マリナーズのトレード期限前の補強はどうなる?ディポトGMが話すロースター編成の方針

Seattle Mariners Top Catch

シアトル・マリナーズはフェリックス・ヘルナンデス、ジェームズ・パクストン、ジーン・セグラ、ミッチ・ハニガーなどの主力が復帰すること。そして日程が勝率5割を切るチームとの対戦が続くことなどから、急激に浮上が期待された6月末から7月上旬の戦いでした。

しかし、実際には再建モードで大きく負け越しているフィリーズに2連敗を喫するなどしてしまい、この10試合で3勝7敗と負け越しました。その結果、42勝46敗とワイルドカード争いからも後退気味になっています。

そのシアトル・マリナーズの現状と今後のロースター編成の方針について話した内容を、MLB公式サイトのグレッグ・ジョンズ(Greg Johns)氏が記事にしています。

記事の冒頭では以下のように書かれています。

Mariners general manager Jerry Dipoto acknowledged Friday that his team has “underperformed” over the last several weeks despite regaining many of its key injured players, but he fully believes the club is still capable of contending for a playoff spot and he remains open to adding pitching before the upcoming July 31 Non-Waiver Trade Deadline.

故障から主力選手たちが復帰したにも関わらず、イマイチな成績しか残せていないことをジェリー・ディポトGMは認める一方で、チームはポストシーズンを争えるだけの戦力であり、7月31日のトレード期限前に投手の補強を行うことにオープンな姿勢である、とのことです。

ディポトGMは、基本的には打線のパフォーマンスには満足していると話しています。最近やや下降気味なのは、リリーフ投手を1人増やしている期間が大きくあったことにより、野手への負担が大きくなり疲労が蓄積していることの影響である、と現状を分析しています。そのためこの問題を後半戦に向けて解決していく必要がある(“Hopefully we’re able to solve that as we get the second half underway,” )と話しています。

通常は野手12名、投手13名でアクティブロースターを構成するのですが、先発ローテが弱いこともありリリーフ投手を1人増やした期間が多くあったマリナーズのロースター編成でした。

リリーフ投手への負担を減らすには当然のことながら「先発投手が長いイニングを投げること」が必要となるのですが、内部からは明確な解決策が見えにくい状態となっています。

当初は7月上旬から中旬には復帰すると見込まれていたドリュー・スマイリーはトミージョン手術を受け、復帰まで12ヶ月から15ヶ月を要することになり、今季だけでなく来季も絶望的となりました。

さらに6月中には復帰が見込まれていた岩隈久志も肩の痛みの再発で、リハビリが進まず、復帰の目途が立たない状況となっています。そのためフェリックス・ヘルナンデス、ジェームズ・パクストン、アリエル・ミランダ、アンドリュー・ムーア、サム・ガビグリオというフルシーズンを投げたことない4人が入る先発ローテ編成となっています。

そのため先発ローテを強化すると同時に、ブルペンへの負荷を減らすためにも先発投手の補強が必要となっています。さらに12試合で3勝しかできない下降線をチームは辿っているのですが、チーム編成に関する方針が大きく変わることはないとディポトGMは話しています。

“Not at all,” Dipoto said. “Our roster plan has never really changed. I’ve said from the beginning we’re positioning ourselves to both buy and sell at the Trade Deadline, if that is what presents itself. Which is to say, we could do nothing or we could do both. We have to be creative in our thinking.

“We are playing in a league with 12 of 15 teams within five games of a playoff spot and we are one of them. We have as much talent as anybody else on that board and we’ve seen what this team can do when it’s clicking on all cylinders. So as we move forward, whether it be for the second half of 2017 or 2018 and beyond, our goal is to continue to build onto the core of this team.”

ロースター編成のプランは全く変わっていない。初めから話してきたように、「私たちのトレード期限前のポジショニングは「売り手」と「買い手」の両方だ。つまり、「売り手」と「買い手」の両方になるか、もしくは「全くなにもしない」の、どちらかとなる。クリエティブに考えていかなければならない、と話しています。

マリナーズのファームの選手層が薄いこともあり、ディポトGMはマイナーのプロスペクトを放出して、メジャーレベルの補強を行うという、いわゆる「買い手」の一方だけだったり、主力選手を放出してプロスペクトを獲得する「売り手」だけになるトレードは多くありません。

基本的にはメジャー、3Aレベルで多少人材がだぶついているエリアから放出し、必要としているメジャーレベル、もしくはメジャー昇格間近の選手を獲得してきています。つまり「売り手」でありながら「買い手」であるというトレードを多く成立させてきています。

そのようなトレード方針により獲得したミッチ・ハニガー、ベン・ギャメル、テイラー・モッター、ブーグ・パウエル、アリエル・ミランダらが、今季のメジャーのロースターで戦力となっています。

そのためこのトレード期限前の補強に動く場合には、チームのコアとなっているロビンソン・カノー、ネルソン・クルーズ、カイル・シーガー、そして契約延長をしたジーン・セグラなどの周りを数年に渡り固めることができる、メジャーでの実績がやや乏しい若い選手の獲得を目指す可能性が高いと予想されます。

ジェリー・ディポトGMは「何もない」ということを選択肢として言及していますが、就任氏からの活発な動きを考えれば、何かしらの補強に動くと考えるほうが自然です。

2017年のみならず2018年以降のロースターに厚みを加えることをジェリー・ディポトGMは目指しています。

So as we move forward, whether it be for the second half of 2017 or 2018 and beyond, our goal is to continue to build onto the core of this team.”

ビッグネームというよりは、ハニガーやギャメルなどのように掘り出し物を探す動きが主になると予想されるトレード期限前のマリナーズで、ディポトGMの「目利き」が注目されます。

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