マイアミ・マーリンズの年俸総額と2016年シーズンに向けた補強の展望

Miami Marlins Top Catch

ジャンカルロ・スタントンとの13年3億2500万ドルの長形契約を皮切りに、積極的な補強を行ったマイアミ・マーリンズでしたが、期待されたようには機能せず地区3位とはなったものの、71勝91敗と大きく負け越してシーズンを終えることになりました。

すでにイチローが新たに2016年が200万ドルで、2017年に200万ドルで契約更新できる選択権をマーリンズがもつ内容で契約延長をしています。

3000本安打まで残り65本となり、来季もテレビ中継が多くなる個ことが確実なマーリンズですが、2003年以来のポストシーズンを狙えるチームとなるのか、その動向が注目されます。

そのマイアミ・マーリンズの2016年シーズンの年俸総額、抱えている長期契約、ロースター編成、補強ポイントなどについてまとめていきます。

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マイアミ・マーリンズが抱える2016年シーズン以降も残る長期契約と年俸総額について

マイアミ・マーリンズが抱える2016年シーズン以降も残る長期契約と確定している年俸による年俸総額、そして年俸調停権を有する選手をまとめた表は以下のとおりとなっています。

Miami Marlins Contracts Obligations_151116

2015年シーズン開幕時の年俸総額は6900万ドルとされているのですが、2015年11月18日時点で来季の契約が確定しているのがG.スタントンの900万ドル、C.イェリッチの100万ドル、M.プラドの1100万ドル、M.ダンの345万ドル、イチローの200万ドルとなっています。

さらにジャロッド・サルタラマッキアの残契約分の800万ドルが加わるのですが、マーティン・プラドの年俸のうち300万ドルをヤンキースが負担することになっていますので、それらを合計すると、3145万ドルとなっています。

ここに年俸調停権を有する選手の年俸が加わることになるのですが、2015年の時点で1464万ドルとなっています。

デビッド・ゴードン、デビッド・フェルプスなどの年俸が増加することが確実なため、おおよそ2000万ドルは見積もる必要がありそうです。

この2000万ドルを加えると、すでに年俸総額は5145万ドル程度は固定されていることになります。

2016年のマーリンズの予算は数字が明らかにはされていないものの8000万ドルが上限とされていますので、3000万ドル弱の予算しかないと見られています。

マーリンズは収入増をはかるためにマーリンズパークのネーミングライツを売りに出していて開幕までには見つかるのではないかと予想されています。

さらに2020年に契約が切れるローカル放映権についても交渉を行っていて、2017年から改定された金額での放映権料を手にするよう働きかけているとされていますので、収入増による予算の拡大が期待できる状況になりつつあります。

しかし、どちらにしても2016年シーズンに向けた補強予算が大幅に増えるとは考えにくく、FAでは中堅クラス以下の選手かトレードで補強を模索することになると考えられています。

2016年シーズンのロースター編成と補強ポイント

マイアミ・マーリンズからFAとなった選手は以下のとおりです。

【FAとなった選手】

  • ジェフ・マシス(捕手)
  • ケーシー・マギー(内野手)
  • ドン・ケリー(内野手)

これらの選手がFAとなったシーズンオフ開始時点で予想される2016年のロースター編成、スターティングラインナップは以下のとおりとなっています。

【スターティングラインナップと控え野手の編成】

  • 捕手:J.T.リアルミュート
  • 一塁手:ジャスティン・ブール
  • 二塁手:ディー・ゴードン
  • 三塁手:マーティン・プラド
  • 遊撃手:アデイニー・エチェバリア
  • 左翼手:デレク・ディートリック
  • 中堅手:クリスチャン・イエリッチ
  • 右翼手:ジャンカルロ・スタントン
  • 控え:コール・ギレスピー(外野手)、イチロー(外野手)

