マリナーズは補強による年俸総額の増加を辞さず!?ニューヨーク・ポストが伝える

Seattle Mariners Top Catch

シアトル・マリナーズの年俸総額は2014年は9023万ドル、2015年に1億2300万ドル、2016年に1億4200万ドルと推移し、2017年シーズン開幕時の年俸総額は1億5431万8843ドルと球団史上最高額に達しました。

この3年間で1.5倍以上となる急激な予算増となっているため、これ以上の増額は厳しいのではないかとの見方が大勢を占めていました。

しかし、シアトル・マリナーズはこのトレード期限前の補強で、年俸総額がさらに膨れ上がる補強を辞さないスタンスのようです。

ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマン氏が以下のように伝えています。

The Mariners are one of the few teams that have indicated a willingness to add payroll this month.
(中略)
Seattle has teetered on the edge of the wild-card race, but one AL executive said, “You know what works against them now, whatever his reputation is, Felix Hernandez pitches like a No. 4 starter [though he threw six shutout innings Sunday].”

「マリナーズは、7月に年俸総額を増やすことに前向きな姿勢であることを示唆している数少ないチームの一つだ。」とシャーマン氏は、ナ・リーグの球団幹部からの情報として伝えています。

さらにマリナーズがワイルドカード争いにおいてシーソーゲームのような状態であることを伝えた上で、あるア・リーグの球団幹部が「何が彼らの行く手を阻んでいるかわかるだろう?彼の名声がどのようなものであれば、フェリックス・ヘルナンデスはNo.4スターターのような投球をしている」と話したとのことです。

フェリックス・ヘルナンデスは日曜日の試合で6イニングをゼロ封する好投を見せたのですが、その前の故障者リストから復帰後の登板内容は、かつての姿を知っているものからすると寂しいものではありました。

そのため他球団幹部が「No.4スターターのような投球」と評するのも致し方ないところはあります。

つまりこのあるチームの球団幹部が言いたいことは「事実上、マリナーズには信頼できるエースがいない」ということです。

肩の痛みで離脱している岩隈久志の復帰の目途は立たず、ドリュー・スマイリーは今季絶望となり、故障者リストに入った後のジェームズ・パクストンは不調に陥るなど、先発ローテが不安定なシアトル・マリナーズです。

フェリックス・ヘルナンデスが復活してくれれば良いのですが、現状では仮にワイルドカードゲームに進んだとしても、不安を感じさせる先発ローテの状態ではあります。

一時は39勝37敗と2つ勝ち越し、ワイルドカードに1ゲーム差に迫ったのですが、その後負けが増えてしまい43勝47敗となり、4ゲームに差が広がってしまっています。

マリナーズがトレードを成立させる上で不利なのは、ファームの選手層が薄く、大きな戦力アップにつながるような選手を獲得できるプロスペクトを用意できないことです。

そのためトレードはメジャーレベルの選手を交換要員として、年齢の若い、契約が長く残っている選手に入れ替えるというものが主なものとなってきました。

このトレード期限前の動きも、そのよう補強がメインとなると予想されますが、それでは現状から大きく立て直すことは容易ではありません。

ただ、年俸総額を減らしたい売り手チームに所属している年俸の高い選手であれば、その契約の大部分を負担することで、交換要員の質を落とすことができます。

すぐに頭に浮かぶのは2019年まで7000万ドルの契約が残っているジャスティン・バーランダーです。岩隈久志の来季が微妙で、スマイリーは来季も計算できない状態のため、2019年まで契約が残るバーランダーは、その穴を埋めることにもなります。

しかし、バーランダーはトレード拒否権を有していてデトロイトを離れたがっていません。ワールドシリーズ制覇を目指せるチームなら、その権利を放棄するとされていますが、マリナーズはそこまでの期待はしにくい戦力の状態です。また、さすがにバーランダーの金額は大きすぎますし、タイガースはプロスペクトも要求しているとされていますので、可能性は極めて低いとは考えられます。

後、可能性が考えられるのはツインズのアービン・サンタナで今季は防御率2.99と好調です。今季の年俸が1350万ドルで、来季も1350万ドル、2019年は1400万ドルのチームオプションで、1万ドルのバイアウトが設定されています。こちらもバーランダーと同様に来季以降の戦力としても期待できる投手です。

ただ、ツインズは45勝43敗で地区首位のインディアンスに3ゲーム差、ワイルドカードには1ゲーム差と、マリナーズよりも良い位置につけていますので、主力のサンタナを放出することを決断するかは微妙です。

マリナーズがメジャーレベルの戦力を落とさずに、インパクトのある補強をするためには、どうしても金銭面の負担が必要となってしまいます。クリエティブに動くことを宣言しているジェリー・ディポトGMですが、どのような道を見出していくのか注目されます。

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