ドジャースが外野手をレッズから獲得!大型トレードへの布石であることをGMが示唆

Los Angels Dodgers Top Catch

ロサンゼルス・ドジャースがクリス・ハイジー外野手をシンシナティ・レッズから獲得し、レッズには交換要員としてマット・マギル投手を出しています。

ドジャースはマット・ケンプ、カール・クロフォード、アンドレ・イーシアー、ヤシエル・プイグの豪華な4人に加えて、2014年に頭角を現したスコット・バンスライクに、トッププロスペクトのジョク・ペダーソンと、6人も外野手がいる状態です。

そこにさらに外野手を加えたことになり、一見すると不可思議な動きにも見えます。

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大混雑の外野にさらに外野手を獲得する理由は?

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クリス・ハイジーは2015年が年俸調停2年目となり、FAとなるまで残り2シーズンとなっている29歳の右投げ右打ちの外野手で、2014年は119試合に出場し、275打数で打率.222/本塁打8/打点22/出塁率.265/長打率.378を記録しています。

2014年の年俸は176万ドルで、2015年は200万ドル前後に上昇すると予想されています。

2011年には120試合279打数で打率.254/本塁打18/打点50/出塁率.309/長打率.487を記録するなど、打率は低く、出塁率も高くないものの、長打力がある選手です。

それでも、ドジャースの外野手の選手層を見れば、クリス・ハイジーの獲得は、レギュラーとしてではなく、バックアップ要員としてのものとしか考えることができず、選手層を厚くするための動きと言わざるをえません。

すでに40人枠にも、アクティブロースター(25人枠)にもメジャーレベルの外野手が多い状態で、さらに選手を加えたことになりますので、普通に考えると理解し難い動きです。

そのためドジャースのファンの間でも、「何をやっているんだ?おかしくなったのか?」との声があがっていました。しかし、この後に大型トレードがあると考えれば、不思議なことではなくなります。

ESPNロサンゼルスのマーク・サクソンは、ファラハーン・ザイディGMが、この動きについて語った内容をTweetしています。

「人を慌てさせたドジャースのマイナーな動きは、後々のより大きい目立った変化をもたらす取引の機会のために、選手層を厚くする目的のものだ」と、ファラハーン・ザイディGMと説明したようです。

つまり、今回のトレードの目的は、後の大きいトレード交渉のため準備としての選手獲得であることを、GMが明言していることになります。

アンドリュー・フリードマン社長も大型契約を残しているマット・ケンプ、カール・クロフォード、アンドレ・イーシアーの3人を、ロースターを若返らせ、年俸総額を抑えるために、トレードに出すことを考えていると語っていましたので、このトレードは、その3人のトレードに向けた準備作業であったと考えられます。

では、誰がトレードの候補となっているのか?ということが気になるところですが、マーク・サクソンは、ファラハーン・ザイディGMの言葉を続けてTweetしています。

「ザイディは、『クラブハウスの関係・雰囲気が私とアンドリュー・フリードマン(社長)のプライオリティで、チームにやってきてから、そのことについて尋ね回っている』と話した。」とのことです。

つまりクラブハウスの雰囲気を良くすることを最優先課題としていることになりますので、クラブハウスにネガティブな影響力のある選手は、トレードの対象となっると捉えることができます。

そうなると誰がその候補になるのか?ということなのですが、マット・ケンプが一番の有力な候補となりそうです。

マット・ケンプがトレードの最有力候補となると考えられる理由

カール・クロフォードは年俸と成績が見合っているとは言いがたいですが、クラブハウスでの態度や人間関係が良いとの評価を得ています。

アンドレ・イーシアーは、2014年にベンチに座ることが多くなったものの、チームの勝利のために、起用法に不平を漏らすことなく対応していたことが評価されています。

しかし、マット・ケンプは残念ながら2014年はドン・マッティングリー監督の起用法にあからさまに不満な態度をとり、険悪な雰囲気になったことがありました。

マット・ケンプのセンターとしての守備が不安定だっため、ドン・マッティングリーはレフトで起用したのですが、そのことに対して不満を露わにし、その後には、ベンチに座ることも多くなった際には、メディアにもその鬱憤を口にするなど、チームの勝利のためというよりは、自分のエゴが先走っているととられても仕方のない言動がありました。

シーズン後半にはマット・ケンプ自身の成績が向上したため、その問題はそれ以上拡大しなかったものの、クラブハウスでの評判は芳しくなかったようです。

このような状況やザイディGMの話している内容を総合すると、マット・ケンプがトレードの有力な候補となっていると考えられます。

マット・ケンプの2014年は150試合541打数で打率.287/本塁打25/打点89/出塁率.346/長打率.506とバウンスバックし、特にオールスター明けは64試合で打率.309/本塁打17/打点54/出塁率.365/長打率.606と絶好調でした。

ハンリー・ラミレスが抜けて、右のパワーヒッターが減ったため、マット・ケンプを出すのは戦力的には痛いことですが、クラブハウスの雰囲気を最優先するのであれば、それもいたし方のないこととなります。

FAとなったハンリー・ラミレスを強く引き留めなかったのはショートの守備の悪さや故障の多さが理由でしたが、ザイディGMのコメントを見ると、ラミレスもケンプ同様にクラブハウスでの評判があまり良くなかったことも、大きな影響を与えたと言えそうです。

5年1億700万ドル(年平均2140万ドル)という大型契約を残して、来季は30歳でシーズンを迎えるマット・ケンプですが、サンドバルが年平均で1900万ドル、ハンリー・ラミレスが2200万ドルを手にしている現在のFA市場を考慮すれば、2014年の成績であれば獲得するチームにとっても高い買い物ではなくなります。

またドジャースの今のタイミングであれば、ケンプの成績が良いため、高く売ることができ、若い有望な選手を獲得することができます。

マリナーズはネルソン・クルーズ獲得後も興味を示していると報じられ、クルーズが流出し、マーケイキスの残留も危うくなったオリオールズもアプローチしていると報じられています。

トレードは相手チームの事情にも左右されますので、放出したい選手を放出できない場合もあります。そのためケンプ以外の外野手になる可能性もありますし、また1人だけでなく、2人が動くことになる可能性も否定できません。

このクリス・ハイジーのトレードそのものは非常にマイナーな動きなのですが、その後の大型トレードのはじまりを感じさせるもので、今後のドジャースの動きがより注目されます。