マリナーズがメルキー・カブレラの獲得に興味!残る補強ポイントの”ライトを守れる外野手”獲得へ

Seattle Mariners Top Catch

中軸を打てる右打者としてネルソン・クルーズを獲得し、先発ローテーションの層を厚くする補強としてJ.A.ハップを獲得したマリナーズです。

ただ、マイケル・ソーンダースを放出したことにより、ライトのレギュラーが不在となったため、補強すべきポイントとなっています。

現状では、2014年にメジャーデビューを果たしたジェームズ・ジョーンズとステファン・ロメロのプラトーンが1つのオプションで、もう1つはショートのアンドリュー・ミラーにライトを守らせる案も浮上しています。

しかし、ここにきてマリナーズがトロント・ブルージェイズからFAとなったメルキー・カブレラの獲得に興味を示していると、タコマニューストリビューンのボブ・ダットンが関係者からの情報として伝えています。

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マリナーズがメルキー・カブレラの獲得に関心をもつ理由は?

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マリナーズはラインナップの構成上、右打ちの外野手を必要としているのですが、「右打ちの外野手でないといけないのか?」と、今週初め頃(12/1-2)に記者が、ジャック・ズレンシックGMに尋ねたところ、「必ずしもそうではない。スイッチヒッターはとても素晴らしい。右打者が良いのだが、だからと言って、素晴らしい打者を見過ごすことはできない」と答えています。

ズレンシックGMが「スイッチヒッターはとても素晴らしい」と語った時点で、FA市場に残っているスイッチヒッターは、メルキー・カブレラ、チェイス・ヘッドリー、エミリオ・ボニファシオが目立つところとなります。

三塁をポジションとするチェイス・ヘッドリーはカイル・シーガーがいますので除外され、エミリオ・ボニファシオは内外野を守れるユーティリティプレーヤーですが、「見過ごせないほどの強打者」ではありません。

メルキー・カブレラは言うまでもなく、スイッチヒッターで、ヤンキースからロイヤルズ在籍の2011年まではセンターを守っていましたが、ここ数年はレフトとライトの両翼を守っている外野手です。

2012年にはPED(パフォーマンス向上薬)の問題で出場停止処分を受け、その後の2013年には数字を落としたため、影響が懸念されたものの、2014年には139試合で打率.301/本塁打16/打点73/出塁率.351/長打率.458/OPS.809と好成績を残しています。

メルキー・カブレラの年度別成績と通算成績は以下のとおりとなっています。

Melky Cabrera Stats 2014

2014年シーズンのア・リーグで、打率が3割を越えた打者は8人しかいませんし、OPS.808はリーグ13番目で、外野手だけではマイク・トラウト、ホセ・バティスタ、マイケル・ブラントリー、ネルソン・クルーズに次ぐ5番目の数字で、メルキー・カブレラが、このオフのFA・トレード市場でトップクラスの打者であることは間違いありません。

ジャック・ズレンシックGMが挙げた、「スイッチヒッター」「外野手」「素晴らしい打者」という条件をみたすのはメルキー・カブレラに絞りこまれていきます。

そのため、そのコメントをズレンシックGMが口にしたた時点の状況を踏まえれば、メルキー・カブレラに興味を示していることを示唆していたと考えられます。

そして、それを裏付けるように、「マリナーズがメルキー・カブレラに興味を示している」という情報がMLB関係者に流れ始めているという状況です。

マリナーズにとってメルキー・カブレラが好ましい理由として、「2番打者を探している」ことが挙げられると、タコマニューストリビューンのボブ・ダットンは説明しています。

2014年は終盤にダスティン・アックリーがカノ、モラレス、シーガーの前の2番を務めていたのですが、8番を務めた23試合では打率.330/出塁率.404/長打率.466と良かった成績が、2番では50試合で打率.233/出塁率.277/長打率.435と低迷しました。

