マリナーズの25人枠は野手14人編成でベテラン選手のトレード・DFAの可能性も浮上

Seattle Mariners Top Catch

メジャーリーグのアクティブロースター(25人枠)は、先発投手5人・リリーフ投手7人・野手13人、もしくは先発投手5人・リリーフ投手8人・野手12人という編成が一般的です。

ですが、シアトル・マリナーズは現在、先発投手5人・リリーフ投手6人・野手14人というロースター編成となっています。

長期連戦が多い上に、先発投手の球数制限が厳しく、延長戦があれば勝敗がつくまでイニングを重ねることを考えると、リリーフ投手6人というのはリスクが高い編成です。

しかし、そうせざるを得ない事情があったからなのですが、この編成を長くは続けるつもりはないとマリナーズ首脳陣も話しています。

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2015年5月28日時点でのマリナーズのアクティブロースターの構成

現地の2015年5月28日時点でのマリナーズのアクティブロースターの構成は以下のとおりとなっています。

【投手11名:先発5名・リリーフ6名】

  • SP1:フェリックス・ヘルナンデス
  • SP2:J.A. ハップ
  • SP3:ジェームズ・パクストン
  • SP4:タイファン・ウォーカー
  • SP5:ロエニス・エリアス
  • RP1:フェルナンド・ロドニー
  • RP2:トム・ウィルヘルムセン
  • RP3:カーソン・スミス
  • RP4:ジョー・ベイメル
  • RP5:チャーリー・ファーブッシュ
  • RP6:マーク・ロウ

【野手14名:捕手2名・内野】

  • C:ウェリントン・カスティーヨ
  • C:マイク・ズニーノ
  • UT:ウィリー・ブルームクイスト
  • 2B:ロビンソン・カノ
  • UT:ブラッド・ミラー
  • 1B:ローガン・モリソン
  • 3B:カイル・シーガー
  • SS:クリス・テイラー
  • OF:ダスティン・アクリー
  • OF:ネルソン・クルーズ
  • OF:オースティン・ジャクソン
  • OF:ジャスティン・ルジアーノ
  • OF:リッキー・ウィークス
  • DH/OF:セス・スミス

投手11名、野手14名という25人枠の構成になっています。

トレードで獲得したウェリントン・カスティーヨが捕手のリザーブに入ったことで、ヘスス・スクレはマイナーにすでに降格しています。

故障者リストにオースティン・ジャクソンが入った際に、クリス・テイラーをメジャー昇格させ、ブラッド・ミラーをショートからユーティリティに転向させる決断をマリナーズはしました。

次に注目されていたのは故障からオースティン・ジャクソンが復帰する際に、どのようにロースターを動かすのか?ということだったのですが、マリナーズは野手をマイナーに落とさず、リリーフのダニー・ファーカーを3Aに降格させました。

このことによりマリナーズはリリーフ6人、野手14人となっています。しかも、ユーティリティのブラッド・ミラー、指名打者での出場が多いものの外野も守れるセス・スミスを含めると、外野を守れる選手が7人という野手の構成自体もいびつになっています。

ただ、この編成は長期に渡るものではなく、その時の状況を見ながらリリーフを加えるつもりであるとジャック・ズレンシックGMは話しているため、故障者がでなければ、そう遠くないうちにアクティブロースターから誰かを外す必要に迫られることが確実です。

では、問題となるのが誰がアクティブロースターから外れるのか?ということになります。

アクティブロースター(25人枠)から外される可能性が高い選手は?

現在25人枠に入っている中でトレードもしくは降格となる可能性があるのがダスティン・アクリー、ジャスティン・ルジアーノ、リッキー・ウィークス、ウィリー・ブルームクイスト、クリス・テイラーだろうとタコマニューストリビューンのボブ・ダットンは予想しています。

ユーティリティプレイヤーに転向したブラッド・ミラーは6試合で打率.429(21-9)/本塁打4/打点5という成績を残しプレイヤー・オブ・ザ・ウィーク(週間MVP)に選ばれるなど、元々高く評価されていた攻撃力を発揮し始めています。

ミラーは元々、ショートだけでなくセカンド、サードなども守ることができましたが、ユーティリティ転向後はすでに外野の3つのポジションで出場するなどしていて、マリナーズに欠かせない存在となりつつあります。

そうなると役割がかぶるユーティリティのウィリー・ブルームクイスト、ミラーが外野を守れるようになり、だぶついている上に、攻撃面での貢献がイマイチな外野手のダスティン・アクリー、リッキー・ウィークス、ジャスティン・ルジアーノ、ミラーに代わったものの打撃が低迷中のクリス・テイラーのマイナー降格などが選択肢となってきます。

ただ、クリス・テイラーをマイナーに降格させるということは、再びブラッド・ミラーをショートに固定させることになり、開花しつつある打撃面での成長が再び停滞する可能性があります。

それらの選手の成績、年俸、契約内容は以下のとおりとなっています。

  • ウィリー・ブルームクイスト
    打率.200/本塁打0/打点3/出塁率.220/長打率.225
    2015年300万ドル/2015年終了後FA
  • リッキー・ウィークス
    打率.188/本塁打2/打点9/出塁率.291/長打率.290
    2015年200万ドル/2015年終了後FA
  • ジャスティン・ルジアーノ
    打率.200/本塁打2/打点3/出塁率.314/長打率.367
    2015:250万ドル/2016:年俸調停3年目
  • ダスティン・アクリー
    打率.179/本塁打3/打点7/出塁率.219/長打率.302
    2015:260万ドル/2016:年俸調停1年目
  • クリス・テイラー
    打率.169/本塁打1/打点2出塁率.234/長打率.220
    2015:51万ドル/2017:年俸調停1年目

FA権を取得したことのない3人のうちクリス・テイラーはマイナー降格のオプションが残っているのですが、ダスティン・アクリーとジャスティン・ルジアーノは残っていないため、マイナーに降格させるためにはウェーバーにかけることが必要となります。

またウィリー・ブルームクイストとリッキー・ウィークスの場合にはDFA(Designated For Assignment)することになります。

そのためマリナーズがマイナーからリリーフ投手を昇格させてリリーフ7人体制に戻す際に、クリス・テイラーを降格させない場合には、先の4人の選手のトレードを模索することが有力視されます。

ライトを主に守るネルソン・クルーズは打率.341/本塁打18/打点38/出塁率.395/長打率.687/OPS1.082と素晴らしい成績で貢献していますが、センターのポジョションを守った選手の通算成績は打率.202/本塁打5/打点10/出塁率.272/長打率.315でOPS.586と低迷しています。

そのセンターよりもレフトはさらに数字が悪く、打率.186/5本塁打/打点8/出塁率.267/長打率.304でOPS.571となっています。

得点175が両リーグ27位、打率.238が同26位、出塁率.297が27位と攻撃面で低迷していますが、外野手のパフォーマンスの悪さが、その要因の1つとなっています。

23勝23敗と勝率を5割に戻したものの、打撃面での低パフォーマンスが気になる状態のマリナーズです。打撃面でのテコ入れも含めたロースター編成に注目したい今後のマリナーズです。