マリナーズはトレード期限前後の地味な補強が功を奏し浮上!今後はスケジュールも有利に

Seattle Mariners Top Catch

シアトル・マリナーズは5月を終えた時点では30勝21敗と非常に調子が良かったものの、6月に入ると失速して10勝18敗と負け越し、7月もオールスターを挟んで12勝12敗と大きく持ち直すには至りませんでした。

そのためトレード期限前に売り手になる観測も強まり、実際に先発ローテのウェイド・マイリー、そして先発とリリーフで活躍していたマイク・モンゴメリーをトレードで放出しました。

ただ、それは完全な白旗ではなく、来季以降も見据えながら今季に戦力となる選手を獲得する動きでもありました。

そして同様の動きはトレード期限を過ぎた後のウェーバートレードでも続き、それらの一連の動きがマリナーズの浮上のキッカケとなっています。

マイナーにいたウェイド・ルブランをブルージェイズから獲得し、フェリックス・ヘルナンデス、タイファン・ウォーカー、ウェイド・マイリー、ネイト・カーンズがいなくなった先発ローテの人数不足を補いました。

ホアキン・ベノワとドリュー・ストーレンの交換トレードは、低迷する同程度の年俸を持つ選手の環境を変えることによって、復活を期待してのものでした。

そのドリュー・ストーレンは移籍後の初登板の際には1イニング目は良かったものの回をまたいだ2イニング目につかまり4点を失ったものの、その後の5試合5イニングで被安打2、与四球1で無失点と好投し、マリナーズの6連勝にも貢献しています。

そしてウェイド・マイリーとのトレードで獲得したアリエル・ミランダも1回先発して6イニングを2失点と好投したため先発ローテに残すことになり、タイファン・ウォーカーをマイナーで調整させる時間を作ることができました。

さらに8月に入ってからウェーバートレードで獲得したアルキメデス・カミネーロも4試合で無失点と結果を残し、100マイルを越えるファーストボールで、新しくクローザーに座ったエドウィン・ディアスと強力なコンビを形成しつつあります。

そして何よりも大きな戦力アップにつながっているのが、ルーキーのエドウィン・ディアスをクローザーに配置転換したことで、メジャーデビュー31イニングでの58奪三振というのは、メジャー歴代最高のペースとなっています。

スティーブ・シシェック、チャーリー・ファーブッシュ、ホアキン・ベノワというブルペンのトリオが機能しませんでしたが、ジェリー・ディポトGMは地味なトレードて入れ替えて効果的なブルペンに作り替えました。

このような一連の戦力の入れ替えなどが功を奏して、オールスター後の成績は15勝9敗と浮上したのですが、メジャー全体でもシカゴ・カブスに次ぐ2番目の勝率で、ア・リーグではトップの勝率となっています。

しかも、勝率5割を越える調子の良いチームばかりとの対戦が続く中での6つの勝ち越しのため価値があります。

オールスター後の24試合はアストロズ、ホワイトソックス、ブルージェイズ、パイレーツ、カブス、レッドソックス、エンゼルス、タイガースとホワイトソックス以外は勝率5割越えるチームばかりとの対戦でした。

しかも、そのホワイトソックスも3連戦の前は44勝45敗と一つ負け越していただけで、日程的にはタフな対戦相手が続く中での価値がある勝ち越しでした。

厳しい日程を乗り切ったマリナーズですが、今後は勝率5割を切るチームとの対戦が続くため、さらに勢いをつけることも期待できます。

今後はアスレチックス(3)、エンゼルス(4)、ブルワーズ(3)、ヤンキース(3)、ホワイトソックス(4)という勝率5割を切るチームと17試合を戦うことになるため、現在の6連勝をさらに伸ばす、また途切れても再び連勝を重ねること期待できる日程となっています。

ブルペンには8月末から9月にかけてスティーブ・シシェック、ネイト・カーンズ、トニー・ザック、ライアン・クックら故障者リストに入っている選手も復帰してくる見込みで、ミドルリリーバーの層も厚くなっています。

シーズンオフからシーズン中まで派手な補強は少なく、大金を注ぎむような動きはないものの、ロースターを機能的に組み替えることに成功していると言えるジェリー・ディポトGMで、今後も8月のトレードの動きがあるか注目されます。

地区首位のレンジャーズには6.5ゲーム差となっていますが、ワイルドカードまでは1ゲーム差と接近してきました。

日程的に有利になる今後の3週間のマリナーズの成績はポストシーズン進出を占う上で重要なものとなりますので、注目したいマリナーズの動きです。

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