そのためロイド・マクレンドン監督はダスティン・アックリーを下位打線に下げるために、2番を打てる打者がほしいと示唆していたとのことです。

メルキー・カブレラは2014年に、エンカーナシオンとバティスタの2人の前を打つ2番打者として打率.288/本塁打11/出塁率.343/長打率.440/OPS.783と結果を残しています。

またキャリア全体でも出場1211試合中370試合が2番打者としてのもので、一番慣れている打順でもあり、2番での通算成績も打率.292/出塁率.341/長打率.433と結果を残しているため、メルキー・カブレラは、マリナーズが欲する条件に正に合致するプレーヤーです。

ロビンソン・カノ、ネルソン・クルーズ、カイル・シーガーと中軸が編成できましので、よりその前を打つ2番打者の出塁率が重要になりますが、キャリア全体でも.339、2014年は.351と高いメルキー・カブレラは魅力的です。

マリナーズがメルキー・カブレラを獲得する上での障害は?

マリナーズがメルキー・カブレラを獲得する上での障害は、以下のようなものがあげられます。

  1. 獲得するとドラフト指名権を失う
  2. 複数球団による争奪戦
  3. 要求している契約が5年5000万ドル
  4. アメリカの東海岸のチームが希望

メルキー・カブレラはクオリファイングオファーを拒否していますので、獲得するとドラフト指名権を失うことになります。

ただ、マリナーズはすでにネルソン・クルーズの獲得で1巡目の指名権を失っていますので、カブレラを獲得しても2巡目の指名権となり、大きな痛手ではないと考えられています。

続いての複数球団による争奪戦の状況についてですが、メルキー・カブレラは、現在のFA市場で残っている数少ない攻撃力のある外野手のためサンフランシスコ・ジャイアンツやボルティモア・オリオールズも関心を示していると報じられています。

ジャイアンツは外野手を補強ポイントとし、サンドバルが抜けたことで、打線に厚みを加える補強を必要としている上に、資金力がありますので、最後まで争奪戦に残ると考えられます。

一方のオリオールズは、マーケイキスとクルーズが抜けたことで、外野は補強ポイントとなっていますが、予算にあまり余裕がありません。そのためか、ダン・デュケットGMは内部でのオプションも多くあると語っていますので、金額が高くなると手を引くことになりそうです。

マリナーズは、相手からの要求が高いため話が進んでいないものの、マット・ケンプに引き続き興味を持っています。マット・ケンプの契約は5年1億700万ドル残っているため、年俸で2140万ドルを負担する必要があるのですが、それでも引き続き検討しているため、資金的にはメルキー・カブレラにも対応できそうです。

そして3つ目は、要求している契約が5年5000万ドルという規模という問題ですが、このままの金額であればマリナーズも手をひく可能性はありそうです。ただ、どのチームのこの規模をだすことにためらう可能性が高く、4年から3年契約に収まると予想されます。

他にもアメリカの東海岸のチームを、個人的な事情で希望しているとこともネックとなるとされてきましたが、最近になって、それ以外の選択肢も考え始めているとの情報を、ボブ・ダットンが関係者から得ているとのことです。

メルキー・カブレラが東海岸を希望しているため、西海岸のシアトルを本拠地とするマリナーズはハンデがある状況で、必然的に、他チームよりも多くお金を積まざるをえない状況とはなりそうです。

ただ、マリナーズは、これからチームのコアになる選手を出すくらいならば、お金を少々高く出すということを選んできていますので、交換要員が必要なマット・ケンプ、ジャスティン・アップトンよりもハードルは低いかもしれません。

CBSスポーツのジョン・ヘイマンは、マリナーズはネルソン・クルーズと同様の4年5700万ドル規模を準備する意向があると伝えています。

そしてロビンソン・カノはメルキー・カブレラとヤンキースでともにプレーした経験もあり、親しい間柄のため、ネルソン・クルーズの移籍同様に影響を与える可能性があります。

12月8日からウィンター・ミーティングが始まるため、今後の動きが注目されます。