メッツの補強資金枠は3000万ドル(34億円)に・・・オーナーの意向で年俸総額は抑制へ

ニューヨーク・メッツは再建途上にあった2015年に地区優勝を果たした後に、ポストシーズンを勝ち進みワールドシリーズまで進出しました。若い有望な先発投手が多く台頭してきたこともあり、黄金時代の到来を予感させました。

しかし、2016年はワイルドカードでポストシーズンに進むにとどまり、しかもワイルドカードゲームで敗退。2017年は70勝92敗で地区4位に沈むなど、期待された方向とは大きく異る結果に終わりました。

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サンディ・アルダーソンGMは、2017年に勝負をかけるためにオーナーサイドを説得し、年俸総額を球団史上最高額となるところまで膨らましました。

しかし、早々にポストシーズンが難しくなったこともあり、当初にオーナーと約束していたとおりに年俸削減に動き、アディソン・リード、ルーカス・デューダらをトレードで放出していきました。

元々、年俸総額を増やすことに乗り気ではなかったオーナーサイドは、2017年の失敗の影響があるため、その方向性をより堅持する姿勢のようです。

ニュースデイのマーク・クレイグ氏が以下のように伝えています。

The Mets pushed payroll up to $155 million at the start of last season, which ended in disappointment despite lofty expectations. This year, general manager Sandy Alderson has already indicated that payroll will come down, with the Mets insisting that a minor reboot will be enough for them to build a contender.

「昨シーズン開幕時には1億5500万ドルまで年俸総額を増やし、大きな期待がよせられたが落胆のシーズンに終わった。今年に関して、サンディ・アルダーソンGMはメッツにはマイナーな補強で十分に優勝を争えるチームにできると主張し、すでに年俸総額を削減することを示唆している」

92敗のシーズンを終えたばかりですが、年俸総額を削減する方向性で大きな不安を感じさせるところがあるのですが、大幅な補強をしなくても十分に優勝を狙えるから問題ないとGMは説明しています。

ただ、実際には埋めるべき穴はいくつかあることを考えれば、十分な補強資金が残っているとは考えにくいとマーク・クレイグ氏は述べています。

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同じ記事からの引用です。

But with payroll once more an issue — a constant source of fan frustration during the era of Wilpon ownership — will the numbers add up?

With free agency beginning on Monday, the Mets figure to have approximately $30 million to spend on plugging holes in the lineup, the bullpen and possibly the starting rotation. It’s not a sizable war chest given the team’s multiple needs.

メッツはニューヨークという大きなマーケットがあるにも関わらず、オーナーのウィルポンは出来る限り年俸総額を抑制しようとしていて、そのことがファンの不評を買っています。

ですが、このオフは年俸総額を削減する方向性となっています。
マーク・クレイグ氏はこのオフのメッツの状態について「補強資金枠は3000万ドルにとどまるが、ラインナップ、ブルペン、ことによっては先発ローテーションの穴を埋める必要があるかもしれない。そのような複数のニーズがあることを考えると、十分な軍資金があるとは言えない。」と説明しています。

マーク・クレイグ氏は外野と内野の両方で攻撃力のある野手と経験のあるリリーフ投手を必要としているし、先発ローテの投手は健康面に不安があるため、イニングを多く消化できるベテラン先発投手も必要になる可能性を指摘しています。

しかし、予算は3000万ドル程度となりますので、マイク・ムスターカス、J.D.マルティネスなどのトップクラスのFA選手の獲得は難しく、現実的には内野ではエドゥアルド・ヌニェス、外野ではジェイ・ブルースらが候補となるだろうと記事では予想されています。

メッツはアズドルバル・カブレラとジェリー・ブレビンズらの来季オプションを行使した結果、7100万ドル程度がロックされ、さらにジェイコブ・デグロム、A.J.ラモスら年俸調停権を有する選手に4300万ドル、メジャー最低年俸の選手に600万ドルを見込む必要があるため、すでに1億2000万ドルに年俸総額が達しているメッツです。

記事では3000万ドル程度が補強予算とされていますが、アルダーソンGMが具体的に示した金額ではなく、2017年よりもやや少ない金額に抑えることを想定した場合の数字のようです。さらなる圧縮をオーナーサイドから要請されている場合には、さらに低予算で補強をする必要があるかもしれません。

ほころびがあるロースターのバランスを整えるためには、トレードでの補強を視野にいれるべき予算となっていますので、トレード市場での動きのほうがより活発になる可能性があるメッツです。

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