マイアミ・マーリンズはチーム解体が不可避?5000万ドル(約60億円)の巨額な赤字がネックに

デレク・ジーターはマイアミ・マーリンズの買収に成功により、兼ねてからの自身の夢、目標の実現に向けての第一歩を踏み出しました。

マイアミ・マーリンズのオーナーとしてジェフリー・ローリアの評判は良くなかったため、代わってオーナーとなるジーターらを中心とした投資家グループへの期待は高まります。

ただ、すぐにマイアミ・マーリンズが強いチームに変貌することは期待しないほうが良いかもしれません。

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少し前の記事となりますが、9月3日にマイアミヘラルドのバリー・ジャクソン氏が以下のように書いています。

For those who believe Derek Jeter’s purchase of the Marlins will be a great panacea, here’s one warning:

His group doesn’t appear equipped to spend lavishly on payroll.

「デレク・ジーターがマーリンズを買収したことは素晴らしい万能薬だと考えている人たちに、警告がある。彼のグループは、気前よく年俸総額を増やすことに準備ができているようには見受けられない。」と、ジーターによる買収で劇的にチームの予算が増え、そのことによって強化が進むと考えないほうが良いとバリー・ジャクソン氏は述べています。

その理由として以下のような情報を伝えています。

In fact, a potential investor who was specifically briefed by the Bruce Sherman/Jeter group this summer said they spoke of a payroll being pulled back from $115 million to potentially as low as $55 million (if Giancarlo Stanton is traded) or $80 million to $85 million if Stanton is retained at $25 million next season.

マーリンズへの投資を誘われた人物によると、ブルース・シャーマンとデレク・ジーターらが率いる投資家グループから、「年俸総額を現在の1億1500万ドルから最大で5500万ドルまで削減、ジャンカルロ・スタントンをトレードできない場合には8000万ドルから8500万ドルに削減する方向性」だと説明を受けたようです。

この数字がワイルドカード争いも見えるようになってきた記事が書かれた時点でも、同様のものかはわからないようです。ただ、投資家に資金の投入を誘う際に、年俸削減することを説明したほうが良いような、マーリンズの経済状況だということがわかります。

そのマーリンズの経済状況いついても記事では言及されています。

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同じ記事からの引用です。

That contacted investor said the Sherman/Jeter group has concluded that this market, at this time, simply cannot afford a high payroll, considering the team is on pace to lose more than $50 million this season.

「今季は5000万ドル(約60億円)以上の赤字になる現在のマーケットの規模を考えると高額の年俸総額を維持することはできないと結論づけていた」とコンタクトを受けた投資家は話していたようです。

さらに、その投資家によると「観客動員による収入は驚くほど少なく、さらにローカルの放映権を2020年まで持つフォックスは放映権料の見直しに応じる姿勢ではない」そうです。

現在のマーリンズとフォックスとの放映権の契約は15年2億7000万ドルとされていて、2016年の放映権収入は2000万ドルにとどまります。

一方、MLBで最大規模のローカル放映権契約を抱えているドジャースは25年83億5000万ドル、2016年だけで2億400万ドルを手にしているとされています。

マーリンズの放映権収入はMLB30球団で最低レベルのものですが、この契約の見直し交渉はできない可能性が高いようです。さらに観客動員は昨年は1試合平均2万1405人で両リーグ27位、今年は20,378人でどう28位と低迷しています。

ジェフリー・ローリアが毎年赤字を補填していたとされていましたが、それが偽りではなかったと考えられるジーターら率いる投資家グループの動きです。

来季からジャンカルロ・スタントンの巨額契約が一気に高額となり、1年2500万ドルに跳ね上がります。ジーターらは、そのスタントンをトレードできた場合には5500万ドルまで削減し、その金額でチームを運営する方針ということになります。

しかし、それを実現するためには主力を軒並み放出しないと実現するのは困難です。

来季の契約が1350万ドルのマーティン・プラド、1080万ドルのディー・ゴードン、1000万ドルのチェン・ウェイン、1300万ドルのエディンソン・ボルケス、900万ドルのブラッド・ジーグラー、700万ドルのクリスチャン・イエリッチと田澤純一、年俸調停権を有していて350万ドルから急上昇が確実なマーセル・オズナなどを放出しないと想定している金額に圧縮することは困難です。

シーズンオフのマイアミ・マーリンズはトレード市場で大きな注目を集めることになりそうな気配です。

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