優勝を狙う10チームの補強ポイントは?MLB公式サイトのリポーターが分析

2018年のウェーバー公示なしのトレード期限まで残り2ヶ月となりました。

すでにマリナーズがアレックス・コロメ、デナード・スパンを獲得するトレードを成立させていますが、同様に早い段階での補強が活発になるとの予想が多くあります。

6月のドラフトが終わった後には、活発化する可能性もあるトレード市場ですが、MLB公式サイトのリポーターであるリチャード・ジャスティス氏が「優勝を狙う10チームの補強ポイント」をリストアップしています。

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5月の時点で補強ポイントが明確になっている10チーム

リチャード・ジャスティス氏が記事を書いた時点で地区首位のチームと、そこから4.5ゲーム差に入っているチームが合計で20チームにも達しています。この20チームが地区優勝を狙える位置につけていることになるのですが、ジャスティス氏はすでに補強ポイントが明確になっている10チームについて分析しています。

以下はその内容の要約です。


1. ヤンキース:先発投手

17勝1敗の快進撃の後、先発投手が1試合平均で5点以上失っている。幸いなのはレンジャーズからコール・ハメルズ、もしくはタイガースからマイケル・フルマーを獲得できる層の厚いファームを持っていることだ。

2. ダイヤモンドバックス:攻撃力のある野手

A.J.ポロック、スティーブン・ソウザ・ジュニア、ジェイク・ラムが負傷し、ポール・ゴールドシュミットが不振に陥っていたため、5月のダイヤモンドバックスはメジャーで最も得点が少なかった。マイク・ヘイズンGMはシーズンオフにマニー・マチャドのトレード交渉を行っている。

3. ドジャース:二塁手 or 外野手

クレイトン・カーショーを欠いた状態でもメジャーでベストの一つと言える投手陣を軸に優勝争いに復帰した。ジャスティン・ターナーが戦列に戻ってから、マット・ケンプ、ジョク・ピーダーソン、クリス・テイラーの打撃も好調に。それでもなお10月を勝ち進むために打線の強化を必要としている。オリオールズのマニー・マチャド(遊撃/三塁)、ツインズのブライアン・ドージャー(二塁)、アスレチックスのクリス・デービス(外野)などがフィットする。

4. レッドソックス:先発投手

100勝に達するペースでメジャー最高勝率を記録している。しかし、先発ローテーションは不安定で、ファームが手薄になったこともあり、それを補強するだけの選手層もない。デビッド・プライスとリック・ポーセロが安定してくれば、ポストシーズンでは、かなり手強い先発ローテとはなる。ハメルやフルマーなどは候補にならないだろうが、マーリンズのカレブ・スミス(49回1/3:防御率3.83、年俸109万ドル)などは良いかもしれない。

5. インディアンス:リリーフ投手

アンドリュー・ミラーのDLからの復帰がブルペンの安定化につながることを期待していたが、本人のパフォーマンスもイマイチで、再びDLに戻ってしまった。アンドリュー・ミラーとコディ・アレンのコンビゆえに95勝できるチームと予想されていたが、ミラーを欠くと脆さが露呈。今季終了後にFAとなるジェウリス・ファミリアなどは良いターゲットになる可能性。

6. エンゼルス:リリーフ投手

朗報なのはザック・ブリットン、ブラッド・ハンドといったビッグネーム以外にも、質の高いインパクトのあるリリーフ投手が市場にいることだ。エンゼルスは安定した先発ローテと攻撃陣を持っている。ただ、質の高いリリーフ投手を2人もしくは1人獲得できないと厳しい戦いに。パドレスがブラッド・ハンドを手放す決断をしたら、エンゼルスが最初に乗り出すかもしれない。

7. カージナルス:リリーフ投手

主力の負傷や打線とブルペンの不安を考えれば、良いシーズンのスタートを切っていると言える。強みである先発ローテで乗り切ること望んではいるが、グレッグ・ホランドが機能していないため、リリーフ投手の獲得に動くかもしれない。ロイヤルズのケルビン・ヘレーラなどはフィットする。

8. メッツ:長打力のある野手

メッツはダイヤモンドバックスに次いで5月に得点が少ないチームに。ブルペンも時折不安定になるが、サンディ・アルダーソンGMの最大の懸念は攻撃陣だ。トッド・フレイジャー、ヨエニス・セスペデスの復帰やホセ・バティスタの獲得で問題は解決するだろうか?ジョシュ・ドナルドソンを獲得し、トッド・フレイジャーをファーストに回すという補強はフィットする。

9. フィリーズ:攻撃面のグレードアップ

最もサプライズを起こしているチームは打線の補強を必要としていて、マニー・マチャドの獲得に本腰を入れるべき。シーズンオフにマニー・マチャドと長期契約を結べる余力もある。マチャドはポストシーズン進出にチームを押し上げる「違い生み出す選手」として期待できる。

10. ジャイアンツ:先発投手

もしマディソン・バムガーナーとジョニー・クエトが良い状態で戦列に復帰できれば、ポストシーズンに向けて勝負をかけるだろう。ただ、クエトの復帰のめどは立っていないので、先発ローテの補強に動くことが予想され、パドレスのタイソン・ロスなどが候補となるか。


上記にリストアップされている以外で、優勝を狙える位置にいるチームは、アストロズ、ナショナルズ、ブルワーズ、マリナーズ、カブス、ロッキーズ、パイレーツ、ツインズなどがいます。

アストロズとナショナルズはブルペン、ロッキーズは一塁手などの補強が望ましくはありますが、チーム内の選択肢で解決できる可能性があるロースターではあります。

ブルワーズはリリーフ陣は防御率2.45で両リーグトップですが、先発ローテは防御率4.21で両リーグ21位となっています。

ツインズのシーズン開幕前の不安は投手陣で、強力な打線でカバーする構想でした。しかし、蓋を開けてみれば投手陣は防御率4.21で両リーグ18位と及第点ですが、攻撃陣は両リーグ29位の193得点、OPS.696が同24位と低迷しています。勝率5割を切っている状況ですが、地区首位のインディアンスも5割前後のため、復調する前に打線のテコ入れができればという状況です。

パイレーツは得点が両リーグ8位にランクされていますが、投手陣は防御率4.13で16位ともうひと押しが欲しい状態です。

カブスはリリーフ陣が防御率2.66で両リーグ3位、打線もチーム得点263で5位と安定していますが、先発ローテは同3.76で8位と顔ぶれからすると物足りないところがあります。

オフに補強したダルビッシュ有とタイラー・チャットウッド、昨シーズン中に獲得したホセ・キンタナの3人が安定感を欠いているのが原因ですが、基本的には実績のあるダルビッシュ、キンタナの復調に期待することになります。動きがあるとすればアディソン・ラッセルが物足りないショートですが、ハビアー・バエズなどを守らせることもできるため、補強の必要性は高くありません。

マリナーズはロビンソン・カノ、ディー・ゴードンの主力2人に、シーズン開幕前にブルペンの重要なパーツとして期待していたアダム・ウォーロック、トニー・ジックを失っていることもあり、早々にブルペンの補強に動きました。
先発ローテは、次第に安定感を増しつつありますが、フェリックス・ヘルナンデスが衰えを隠せない状態のため、ジェームズ・パクストンに続くNO.2が不在とも言える状態です。フェリックス・ヘルナンデスの復調、岩隈久志の復帰などの状況が芳しくない場合には補強に動く可能性がありそうです。

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