田中将大の契約破棄後の再契約の方がヤンキースには好都合?大物記者が予想するシナリオ

New York Yankees Top Catch

シーズン途中に炎上を続けていた時には、田中将大がシーズン終了後に契約を破棄してFAを選択する可能性は限りなく低くなりました。

しかし、シーズン後半に持ち直したことと、ポストシーズンで好投したことにより、その実力が再評価されることとなりました。ただ、右肘に不安を抱えているため、契約年数が長くなったり、年俸が高騰する上での障害は残されたままのため、オプトアウトしてFAを選択するかどうかは不透明なままとなっています。

そのような田中将大の契約破棄について大物記者のジョン・ヘイマン氏が以下のように伝えています。

Most see Masahiro Tanaka as likely to opt out of his contract, which has $67 million and three years to go, following his big finish to the regular season and excellent postseason. This could actually work out for the Yankees, if they chose to extend his deal instead. The original AAV on Tanaka’s deal is $25 million; an extension for more total money over more years — say, four years and $84 million for a $21 million AAV — could help New York reach its stated goal of getting under the $197 million luxury tax threshold.

「レギュラーシーズンで次第に調子が上がり、ポストシーズンで素晴らしい成績を残したことにより、多くのMLB関係者は4年6700万ドルを破棄きしてFAを選択する可能性が高いと予想している」とした上で、これはヤンキースにとっても悪い話ではないと述べています。

田中将大の残契約の平均年俸は2500万ドルも、4年8400万ドルの契約に置き換えた場合には年平均で2100万ドルとなります。なぜ、このことがヤンキースにとってメリットになるのかというと、『ぜいたく税の計算は選手の契約上の年俸配分ではなく、契約総額の平均額』で行われるためです。

仮に3年3000万ドルの年俸の配分が1年目500万ドル、2年目1000万ドル、3年目1500万ドルだったとします。1年目に球団が支払う年俸は500万ドルとなるのですが、ぜいたく税の計算上は平均年俸の1000万ドルとなります。

そのため田中将大の契約が3年6700万ドルから4年8400万ドルに置き換えられると、ぜいたく税の計算上では田中将大の年俸は2560万ドルから2100万ドルに圧縮されることになります。

このような再契約は、田中将大にとっては受け取れる金額の総額が増えることになりますし、契約年数もさらに伸びることになるメリットがあります。一方ヤンキースにとっては、ぜいたく税の基準内に年俸総額を抑制しながら、戦力ダウンも防ぐことができることにもなりますので、両者にとって悪くないシナリオとしてジョン・ヘイマン氏は予想して記事にしています。

田中将大がFAを選択した場合には、ヤンキースが再契約に動く可能性は低いというのがニューヨークメディアのもっぱらの声であります。
ただ、エース格となったルイス・セベリーノが今年のポストシーズンでは4試合16イニングしか消化できず、防御率5.63と結果を残せませんでした。

一方の田中将大は今年のポストシーズンで3試合に登板し、20イニングで防御率0.90、被打率.145、WHIP0.65という圧倒的な成績で、ヤンキースの先発投手陣の中で際立つ存在感を発揮しました。
2015年のワイルドカードでも登板している田中将大ですが、それを含めても4試合25イニングで防御率1.44、奪三振21、被打率.161、WHIP0.80と大舞台での強さが目につきます。

ワールドシリーズ制覇以外は落胆というヤンキースのチーム事情を考えると、ポストシーズンで信頼できるエースがいないことは不安材料ではあり、肘に爆弾があるものの田中将大はその面での懸念を軽減できる存在です。

アストロズがワールドシリーズ制覇を果たしましたが、ポストシーズンに強いジャスティン・バーランダーの存在なしには、それは難しかったのが現実です。

権利を行使が可能なのはワールドシリーズ終了後3日以内となっていますので、多くの期間が残されているわけではありません。その決断が注目されます。

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