本来であればここにマーセル・オズナの名前を入れるべきですが、トレードの交換要員になる可能性が高いと目されているため、この時点では外してあります。

バックアップ捕手を務めていたジェフ・マシスがFAとなったのですが、マーリンズは再契約を積極的に働きかけています。

ジェフ・マシスはクラブハウスでの信頼が厚いリーダーシップのある選手で、正捕手となったJ.T.リアルミュートのメンターも務めていたようです。

攻撃面では打率1割台と期待できないのですが、投手をリードしたり、メンタル面でのサポートなど守備面での評価が高く、マーリンズは連れ戻したい意向です。

ただ、FA市場で捕手の人材が不足していますので、他球団がマシスに声をかける可能性が高く、再契約の完全なメドはついていませんので、うまくいかない場合にはベテラン捕手が補強ポイントとなります。

また、ファーストのジャスティン・ブールとプラトーンを組める、もしくはバックアップが出きる右打ちの一塁手も補強ポイントとなっています。

続いて投手陣の布陣は以下のとおりとなっています。

【先発ローテーションの編成】

  • 先発1:ホセ・フェルナンデス
  • 先発2:トム・コーラー
  • 先発3:ジャレッド・コザート
  • 先発4:未定
  • 先発5:未定
  • 故障:デビッド・フェルプス、ヘンダーソン・アルバレス

【ブルペン陣の編成】

  • クローザー:A.J.ラモス
  • セットアップ:カーター・キャップス
  • リリーフ:マイク・ダン、ブライアン・モリス、カイル・バラクラフ、ブライアン・エリントン

野手陣がほぼ陣容が固まっているのですが、投手陣で補強が必要な状況です。

特に先発ローテの投手が不足しています。

2015年のマーリンズで100イニング以上を投げた先発投手はトム・コーラー(187.1回)、ダン・ヘイレン(129.0回)、デビッド・フェルプス(112.0回)の3人だけでした。

このうちダン・ヘイレンはトレードとなり、フェルプスは右腕の故障で8月に故障者リスト入りした後は投げていませんので、現時点で計算できるのはトム・コーラーだけとなっています。

エースのホセ・フェルナンデスはトミー・ジョン手術からシーズン途中に復帰した段階で、まだ64.2回しか投げていません。

2016年シーズンは投球イニングに制限をかけることになる見込みで、それが170-180イニング程度になると考えられています。

ヘンダーソン・アルバレスも故障から復帰の途上で、回復が思わしくない場合は契約を提示しないノンテンダーとされるとも予想されていますので、先発投手の頭数がかなり足りない状況となっています。

そのため先発投手を1人、もしくは2人を獲得する必要があると考えられています。

ただ、先に述べたように大きな予算があるわけではありませんので、FAでは中堅クラスの先発投手が候補となりダグ・フィスター、マイク・リーク、ヨバニ・ガヤルド、J.A.ハップ、イアン・ケネディ、ティム・リンスカム、アーロン・ハラングらの名前が挙がっています。

ただ、それらの選手の中でもクオリファイング・オファーを拒否した投手に関してはドラフト指名権を失う問題があり、フロントはそれは避けたいと考えているようなので、FA市場でトップスターターを獲得する可能性は低そうです。

トレードであれば質の良い先発投手を獲得する可能性がありますが、すでに昨シーズンオフに多くのプロスペクトを放出したため、交換要員はホセ・ウレーニャなどの上位のプロスペクトとなり、そこまで踏み込めるかは微妙ではあります。

ただ、マーセル・オズナを含めてのトレードであれば、質の良いスターターを手にできるのではないかとも考えられていますので、オズナを中心としてトレードの動きに注目したいところです。

予算には制限があり、プロスペクトの層も昨シーズンオフよりは薄くなっていますので、十分な戦力を整えるためには、クリエティブな動きが必要となりそうです。

リリーフ投手ではクローザーを務めれるような投手を獲得したいようですが、先発投手の補強の優先順位が高いため、その動向次第に左右されることになりそうです。

ナ・リーグ東地区はメッツが若い投手陣によって上昇気流にあるものの、ナショナルズはFAで主力選手を多く失い、ブレーブスとフィリーズは再建モードに移行していますので、チャンスがあるディビジョンではあります。

ポストシーズンを狙えるようなチームにするための本格的な補強が行われるのか?それともお茶を濁す程度の補強にとどまるのかが気になるマイアミ・マーリンズのシーズンオフです。

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