メッツはデグロムの放出は消極的も・・・シンダーガード、ウィーラーにはトレードの可能性

2018年シーズンが「落胆」と言わざるを得なくなっているのがニューヨーク・メッツです。

インディアンスで名投手コーチとして名を馳せたミッキー・キャラウェイを監督に迎え、ジェイコブ・デグロム、ノア・シンダーガードらを筆頭とした強力な先発ローテを軸に地区制覇への期待が高まるシーズン開幕でした。

しかし、蓋をあけてみれば34勝49敗で地区首位とは14.0ゲーム差、ワイルドカードは12.5ゲーム差とポストシーズンは絶望的な状態でシーズンの半分を終えることになりました。

スポンサーリンク

メッツの先発投手が多くの球団から関心を集める

メッツのファームは選手層が薄くなっていて、同地区のライバルであるブレーブス、フィリーズの両球団とは大きな差があります。なおかつ、メッツはオーナー側の意向により年俸総額を抑制しようとしているため、今年のチャンスを逃した場合には再建期への移行も検討せざるを得ません。

すでに2018年にポストシーズンに進出することは難しくなったため、焦点は「どの主力選手を放出するのか?」「どのような選手を見返りとして獲得しファームを充実させるのか?」というものに移っています。

そのメッツの中でも多くの球団から関心を集めているのが投手陣で、特に先発ローテのジェイコブ・デグロム、ノア・シンダーガード、ザック・ウィーラーらの名前が上がっています。

その中でも一番人気は17試合107回1/3で防御率1.84、奪三振134、与四球28、WHIP1.02のジェイコブ・デグロムです。このジェイコブ・デグロムにはヤンキース、ブルワーズなどを含む多くの球団が関心を示しているようです。

以下はMLB公式サイトの記事からの引用です。

Jacob deGrom is the top prize on the starting pitching market, and he’s drawing strong interest from a slate of contending teams. But some who have talked to Mets personnel have come away feeling that the Mets won’t end up trading their ace.

先発投手のトレード市場でジェイコブ・デグロムが最大の注目株となっていて、優勝を争う球団からかなり強い関心を集めていることが伝えられています。ただ、メッツの関係者にコンタクトした人々は、最終的にはジェイコブ・デグロムの放出までは踏み切らないのではないかという感触を得ているようです。

MLB Network insider Jon Heyman, in a radio interview with WFAN’s Joe Benigno on Thursday, said, “There are a lot of eyes on the Mets now. A lot of teams. … I think every team that needs pitching is hoping — praying — that deGrom could be available.”

That includes clubs like the Yankees and Brewers. They’re just not sure that deGrom will be available. And if he is, he would come at a very high price. Heyman said that he doesn’t think deGrom will be traded, and that a deal for Noah Syndergaard or Zack Wheeler would be more likely.

MLBネットワークのインサイダーであるジョン・ヘイマン氏が「多くの球団、先発投手を必要としている全ての球団がジェイコブ・デグロムのトレード交渉が可能になること期待していると考えられる」と述べています。

その球団の中にはヤンキースとブルワーズが含まれているものの、同時にそれらの球団はデグロムのトレード獲得が可能なのかどうか確信を得てはいないこと、もしトレード交渉が可能であっても、要求されるプロスペクトの質はかなり高いものとなることが付け加えられています。

ヘイマン氏個人は「デグロムのトレード放出の可能性は低い一方で、ノア・シンダーガード、ザック・ウィーラーのトレードの方が可能性が高い」と述べています。

ジェイコブ・デグロムは味方打線の援護がないため5勝4敗という成績になっていますが、それ以外の数字はサイ・ヤング賞にふさわしいものとなっています。さらに年俸は740万ドルとリーズナブルで、32歳になる2020年まで契約をコントロールできるため、トレード交渉でかなり質の高いプロスペクトをメッツが要求することが確実です。

ノア・シンダーガードは健康面に不安があるものの、しっかりとマウンドに立てるときのパフォーマンスは素晴らしく、11試合64回2/3で防御率3.06、WHIP1.18、奪三振率10.8、与四球率1.8と相手をねじ伏せることのできる投手です。年俸は297万5000ドルと安く、28歳のシーズンとなる2021年までの3シーズンもコントロールできるため、健康面の不安を割り引いてもメッツが多くの見返りを手にできることが予想されます。

ザック・ウィーラーは16試合95回で防御率4.36、WHIP1.31、奪三振率8.6、与四球率3.3と、デグロム、シンダーガードほどインパクトのある成績を残しているわけではありません。ただ、年俸は190万ドルと格安で、29歳となる2019年シーズンまで契約をコントロールできます。
さらに登板を重ねるたびに状態が上がっているのも好材料で、直近の3試合では20回1/3を投げて、防御率2.66、WHIP0.98、奪三振率8.4を記録しています。

地区優勝、ワールドシリーズ制覇が視野に入っていて、先発投手が補強ポイントとなっている球団にとって、ジェイコブ・デグロムが理想的なターゲットであることは間違いありません。ただ、支払う代償も大きく、そもそもメッツが本気で交渉に応じるかどうかも不透明です。

ノア・シンダーガード、ザック・ウィーラーの2人には懸念材料があるものの、健康であればフロントスターターとしての力量を持ち、年俸もリーズナブルで、来季も戦力として見込めるため、十分に魅力的な補強候補となります。

現在のトレード市場ではコール・ハメルズ、J.A.ハップがトップクラスになるなど先発投手の人材不足に悩まされています。需要と供給のバランスを考えれば、メッツがトレードで獲得できるプロスペクトの質がかなり高くなる可能性があります。

メッツがどこまで踏み込んだ「セール」を行うのか、トレード期限前に注目したいポイントです。

スポンサーリンク

フォローする

よく読まれています