マイク・ズニーノが好調でマリナーズの正捕手に復帰!ドラフト全体3番目指名の本領発揮か

Seattle Mariners Top Catch

シアトル・マリナーズの低迷が長期化している大きな原因として、高い順位でドラフト指名した選手たちが、マイナーでは良かったものの、メジャーで活躍できなかったことが挙げられます。

2009年に1巡目全体2番目でダスティン・アクリー、同年の全体27番目でダスティン・アクリー、2010年にタイフアン・ウォーカーを全体43番目、2011年にダニー・ハルツェンを全体2番目、マイク・ズニーノを全体3番目と指名してきましたが、主力になりきれない状態が続いていました。

それでも前GMのジャック・ズレンシックGMはこだわってチームに残してきたのですが、すでにニック・フランクリンとダスティン・アクリーはトレードで放出され、ダニー・ハルツェンは2度目の左肩の手術を受け、キャリアそのものが危うくなっています。

そのような中、マイナーで経験を積み直したマイク・ズニーノが全体3番目指名されたポテンシャルを開花させる兆候を見せ始めています。

マイク・ズニーノは2012年5月にドラフト指名され、2013年にはメジャーデビューをするなど急ピッチで昇格しました。

2014年は131試合で22本の本塁打を打ったものの、打率.199/出塁率.254/長打率.404/OPS.658、476打席で158三振と粗さが目立ちました。

そして2015年は112試合で打率.174/出塁率.230/長打率.300/OPS.530と悪化し、386打席で132三振、本塁打は11本とメジャーで起用するには耐えられない数字となりました。

それでもディフェンス面で良ければ起用もできたのですが、配球のリード面を酷評され、地元メディアからは監督のロイド・マクレンドンがサインを出したほうが良いのではとまで言われる状態でした。

他の1巡目指名選手と同様に大きな期待はずれとなりつつあったマイク・ズニーノですが、ジェリー・ディポトGMがクリス・アイアネッタなどのベテラン捕手を獲得することで、シーズン開幕からマイナーで磨き直す時間を得ることができました。

今年は3Aタコマで79試合に出場し打率.286/本塁打17/打点57/出塁率.376/長打率.521/OPS.898と活躍したことで再びチャンスを得ることができました。

そのマイク・ズニーノはメジャー再昇格後に安定したパフォーマンスを見せ始め、クリス・アイアネッタから正捕手のポジションを奪い返すところまできています。

マイク・ズニーノの復帰後の成績は26試合75打数とサンプルは少ないものの打率.280/出塁率.396/長打率.707/OPS1.102で、9本塁打、21打点と素晴らしいものとなっています。

特筆すべきは三振が減り、四球が増えたことです。

四球率は2014年の3.57%、2015年の5.44%から10.99%に、三振率は33.19%と34.20%から24.18%といずれも改善されています。

監督のスコット・サーバイスも以下のように話しています。

“A really nice at-bat, not trying to do too much. He’s so strong and talented, if he just gets the good part of the bat on it, good things happen.”

引用元:Zunino’s confidence soars with sustained success

力任せの無理矢理なバッティングをしなくなったこと、元々パワーと才能があるのだからパットの良いところに当てることができれば、良いことが起こると評価しています。

マリナーズで期待された選手たちに総じてある傾向だったのですが、必要以上に力を入れてパットを振るため、あたった時には飛ぶものの三振が非常に多くなっていました。

これはマリナーズ全体の問題でもあったのですが、ブラッド・ミラーがレイズで打率.263/出塁率.319/長打率.524/OPS.843で25本塁打とブレイクしているのを見ると、育成面に問題があったことを否定できません。

ジェリー・ディポトGMになってからファームの育成に力を入れているのですが、ジェームズ・パクストンもファームで経験を積み直してから、球速が向上しメジャー屈指の高速左腕投手になったり、クローザーのエドウィン・ディアスを発掘するなど一定の成果をおさめています。

現在のマリナーズは主力選手がベテランばかりで、サードのカイル・シーガー、ショートのケーテル・マルテくらいしか将来的な展望として期待できない状況です。

再建モードと言える時期を通過しながら、結果としてロースターがベテランばかりという完全な失敗をしてしまったマリナーズです。

仮に今年ポストシーズンに進んだとしても、タイファン・ウォーカー、ジェームズ・パクストンとともにマイク・ズニーノが期待されたポテンシャルを発揮しなければ、再び再建モードに移行しないといけなくなります。

2013年シーズン開幕前にはベースボール・アメリカがMLB全体17位、MLB公式サイトが23位、ベースボールプロスペクタスが33位にランクするほど、メジャー全体でも期待されていたマイク・ズニーノです。

そのマイク・ズニーノの成績は今年のポストシーズンはもちろんのこと、数年にわたるチームの構想にも影響をあたえるため、今後のパフォーマンスが注目されます。

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