メッツがトレード期限前の「売り手」に!短期契約のベテランが”セール”の対象に

2016年シーズン開幕時点で、メジャー最強とも言われた先発ローテを抱えていたニューヨーク・メッツでしたが、故障者が続出したことに苦しめられました。

それらの投手が戻ってくることで、2017年シーズンでの躍進が期待されていたメッツでしたが、再び故障者続出に泣かされました。

ノア・シンダーガード、ザック・ウィーラー、マット・ハービー、そしてトミー・ミローンと先発ローテ投手が故障者リストに入り、さらにクローザーのジェウリス・ファミリアも60日間の故障者リストに入っていて、復帰は9月になると見込まれています。

野手に関しては、すでに復帰しているもののヨエニス・セスペデスも長期離脱し、現在はニール・ウォーカー、デビッド・ライト、フアン・ラガーレスが故障者リストにはいるなど、伝染病のように故障者が続出しているメッツです。

その結果、31勝41敗と負け越し、首位のワシントン・ナショナルズとは12ゲーム差の地区4位、ワイルドカードにも14.5ゲーム差と、故障者続出で追いかけるには難しい程の差が開いてしまいました。

そのため売り手になる可能性が高まっていたのですが、その方向性がより明瞭になってきています。

ESPNのバスター・オルニー氏がツイッターで以下のように伝えています。

Sources: Mets open for business now, willing to listen to offers for Granderson, Addison Reed, Bruce, Cabrera, etc. Far behind in races.

引用元:Buster Olney Twitter

メッツはトレード交渉に応じる方針となり、カーティス・グランダーソン、アディソン・リード、ジェイ・ブルース、アズドルバル・カブレラなどの契約があまり残っていないベテラン選手へのオファーに耳を傾けるようです。

36歳のカーティス・グランダーソンは4年6000万ドルの契約最終年で、今季の年俸は1500万ドルとなっています。打率.225/出塁率.315/長打率.437/OPS.752、9本塁打と褒められた打撃成績ではありませんが、今年もセンターを守るなど外野の3つをカバーできます。球場によっては長打力がより生きる可能性があります。

28歳のアディソン・リードは36回1/3で防御率2.72、11セーブ、WHIP1.16、奪三振39とジェウリス・ファミリア不在の穴を埋めています。2013年に40セーブ、2014年に32セーブとクローザーとしての経験もあり、セットアップとしても起用できるため、ブルペンを補強したいチームの関心を集めることになりそうです。今季の年俸は775万ドルで、今季終了後にFAとなります。

30歳のジェイ・ブルースは昨シーズン途中にトレードで獲得しましたが、シーズンオフにはトレード要員となっていました。しかし、トレードは実現せずに迎えた今季は68試合で打率.269/出塁率.340/長打率.541/OPS.881、19本塁打と打撃は好調のため、外野、一塁、指名打者で長距離砲が欲しいチームにとって魅力のある選手です。ネックは今季の年俸が1300万ドルと安くないことですが、シーズン途中であれば負担金額は下がっていますので、多くのチームが関心を示すと予想されます。

31歳のアズドルバル・カブレラは2年1850万ドルの最終年で、今季は825万ドルで、来季は同じく850万ドルのチームオプションとなっています。ただ、バイアウトが200万ドル設定されていますので、獲得するチームはそれを考慮する必要があります。打率.244/出塁率.321/長打率.392/OPS.713、6本塁打と際立って良い数字ではありませんが、二塁と遊撃を守れるミドルインフィルダーとしては悪くはありません。

これらの選手の名前をオルニー氏は挙げているのですが、”etc”と書いているように、他にもルーカス・デューダ、ホセ・レイエス、ジェリー・ブレビンスらも候補となると考えられます。

31歳のルーカス・デューダは今季の年俸が725万ドルで、シーズン終了後にFAとなります。50試合で打率.242/出塁率.359/長打率.533/OPS.892、12本塁打とパワーは健在なところを見せていて、一塁や指名打者を補強ポイントとしているチームが関心を示すと予想されます。

ホセ・レイエスの今季の年俸は2200万ドルなのですが、メッツが負担しているのは50万7500ドルだけで、残りはリリースしたロッキーズが支払います。そのためメッツからトレードで獲得するチームはメジャー最低年俸の負担だけですみます。遊撃など内野をこなせるのは良いのですが、打率.193/出塁率.265/長打率.321/OPS.586と低迷しています。最低年俸ですむユーティリティプレイヤーとしての位置づけであれば、関心を示すチームがあるかもしれません。

31歳のニール・ウォーカーは1年1720万ドルクオリファイング・オファーを受諾してメッツに残留した今季は、打率.270/出塁率.352/長打率.468/OPS.820、9本塁打という成績で、二塁手としては十分なものでした。ただ、足の故障で離脱し、復帰が8月にずれ込むと見込まれているため、7月のトレード期限前の放出は微妙です。ただ、年俸を考えるとウェイバーにかけた時にクレームするチームが多くはないと考えられますので、8月以降にトレードの動きがあるかもしれません。

33歳の左腕リリーバーであるジェリー・ブレビンスは、1年650万ドルの契約と2018年に700万ドルで契約できるチームオプションが残っています。37試合24回1/3で防御率2.22、奪三振36、WHIP1.11と安定した成績を残しています。特に左打者には強く今季の成績は被打率.103、被長打率.103、被OPS.265と圧倒的なものです。ポストシーズンを狙うチーム、ワールドシリーズ制覇を狙うチームにとっては、喉から手が出るほど欲しい対左打者のスペシャリストとなりますので、争奪戦になる可能性が高いブレビンスです。

魅力ある選手が多く市場に出ることになりますので、トレード補強の動きが一気に活発化することになりそうです。

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