスのマイク・トラウト、ナ・リーグがカブスのクリス・ブライアントと25歳の若い2人が選出されました。

マイク・トラウトは打率.315/29本塁打/100打点/出塁率.441/長打率.550/OPS.991、30盗塁という成績でMVP選出は2014年に続く2回目となりました。またさらに受賞を逃した2012年、2013年、2015年にはMVP投票で2位となるなど、この世代ではNO.1のスタープレイヤーとしての地位を確立しています。

クリス・ブライアントは2シーズン目となった2016年に打率.292/39本塁打/102打点/出塁率.385/長打率.554/OPS.939という昨年の新人王に続いてスタープレイヤーの階段をしっかりと登っています。

このように若い25歳の選手がMLBのMVPを獲得しているのですが、これよりも若い選手でスターの階段を登り始めている選手たちが多くいます。

そのような選手たちをランキングするのは容易なことではないのですが、ニューヨーク・ポストの名物記者であるジョエル・シャーマン氏が”Ranking MLB’s loaded future: The 10 best stars under 25″という記事で10名を選びランキングしています。

そのシャーマン氏によるランキングとコメントの要約は以下のとおりとなっています。

1. マニー・マチャド(オリオールズ・7月6日で25歳に)

素晴らしいサードの守備力を持つマチャドはJJハーディが離脱したショートでも素晴らしい守備を見せた。昨年は78本の長打を打っているが、本拠地のカムデンヤーズにアシストされていると考えるかもしれない。だが彼はロードでの方がOPSが良い。もしかしたら2018-19のFA市場ではハーパー以上に多くの注目を集めるかもしれない。

2. ムーキー・ベッツ(レッドソックス・10月7日で25歳に)

彼はセカンドから外野に転向して多くの時間が立っていないがライトでゴールドグラブ賞を獲得した。31本塁打という長打力と26盗塁というスピードを兼ね備える。体も頑丈でチームに貢献する意識の高いプレイヤー。2016年のMVP投票ではトラウトに次ぐ2位。

3. コーリー・シーガー(ドジャース・4月27日で23歳に)

身長193センチはショートストップにしては大きすぎるという懸念の声を払拭した。コンスタントに30-40本塁打を打てる打者になろうとしている。左投手には214打席でOPS.722とイマイチだが、22歳以下の選手で同様の対戦回数でシーガーより良かった左打者はデリノ・デシールズ、ベン・グリーブ、ケン・グリフィー・ジュニアだけだ。

4. ブライス・ハーパー(ナショナルズ・10月16日で25歳に)

良い方にも悪い方にも振れる面がある。彼は2012年に19歳でメジャーデビューを果たす前から天才とされてきたが、健康で素晴らしい成績を残したは1年だけだ。ただ、2015年はとても素晴らしかった。ただ、初の4億ドルプレイヤーになるにはもっとコンスタントに素晴らしい成績を残す必要がある。

5. ノア・シンダーガード(メッツ・8月29日で25歳に)

あまりにも凄いパワーで投げるので、将来的には肩か肘の手術が必要になる投手のリストに入るかもしれないが、完全試合をするかもしれない投手のリストにも入りそうだ。そのような懸念はあるものの昨年のワイルドカードゲームでマディソン・バムガーナーを相手にジャイアンツを7イニング完封した。

6. フランシスコ・リンドーア(インディアンス・11月14日で24歳に)

ポストシーズンでのプレーぶりを見ているとデレク・ジーターを思い出さずにはいられなかった。スイッチヒッターのリンドーアはかつてのジーターよりも守備面で優れている。彼は楽しみながらプレーし、エネルギー、闘争心に溢れ、リーダーシップも持ち合わせ、プレッシャーがかかる場面でもひるまない。これから10年のMLBの顔、MLBの笑顔となるだろう。

7. カルロス・コレイア(アストロズ・9月22日で23歳に)

ジーターがいるなら、Aロッドが私たちには必要だ。背が高く、筋肉で引き締まり、パワーもあり、ドラフトで全体1位指名となることが確実視されたこどなど、コレイアはアレックス・ロドリゲスとアマチュア時代から比較されてきた。新人王となった2015年ほどには2016年は素晴らしくなかったが、コンスタントに35本塁打以上を打つ守備力のあるショートになれるポテンシャルがある。

