マリナーズのウインターミーティング2015での課題は?MLB公式サイトが現状と今後の展望を分析

Seattle Mariners Top Catch

ジェリー・ディポトGMは新たにブレーブスにホセ・ラミレスを放出するトレードで合意したことにより、このオフシーズンに入ってからの一ヶ月で6つのトレード、4つのFA選手の契約を成立させました。

最も動きの多いチームとなっているシーズンオフのマリナーズのジェリー・ディポトGMですが、これまでの動きに満足はしているものの、これで終わりではないと、さらに動きがあることを示唆しています。

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さらなる補強に動くことをジェリー・ディポトGMは明言

ジェリー・ディポトGMは以下のようにメディアに語っています。

“The roster is starting to come together,” Dipoto said. “But there will be further change. We need to work at first base, continue adding to the bullpen, and adding at least one starting pitcher is a priority for us. Those are our three areas of need.
“I’m quite happy where we are in terms of creating roster depth and flexibility this early in the offseason. We have a lot less to do heading into the Winter Meetings than we did at the start of the offseason.”

「ロースターは徐々に出来上がりつつある。しかし、さらに動かしていく予定だ。一塁手、ブルペンの補強、最低でも1人の先発投手の獲得が渡したちの優先課題であり、補強が必要なエリアだ。このオフシーズン序盤でのロースターに層の厚さと柔軟性を作ることができたことを、私たちは喜んでいる。シーズンオフ当初よりは取り組むべきことが少なくなった状態でウインターミーティングに臨むことになる。」というような内容を話しています。

マリナーズは青木宣親、レオニス・マーティンの外野手2人、クリス・アイアネッタ、スティーブ・クレベンジャーの捕手2人、クローザー候補のホアキン・ベノワ、先発投手のネイサン・カーンズを獲得しています。

ただ、マーク・トランボをトレードに出した一塁、岩隈久志がFAとなりNO.2クラスの投手が不在の先発ローテ、トム・ウィルヘルムセンらを放出し、手薄感が残るブルペンは、ジェリー・ディポトGMが明言しているとおり、補強が必要です。

そのようなマリナーズの現状をMLB.comのグレッグ・ジョンズがより詳しく分析しています。

MLB.comのグレッグ・ジョンズによるマリナーズの現状分析

グレッグ・ジョンズはまずチームの補強ポイントとして以下のものを挙げています。

  1. 先発ローテの前半を任せることができる投手の獲得
    一番の優先課題は岩隈久志との再契約。ジェリー・ディポトは予算の大半をフェリックス・ヘルナンデスとタイファン・ウォーカーとともに先発ローテのトップを担える投手の獲得に費やすことになる。
  2. ブルペンを増強する
    セットアップもしくはクローザーが期待されるホアキン・ベノワ、先発とリリーフの両方こなすスイングマンが期待されるアンソニー・バス、2015年は低迷したもののリリーフとしての実績があるFAのジャスティン・デフレイタスを獲得している。その一方でダニー・ファーカー、トム・ウィルヘルムセンを失っているので、十分に補強できていない。
  3. 一塁手の獲得
    マーク・トランボとローガン・モリソンをトレードに出したため、現状はヘスス・モンテロしか選択肢がない状態。スティーブ・クレベンジャーは一塁を守ることもできるが、ジェリー・ディポトは間違いなく一塁手を探すことになるだろう。

そしてマリナーズが現在、トレードで動く際に交換要員にできるのではないかと考えられる選手についてもグレッグ・ジョンズはピックアップしています。

  • セス・スミス(LF)
    選球眼、高い出塁率、強い打球などスコット・サーバイス監督とジェリー・ディポトGMが好むタイプの選手ではある。しかし、ディポトGMはより運動能力の高い外野手を希望していて、675万ドルと年俸が安くはないため、良いコーナーアウトフィールダー(LF/RF)が見つかれば、トレードに出すかもしれない。
  • クリス・テイラー(SS)/ステフェン・ロメロ(OF)
    ディポトGMのトレードへの積極的な姿勢を考えると、ロースターの全ての選手が対象になると考えられるが、とりわけこの若い2人は他チームか関心を集めることができるし、マリナーズの現状ではバックアップ要員だ。ただ、ディポトGMはバックアップの層も重視しているので、かなり良い見返りでなければ応じないだろう。
  • マイク・モントゴメリー(SP)
    マイナー降格のオプションがなくなり、25人枠から外す際にはウェバーにかけないといけないため最もトレードとなる可能性が高い選手。ただ、現在の価値では大きなトレードにつなげることは難しいだろう。同様の状況だったホセ・ラミレスは金銭もしくは選手を後日指名という内容で放出している。

マリナーズは青木宣親の契約を終えた時点で9650万ドルあまりの年俸総額が確定し、そこに年俸調停権を有する選手の650万ドル余りが加わり、すでに1億300万ドルに達しています。

そこに岩隈久志との再契約もしくはFA先発投手の獲得で1300万ドルから1400万ドルが見込まれるため、2015年1億2500万ドルに近い1億1650万ドルにはなるとグレッグ・ジョンズは試算しています。

このような状況のため岩隈久志など先発投手をFA市場で獲得した場合には、長期の大型契約を結ぶような補強はなく、ミドルクラスのFA選手もしくはトレードになるだろうとグレッグ・ジョンズは予想しています。

12月7日からのテネシー州ナッシュビルで開催されるウインターミーティングでのマリナーズは先発投手の補強が最優先課題で、そこで費やされた金額によって、その後の補強の動きも左右されることになるのではないかと考えられます。

前任のジャック・ズレンシックGMは「トレード成立に向けて話が本格化し始めると、提案を引っ込めてしまう」とメジャーリーグ関係者からの言葉が漏れるなど、トレード交渉での評判があまり良くありませんでした。

しかもそのトレードで成果を挙げていると言えるものは極めて少ないことも否定できませんでした。
 
しかし、ジェリー・ディポトGMはマリナーズの将来的なコアになると考えられていた選手たちも、大胆に放出していますので、良いオファーがあればさらに大きく動いても驚きではありません。

例年以上にマリナーズの動向は関心と注目を集めることになりそうです。

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