マリナーズが青木宣親と1年+オプション契約で合意!2016年の起用法と外野の布陣は?

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サンフランシスコ・ジャイアンツとの1年400万ドルの契約を終えて、2016年の550万ドルのチームオプションが行使されるのではないかとの見方が強かった青木宣親でしたが、実際には破棄されて70万ドルのバイアウトを受けることになりました。

ジャイアンツのフロント陣は先発投手の補強が終わったシーズンオフの後半に再び話を持ちかける可能性を否定していませんでしたが、青木宣親は早めに決断することを選んだようです。

脳震盪の問題でシーズンの後半を棒に振った青木宣親にとって、フィジカルチェックが終わっていない状態では安心できませんが、1年契約に2017年の契約更新権をチーム側が待つ内容で合意したと複数のメディアが伝えています。

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ジェリー・ディポトGMの補強方針に合致している青木宣親

マリナーズのジェリー・ディポトGMは外野の広いセーフコ・フィールドを活かしたチーム編成を行う方針を打ち出していて、盗塁ができるスピードと守備力を重視する考えを表明していました。

また攻撃面では三振が多く、出塁率.311で30球団中22位と悪いため、本塁打数が198本が両リーグ5位でありながら、チーム総得点656が同21位と下位に低迷しました。

そのため出塁率が高い選手を獲得したい意向も示していたジェリー・ディポトGMでした。

外野の守備力、盗塁ができるスピートと技術、そして高い出塁率というジェリー・ディポトGMが求めるものを青木宣親は持ち合わせています。

この4年間の打率が.288、.286、.285、.287と安定していて、出塁率も.355、.356、.349、.353と高い水準で安定しています。

2015年に300打席以上となったマリナーズの選手の中で出塁率が.350を越えているのはネルソン・クルーズ(.369)だけで、それに続くのがロビンソン・カノーの.334、セス・スミスの.330となっていました。

新しく獲得したレオニス・マーティンもリードオフマンの経験がある選手で2013年には36盗塁、2014年には31盗塁を記録していますが、どちらかと言えばフリースインガーのため、2013年の出塁率が.313、2014年が.325という数字で、出塁率が高い選手ではありません。

そのため青木宣親がマリナーズでリードオフマンを務める機会が多くなるのではないかと予想されます。

青木宣親は盗塁に関しても30盗塁、20盗塁、17盗塁と推移し、93試合の出場にとどまった2015年も14盗塁を記録しています。

盗塁成功率が71.05%とやや低いのがネックではありますが、2015年の盗塁数が69個にとどまり両リーグ21位、盗塁成功率は60.53%で29位のマリナーズにとっては評価される数字となりそうです。

ネルソン・クルーズとのライトでの併用が基本線か

2015年のマリナーズの外野手の主な顔ぶれと守備のスタッツは以下のとおりとなっています。

DRS(守備防御点)でプラスであれば平均的な野手より失点を防いだことになり、マイナスであれば点を失ったことになります。

UZR(アルティメット・ゾーン・レイティング)も同様にプラスであれば平均的な野手より失点を防いだことになり、マイナスであれば点を失ったことになります。

アルティメット・ゾーン・レイティングは出場試合数が多くなると、数字が良くなる傾向があるため、150試合に換算しなおした数字がUZR/150です。

選手名 Stats
フランクリン・グティエレス(LF/RF) >DRS:+3 >UZR/150:+12.5
セス・スミス(LF/RF) >DRS:+1 >UZR/150:+11.4
オースティン・ジャクソン(CF) DRS:-2 >UZR/150:+9.4
マーク・トランボ(RF) DRS:-4 UZR/150:-13.3
ジャスティン・ルジアーノ(LF/RF) DRS:-6 UZR/150:-22.5
ネルソン・クルーズ(RF) DRS:-8 UZR/150:-11.1
ダスティン・アクリー(LF) DRS:-8 UZR/150:-9.1
ブラッド・ミラー(OF) DRS:-13 UZR/150:-61.1

前任のジャック・ズレンシックGMとロイド・マクレンドン監督が、いかに守備力を軽視した編成と選手起用を行ってきたかが、わかるのではないでしょうか。

外野が広く本塁打が出にくいセーフコ・フィールドでありながら、長打力を重視し、盗塁と守備力を軽視するという方針で、2年連続でワールドシリーズに進出し、2015年に制したロイヤルズとは真逆の編成でした。

ここに守備防御点(DRS)は-1となっていますが、UZR/150では+6.6となっている青木宣親とDRSが+15、UZR/150が+15.4のレオニス・マーティンが加わることになります。

特にレオニス・マーティンは2013-2015年の3年間で守備防御点(DRS)が+44でセンターを守る外野手の中では全体で3番目、UZR/150は4番目で+12.6とメジャーで5本の指に入る守備力を持つと言える数字をセンターフィルダーとして残しています。

現時点で予想されている外野の編成は以下のとおりとなっています。

  • レフト:フランクリン・グティエレス(右)/セス・スミス(左)
  • センター:レオニス・マーティン(左)
  • ライト:ネルソン・クルーズ(右)/青木宣親(左)

レフトはフランクリン・グティエレスとセス・スミスというマリナーズでは守備力の高い2人がプラトーンを組むことになり、センターにはメジャーでトップクラスの守備力を持つレオニス・マーティンが守ることになります。

ライトはネルソン・クルーズが指名打者として出場する機会が増えることになると予想されていますが、どれだけの割合になるかは青木宣親のパフォーマンス次第となりそうです。

ちなみに2015年のライトはネルソン・クルーズが80試合、セス・スミスが40試合、マーク・トランボが30試合で先発しています。

現在のマリナーズは一塁と指名打者の選択肢が豊富ではありませんし、ネルソン・クルーズも来季の途中には36歳となる上に、2018年まで3年4275万ドルの契約残っていますので、フロント陣は守備で負荷をかけたくないはずです。

マイナーにも外野手の良いオプションが豊富なわけではありませんので、青木宣親が結果を残せば多くの出場機会を手にするだけにとどまらず、リードオフマンを務めることもできそうです。

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