マーリンズがスタントンの放出を模索!若い選手を抱き合わせてのトレードも否定できず

マイアミ・マーリンズをデレク・ジーターとブルース・シャーマン氏らを筆頭格とする投資家グループを買収しました。

その直後から年俸総額を削減するために、主力選手のトレード放出の動きが強まることになるとの報道がなされました。

マイアミ・マーリンズはチーム解体が不可避?5000万ドル(約60億円)の巨額な赤字がネックに

前オーナーのジェフリー・ローリアの評判は良くありませんでしたが、実際には赤字を補填するために何千万ドルをという金額を支出していました。そのローリアの資金拠出により、年俸総額を1億1500万ドルに達したマーリンズです。

しかし、マーリンズを買収するにあたってデレク・ジーターとブルース・シャーマンらは、投資家たちに年俸総額の削減をし、赤字が常態化していることを改善することを約束しているため、主力選手の放出が不可避と見られていました。

そのマーリンズのシーズンオフの動きについてマイアミヘラルドのバリー・ジャクソン(BARRY JACKSON)氏が以下のように伝えています。

The Marlins privately have come up with a preferred path to meet their $90 million payroll target, but whether it’s entirely realistic is debatable.

According to two sources, the Marlins will look to trade outfielder Giancarlo Stanton, who’s due $25 million next season, and also will try to trade second baseman Dee Gordon and third baseman Martin Prado.

「マーリンズ内部では年俸総額を9000万ドルに削減する方策を見出したようだが、それが現実的なものは議論の余地がある」とジャクソン氏は述べた後、その方策について伝えています。

「2つの情報筋から得た情報によると、マーリンズは来季の年俸が2500万ドルとなるジャンカルロ・スタントンのトレード放出を試みるようで、二塁手のディー・ゴードン、三塁手のマーティン・プラドもトレード放出を模索する」と、その年俸削減の具体案を伝えています。

現在のロースターを維持したまま、来季の開幕を迎えた場合には、年俸総額が1億4000万ドルに膨れ上がることになるマーリンズですが、この3人を放出した場合には4900万ドルを削減でき、目標とする9000万ドルに近づくことができます。

この3人の残契約を見ていきます。

3人のシーズン別の契約は以下のとおりとなっています。

選手名 契約
ジャンカルロ・スタントン 2017年(27歳):$14,500,000
2018年(28歳):$25,000,000
2019年(29歳):$26,000,000
2020年(30歳):$26,000,000
2021年(31歳):$29,000,000
2022年(32歳):$29,000,000
2023年(33歳):$32,000,000
2024年(34歳):$32,000,000
2025年(35歳):$32,000,000
2026年(36歳):$29,000,000
2027年(37歳):$25,000,000
*2028年(38歳):$25,000,000(Team Option)
2028年のオプションを行使しない場合は1000万ドルのバイアウト
ディー・ゴードン 2017年(29歳):$7,800,000
2018年(30歳):$10,800,000
2019年(31歳):$13,300,000
2020年(32歳):$13,800,000
*2021年(33歳):$14,000,000(Team Option)
2021年のオプションを行使しない場合は100万ドルのバイアウト
マーティン・プラド 2017年(34歳):$11,500,000
2018年(35歳):$13,500,000
2019年(36歳):$15,000,000

現在の収入では6000万ドルから7000万ドルが適正な年俸総額のため、2500万ドルからさらに上昇していくジャンカルロ・スタントンの契約を吸収するのは厳しいものがあります。ただ、契約の後半は焦げ付く可能性がたかく、すべての金額を引き取ってくれるチームが現れるかは微妙で、マーリンズがある程度の負担をすることが必要になることが予想されます。

ディー・ゴードンは薬物の問題が発覚して出場停止処分を受けた後の、成績が良くありません。スピードタイプのプレイヤーですが、それも衰えてくる年齢に差し掛かってくることもネックで、こちらもマーリンズの年俸負担は不可避ではないかと考えられます。

1番放出が難しいと考えられているのがマーティン・プラドです。35歳の年俸が1350万ドル、36歳が1500万ドルと上昇します。どちらか言うと、故障に強くメジャー定着以降の8シーズンで最小出場試合が128試合だったのですが、2017年は故障がちで37試合しか出場できなかったことが加わり、放出は簡単ではない状況です。

この3人のトレードがマーリンズにとって優先順位が高い一方で、それ以外の若い選手は基本的にはチームに残したい意向だとも伝えられています。

According to a source, the Marlins ideally prefer not to trade Christian Yelich (on a team-friendly seven year, $49 million deal) or Marcell Ozuna (projected to make $10.9 million in arbitration and a free agent after 2019). They also would ideally like to keep still-cheap J.T. Realmuto, Justin Bour and Dan Straily.

But nothing has been ruled out and the Marlins would need to consider dealing any of the aforementioned players if they can’t trade Prado or if they don’t find a team willing to pick up most of Stanton’s financial obligations.

情報筋によると、クリスチャン・イエリッチ、マーセル・オズナ、J.T.リアルミュート、ジャスティン・ボーア、ダン・ストレイリーらは放出したくない意向を、マーリンズはもっているようです。

ただ、「プラドのトレード相手が見つからなかったり、スタントンの契約の大部分を負担する球団が現れなかったりした場合には、それらの選手を抱き合わせで放出する可能性を完全には否定できない」と、ジャクソン氏は予想しています。

スタントンの年俸のすべてを負担することはかなりハードルが高いと予想されます。しかし、年俸が安くチームがコントロールできる期間が長いリアルミュート、ボーア、ストレイリーらが抱き合わせになれば、その痛みは大きく軽減されることになります。

年俸総額を減らしたいという事情があるマーリンズとしては、スタントンの大型契約の大部分を予算から外すためには、メジャーレベルの若い選手の放出は避けられない可能性があります。

ジャンカルロ・スタントンのトレードには、獲得する側の交換要員もそれなりのプロスペクトが必要になることが濃厚で、成立すればかなりの大型トレードになることが予想されるため、ウインターミーティング前後まで目を離せない動きとなりそうです。

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