マリナーズはブルペン補強を優先?カノが離脱し先発ローテの防御率が4.99も・・・

Seattle Mariners Top Catch

シアトル・マリナーズは、正一塁手として期待していたリオン・ヒーリー、正左翼手と考えられていたベン・ギャメル、チームの主砲であるネルソン・クルーズらを故障で失ったシーズン序盤を乗り切りました。

ようやくベストのラインナップで戦えるようになったと思われましたが、ロビンソン・カノが死球を手に受けて離脱するという、今季で一番影響の大きい負傷離脱に直面しました。

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マリナーズが今季に勝負をかける姿勢を貫くことは確実

マリナーズの今季の出だしは22勝17敗と悪くない出だしではあるのですが、「再建」を選んだチームが多いこともあり、ワイルドカードの勝率は上昇することが予想されるため、ペースをあげて勝ちを重ねる必要があります。

投手陣に課題があるため、その補強がポイントとなると予想されていましたが、ロビンソン・カノの離脱により、ジェリー・ディポトGMが考慮すべき要素が増えることになりました。

そのような中、全米野球記者協会の会長を務めたこともあるボブ・ダットン氏が地元AM局の電子版で、マリナーズの夏の補強の方向性を分析しています。

In fact, let’s get ahead of ourselves for a moment and make this assumption: The Mariners will be looking to bolster their roster when clubs begin to separate themselves into contenders and pretenders.

That sorting process, and accompanying personnel moves, typically begins about a month from now and gathers steam as the calendar approaches the non-waiver trade deadline on July 31.

Projecting the Mariners as buyers is just that, a projection, but this is a veteran club constructed to compete now. Even a key injury — like Cano’s broken hand — or a bad stretch of play isn’t likely to shift their focus.

「本当にポストシーズンを争うのか、それとも数字上の可能性があるにとどまる、見せかけだけのポストシーズン争いになるかが決まっていくときには、マリナーズはブルペンの補強に動くだろう」とダットン氏は述べています。

さらにダットン氏は「マリナーズは主力がベテラン選手で構成されていることもあり、今年に勝負をかける姿勢を崩すことはない。」「たとえ、カノの骨折といったチームの命運を左右するような負傷や、連敗があったとしても、ポストシーズンを目指すという方針は変わらないだろう」と述べて、売り手ではなく買い手になると予想しています。

It’s tempting to look at the rotation’s 4.99 ERA through Sunday and see the need for an upgrade, but adding an impact starting pitcher during the season nearly always comes at an enormous cost in prospects.

And that, effectively, puts the Mariners at a sharp disadvantage because their system lacks the ready-now, impact, upper-level prospects to execute such a deal.

Even club officials acknowledge that targeting additional bullpen help is the more-likely option. In part, that’s because the price for relievers is much lower than starting pitchers. But there are also more of them, which depresses the market.

Most important is the Mariners’ bullpen, a supposed strength entering the season, is currently throwing oil is all directions.

「防御率4.99と苦しむ先発ローテのテコ入れを行いたいという思いに駆られるかもしれないが、シーズン途中にインパクトのある先発投手を獲得するには多くの代償が必要だし、残念ながらマリナーズはそれだけのトレードを成立させるだけの人材がファームにいない」と述べて、先発ローテの補強には否定的な見解をダットン氏は示しています。

そして「クラブ関係者すらも認めるように、ブルペン補強を目指す可能性が高い。」と述べ、その理由としてリリーフ投手のほうが補強の代償は小さくてすむ」と説明し、さらに交換要員の問題以上に、「マリナーズの最大の強みと考えられていたブルペンが穴だらけになっている」ことのほうが重要な理由だとダットン氏は述べています。

マリナーズのブルペンの主要な投手の成績は以下のとおりとなっています。

選手名 試合 投球回 防御率 SV 奪三振率 与四球率
CLO エドウィン・ディアス 19 19.1 1.86 13 15.8 4.2
SET フアン・ニカシオ 20 19 6.16 0 9.5 0.5
SET ニック・ビンセント 18 15.2 4.02 0 9.8 2.3
RP ダン・アルトビラ 14 13.1 4.05 0 11.5 6.1
RP チェイスン・ブラッドフォード 13 16 2.81 0 7.3 2.3
RP ジェームズ・パゾス 13 14.1 1.26 0 9.4 0.6
RP マーク・セブチンスキー 13 5.1 10.13 0 10.1 8.4

クローザーのエドウィン・ディアスは素晴らしいのですが、セットアップマンであるフアン・ニカシオ、ニック・ビンセントが安定していません。そして左打者対策としてブルペンにいるマーク・ゼプチンスキーは防御率10.13と炎上しています。

マリナーズは当初想定していたブルペンのうちトニー・ジック、デビッド・フェルプスという重要な役割を期待していた2人を失った上に、二カシオ、ビンセント、ゼプチンスキーらが機能しきれていないため、非常に手薄な状態となっています。

このような現状があるため、まずはトレード補強を成立させやすいブルペンを中心にテコ入れをしていくだろうということです。

ただ、先発ローテはジェームズ・パクストン以外は不安定で、仮にブルペンを補強しても不安が残る状態です。

選手名 試合 投球回 防御率 奪三振 WHIP
SP1 ジェームズ・パクストン 9 53.2 3.52 71 1.12
SP2 フェリックス・ヘルナンデス 9 49.1 5.66 45 1.42
SP3 マイク・リーク 8 45.2 5.72 32 1.51
SP4 マルコ・ゴンザレス 8 40.2 5.31 41 1.53
SP5 ウェイド・ルブラン 2 9.0 1.00 6 0.89
DL エラスモ・ラミレス 2 9.2 10.24 6 1.55
3A アリエル・ミランダ 1 5.0 1.80 5 2.00

この先発ローテでポストシーズンに進むことができたら、大きなサプライズと言えるような現状です。

エラスモ・ラミレスは6月に復帰する見込みですが、岩隈久志は全くメドが立っていない状態で、大きな戦力アップとして計算しにくくなっています。

打線に関しては復帰したリオン・ヒーリーが好調で、マイク・ズニーノ、カイル・シーガーも状態が上がってきているため、ゴードン、セグラ、ハニガー、クルーズらが並ぶ打線全体でカノの離脱をある程度はカバーすることが期待できます。ただ、投手陣はそうではありません。

ブルペンの補強が優先される可能性が高いようですが、先発ローテのテコ入れがないと、シーズン終盤には息切れしてしまいそうなマリナーズです。

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