マリナーズは先発投手のトレード補強を模索も難航・・・1月にはFA投手へシフトか

Seattle Mariners Top Catch

マリナーズのジェリー・ディポトGMは、先発ローテの3番手もしくは4番手を任せることができる経験のある投手をまずはトレードで、それが難しければFAで補強する意向をウインターミーティング後に明かしました。

トレードでの動きが活発なジェリー・ディポトGMなのですが、12月7日にトレードを成立させてからは3週間近く動きを見せていない状態が続いています。

シアトル・マリナーズはウインターミーティングの開催期間中にもかなり活発に先発投手のトレードについて交渉をしたようですが、成立にはいたらなかったとシアトル・タイムズのライアン・ディビッシュ氏がMariners still hunting for another starting pitcherという記事で伝えています。

さらに最近トレードが成立していないのはディポトGMが動いていなからではなく、実際には活発に動いているだろうとライアン・ディビッシュ氏は述べた上で、マリナーズの抱えている問題ゆえに先発投手のトレード補強ができていないことを指摘しています。

この記事でマリナーズが契約が数年残っていてリーズナブルな年俸、もしくは多少高額でも来シーズン終了後にFAとなる投手を探していて、ウインターミーティング中にパイレーツやレイズに対して先発投手のトレードを打診していたとライアン・ディビッシュ氏は述べています。

クリス・アーチャー、ジェイク・オドリッジらは要求されるプロスペクトの質が高すぎてマリナーズは手が出せないため、左腕のドリュー・スマイリーをターゲットしていたようです。

ドリュー・スマイリーは年俸調停権を有していて来季は690万ドル程度まで上昇するためレイズにとっては大きな負担なこと、2018年シーズン終了後にはFAとなるためトレードのタイミングとしては悪くないこと、2016年の成績は175回1/3で防御率4.88とイマイチだったことなどなどトレードが成立しやすい条件が揃っています。

しかし、先発投手のFA市場は人材が乏しく、多くのチームがトレードで補強を模索しているため、マリナーズも激しい競争にさらされることになり、良い交換要員を用意する必要があります。

ここでマリナーズが行き詰まっているとライアン・ディビッシュ氏は指摘します。

以下はライアン・ディビッシュ氏の記事からの引用です。

Seattle lacks the pieces to make these potential trades easier to put together. Sure, the new player-development staff headed by Andy McKay brought a change in thinking that resulted in every affiliate posting a winning record and qualifying for the postseason. But in the transactional aspect of baseball, that means little. The Mariners have two high-level prospects in Tyler O’Neill and Kyle Lewis, who are foundation-level pieces. But they are lacking middle-tier prospects that help fill out these trades.

内容の要約ですが、「マリナーズはトレードを成立させるだけのピースが不足している。新しく選手育成担当の長となったアンディ・マッケイによって、新しい指針がもたらされ、傘下のマイナー全チームが勝ち越し、ポストシーズンに進出した。しかし、MLBのトレードという観点では、それはあまり価値がない。マリナーズはハイレベルのプロスペクトとしてタイラー・オニール、カイル・ルイスを抱えていて、チームのコアとして期待されるレベルの選手だ。しかし、マリナーズはこれらのトレードを成立させるだけのミドルクラスのプロスペクトが不足している」といったことをライアン・ディビッシュ氏は指摘しています。

MLB公式サイトのプロスペクトランキングでは外野手のカイル・ルイスはチームNO.1で、MLB全体でも28位にランクされて、同じく外野手のタイラー・オニールはチーム内NO.2で、MLB全体では60位にランクされていて、それぞれ1Aと2Aに所属して2016年を終えています。

マリナーズからトップ100にランクされているのは、この2人だけで、期待されていた2013年ドラフト1巡目全体12番目指名のDJピーターソンは評価をかなり落とし、チーム内でも7番手に落ちるなどかなりマイナーの層が薄くなっています。

そのため本気でトレードを成立させるとするならばタイラー・オニール、カイル・ルイスの放出が必要となるのですが、そこまでの痛みを負ってまでドリュー・スマイリーくらいの投手を獲得すべきかというと大きな疑問が残ります。

特にマリナーズはかつてアダム・ジョーンズとクリス・ティルマンを放出してエリック・ベダードを獲得するという大きな失敗をしていますので、それはなおさらだとライアン・ディビッシュ氏は述べています。

そのため現実的なことを言ってしまえば、FA投手に目を向けざるを得ない状況ですが、現時点で残っているのはダグ・フィスター、ジェイソン・ハメル、故障からの復帰を目指すタイソン・ロスくらいしか候補となりません。

しかし、ダグ・フィスターはあまり魅力的な選択肢とは言えず、ジェイソン・ハメルには複数年が必要となりそうで、タイソン・ロスにも900万ドルを保証することが必要になりそうなことがネックになるようです。

マリナーズは遊撃のポジションのテコ入れが必要ではあったのですが、ジーン・セグラの獲得のために、まだ経験が浅いケーテル・マルテに加えて、タイファン・ウォーカーをセットで放出してしまいました。

このタイファン・ウォーカーを放出したことによって、現在のような先発ローテの補強が必要な状況となってしまいました。

先発ローテもフェリックス・ヘルナンデス、岩隈久志のNO.1-2コンビの年齢による衰えが気になるなど不安が残っています。アストロズは順調に戦力を整備し、レンジャーズも十分に優勝を争う戦力を保持していますので、マリナーズの先発ローテの補強の成否は2017年を大きく左右する可能性がありそうです。

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