8. ゲーリー・サンチェス(ヤンキース・12月2日で25歳に)

期待されながら長くマイナーで過ごし、昨年のスプリングトレーニングでも期待にこたえられなかった。しかし、まだ23歳で、最後に2ヶ月に見せたパワーと強肩を思い出して欲しい。

9. トレア・ターナー(ナショナルズ・6月30日で24歳に)

彼の2ヶ月半のパフォーマンスはサンチェスと同様に素晴らしかった。センターを守れ、パワーがあることも証明した。そして今季は本職のショートに戻る。ナショナルズはパドレスとレイズ絡んだ3球団トレードで、主にスティーブ・ソウザを失っただけで、ターナーとジョー・ロスと獲得している。これは大きな成功だ。

10. アーロン・サンチェス(ブルージェイズ・7月1日に25歳に)

このカテゴリーに多くの投手はいない。記しておきたいのはホセ・フェルナンデスが今年の7月31日に25歳になるはずだったことだ。ブルーエイズは2010年ドラフトで34番目にアーロン・サンチェス、38番目にノア・シンダーガードを指名している。彼は昨年先発投手としてフルシーズンを乗り切ったことが、ザンダー・ボガーツ、アディソン・ラッセル、トレバー・ストーリー、アレックス・ブレグマン、マイケル・フルマー、ルーグネッド・オドーア、バイロン・バクストン、アレックス・レイエスよりも高い評価となっている理由だ。

という10名が選ばれています。

マニー・マチャドは打率.294/本塁打37/打点96/出塁率.343/長打率.533/OPS.876と2016年に結果を残し、2015年も35本塁打、86打点、OPS.861と素晴らしいため文句のないところです。

一時は2015年に打率.330/本塁打42/打点99/出塁率.460/長打率.649/OPS1.109でMVPとなったブライス・ハーパーが評価で圧倒していましたが、それ以外のシーズンでは20-24本塁打程度のシーズンとなっていますので、手放しの評価は難しくなりつつあります。

それでも1年目から安定した成績を残し続けて、すでに5シーズンをメジャーで過ごしていますので選出されるのは妥当なところです。

少々、疑問が残るのはゲーリー・サンチェスとトレア・ターナーの2人です。

ゲーリー・サンチェスは53試合で打率.299/本塁打20/打点42/出塁率.376/長打率.657/OPS1.032という成績で素晴らしかったのですが、試合数がやはり少ないです。

トレア・ターナーは73試合打率.342/本塁打13/打点40/出塁率.370/長打率.567/OPS.937とこちらも素晴らしい成績でしたが、シーズンの半分しか過ごしていません。

一方のザンダー・ボガーツは守備に課題がありはしますが、2015年には156試合で打率.320、2016年は157試合で打率.294/本塁打21/打点89/出塁率.356/長打率.446/OPS.802とシーズンを通じての結果を残しています。

またルーグネッド・オドーアは150試合で打率.271/本塁打33/打点88/出塁率.296/長打率.502/OPS.798とフリースインガーの傾向はあるものの、二塁手として素晴らしい打撃を見せています。

ゲーリー・サンチェスは確かにインパクトのある数字を残していたのですが、研究されはじめていた9月以降は28試合で9本塁打も、打率.225、三振は3打席に1回に近い割合になりました。

特に最後の2週間では打率.190、最後の1週間の5試合では打率.118/出塁率.250/長打率.294/OPS.544、20打席で7三振と粗さが目立つことになりましたので、残っている数字は期間限定ものと言わざるをえません。

トレア・ターナーはサンチェスよりも出場数も多く、終盤に数字が落ちるようなこともなかったため、まだ数字を評価できますが、それでもフルシーズンのものではありません。

ゲーリー・サンチェスとトレア・ターナーはプロスペクトとしてマイナー時代に評価されてきた才能の片鱗をメジャーレベルで見せたという点では評価できますが、メジャーでフルシーズンの実績を持つ選手よりも高くランクするのは個人的にはやや疑問を感じるところはあります。

それ以外には概ね同意できる選手が選ばれている印象のランキングでした。

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