マリナーズがマーク・トランボとビダル・ヌーニョを獲得!ダイヤモンドバックスと6人が絡む2対4のトレードに

Seattle Mariners Top Catch

52試合で191得点で両リーグ28位と打線の低迷が続き、先発投手の故障でコマ不足に悩むシアトル・マリナーズが積極的な補強に動きました。

シカゴ・カブスからトレードで獲得したウェリントン・カスティーヨを交換要員として、アリゾナ・ダイヤモンドバックスからマーク・トランボをトレードで獲得したと米メディアが速報しています。

マリナーズはトランボの他に先発投手のビダル・ヌーニョを獲得し、カスティーヨの他にはドミニク・レオン、プロスペクトのカブリエル・ゲレーロとジャック・ラインハイマーを放出していますので、2対4の6人が絡むトレードとなりました。

トレードを模索しているとの情報はあったものの、先発投手だけでなく打撃陣のテコ入れも同時にマリナーズは動いたことになります。

初回投稿日時:2015/06/04 15:45
最終更新日時:2015/06/04 16:45

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マーク・トランボを獲得し打線の強化に動いたマリナーズ

マリナーズがヤンキースに3連敗を喫した試合後に、ゼネラルマネジャーのジャック・ズレンシックがこのトレードの成立を明らかにして、以下のようにメディアに話しています。

“You look at where we were offensively, and we’re not doing exactly what I thought we would do or most people thought we would do, and Trumbo is a guy that brings an awful lot to the table,” Seattle general manager Jack Zduriencik said. “He’s a big power hitter that will bat somewhere in the middle of our lineup. Thought he would be really good insurance for the ballclub.”

管理人による翻訳は以下のとおりです。
“『我々のチームの攻撃面を見た時に、私自身や他の多くの人達ができるであろうと予想していたパフォーマンスは成し得ていない。トランボは多くのものをもたらすことができる選手だ。彼は我々の打線の中軸を打つことができる強力なパワーヒッターだ。彼はチームにとってとても大きな保険となるだろうと私達は考えた。』とジャック・ズレンシックGMは話した。”

打線の補強を主に行ったシーズンオフのマリナーズでしたが、冒頭に述べた数字の通り期待されたパフォーマンスとは程遠い結果となっています。

これ以上ズルズルと負けが増えると、プレーオフを狙うことが難しくなるため、その前にマリナーズのフロント陣は手を打ったことになります。

マリナーズの課題である外野手の攻撃面でのグレードアップが期待できる補強に

マーク・トランボの年度別成績は以下の表のとおりとなっています。

Mark Trumbo stats 20150604

マーク・トランボはエンゼルスからトレードで2013年12月にダイヤモンドバックスに移籍し、昨年は故障でシーズンのほとんどを棒に振りました。

今季はすでに46試合174打数で打率.259/本塁打9/打点23/出塁率.299/長打率.506/OPS.805という成績を残しています。

マリナーズはいくつかのポジションプレイヤーの攻撃面での不振が課題の1つとなっていました。それぞれのポジションの成績は以下のとおりとなっています。

  • 捕手:打率.168/出塁率.212/長打率.318/OPS.531
  • 一塁:打率.247/出塁率.325/長打率.384/OPS.710
  • 二塁:打率.243/出塁率.291/長打率.329/OPS.619
  • 三塁:打率.276/出塁率.329/長打率.467/OPS.796
  • 遊撃:打率.199/出塁率.262/長打率.298/OPS.560
  • 左翼:打率.189/出塁率.269/長打率.311/OPS.580
  • 中堅:打率.229/出塁率.295/長打率.341/OPS.636
  • 右翼:打率.350/出塁率.402/長打率.665/OPS1.067
  • DH:打率.233/出塁率.304/長打率.456/OPS.760
  • 捕手、遊撃手、左翼手が大きな穴となっているマリナーズで、先に捕手の補強としてウェリントン・カスティーヨを獲得しましたが、そのカスティーヨを交換要員として外野と一塁を守れるマーク・トランボを獲得したことになります。

    マーク・トランボは今季の年俸は690万ドルで、来季は年俸調停3年目となりシーズン終了後にFAとなるため、2年近くチームがコントロールできることになります。

    現在、マーク・トランボは本塁打がナ・リーグ16位、長打率.506が同17位、OPS.805が同30位となっています。しかし、外野手だけに限定するとOPSはリーグ10位、本塁打は同9位、長打率は同6位となります。

    フリースインガーで三振は多いという難点はあるものの長打力はあり、現在のマリナーズの外野手陣よりは攻撃面での期待ができ、さらにカノ、クルーズ、シーガーの3人とともに中軸に並ぶことで厚みが増し、得点力のアップが期待できそうです。

    この後、アクティブロースターから誰を外すのか?ということも注目したいポイントです。

    先発投手陣のコマ不足を解消するためのヌーニョ獲得

    前回の投稿で、マリナーズは先発投手不足になっているため、トレードでの補強にうごいていることを紹介しましたが、その解決策として昨シーズン途中にヤンキースからダイヤモンドバックスにトレード移籍したビダル・ヌーニョもこのトレードで獲得しました。

    ビダル・ヌーニョの年度別成績は以下の表のとおりとなっています。

    Vidal Nuno Stats 20150604_1

    ビダル・ヌーニョは年俸調停権取得前の選手で、最短では来シーズン終了後から年俸調停権を取得し、FAは最短でも2019年シーズン終了後となります。

    3Aでも先発投手の層が薄くなり、今シーズン終了後には岩隈久志とJ.A.ハップがFAとなるマリナーズにとって、意味があるものとなりそうです。

    昨シーズンのヤンキース在籍時は17試合(先発14)78.0回で防御率5.42/2勝5敗/奪三振60/WHIP1.44とイマイチでしたが、ダイヤモンドバックス移籍後は14試合83.2回で防御率3.76/0勝7敗/奪三振69/WHIP1.09と勝ち星こそ恵まれなかったものの、及第点と言える成績を残していました。

    しかし、シーズンオフのダイヤモンドバックスの補強により若い投手が多く移籍してきたこともあり、先発投手としてのスポットを失い、今シーズンはリリーフ登板の3試合にとどまっています。

    明るい材料はロングリリーフをしたその3試合で14.1回/防御率1.88/0勝1敗/奪三振19/WHIP1.05と安定した投球を見せていることです。

    岩隈久志とジェームズ・パクストンが復帰するまでは先発をこなし、その後はスポット先発とロングリリーフ兼任で起用できることもマリナーズにとってメリットとなりそうです。