マリナーズの2015年のアクティブロースター(25人枠)は?2014年末時点での状況と今後の予想

Seattle Mariners Top Catch

FAのネルソン・クルーズを獲得し、J.A.ハップとジャスティン・ルジーノをトレードで獲得したマリナーズですが、いまだ左打ちの外野手を中心に補強を模索している状態です。

そのマリナーズの2014年12月27日時点の25人枠や先発ローテなどについての情報をまとめています。

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投手陣は先発ローテはほぼ固まるも、ブルペンは激しい競争に

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タコマニューストリビューンのボブ・ダットンが2015年のマリナーズの現状について分析しているのですが、それをベースに、シアトル・タイムズなどの地元メディアの情報を加えてまとめています。

マリナーズはJ.A.ハップを獲得した際に、先発ローテの3番手もしくは4番手を任せる構想であることを、ロイド・マクレンドン監督が話していました。そのため現状で想定されている先発ローテーションは以下のとおりとなっています。

  1. フェリックス・ヘルナンデス(右)
  2. 岩隈 久志(右)
  3. ジェームズ・パクストン(左)
  4. J.A.ハップ(左)
  5. タイファン・ウォーカー(右)/ロエニス・エリアス(左)

前の4人はほぼ確定されていて、5番手をタイファン・ウォーカーとロエニス・エリアスで争い、その競争に敗れた選手は、ロングリリーフなどのブルペンに回るのではなく、3Aでより経験を積ませるだろうと見られています。

2015年に先発ローテでチャンスを与えられたエラスモ・ラミレスは防御率5.26/WHIP1.54と大きく期待を裏切りましたが、ネベスエラのウィンターリーグでは5試合に先発して30イニングを投げ、防御率0.30/WHIP0.63という圧倒的な成績を残しています。

しかし、エラスモ・ラミレスは”out of options”で、ウェーバーにかけてからでないとマイナーに降格させることができません。現状ではエラスモ・ラミレスをウェーバーにかければ他チームにクレームされる可能性が高いと予想されます。

スポット先発とロングリリーフをこなす役割を与えることも考えられるのですが、リリーフは層が厚いため、ローテ投手に故障がなければ、トレードの交換要員となる可能性があると予想されています。

先発ローテの編成でもう一つ影響を与える要素が、2011年ドラフト1巡目全体2位指名のダニー・ハルツェンです。スプリングトレーニングで状態がチェックされるものの、マイナーからのスタートとなることは確実で、シーズン後半に状態が良ければ、プラスアルファの戦力として期待できるという状況です。

競争がかなり激しいのが、防御率2.59が両リーグトップのブルペンの枠です。

投手陣ではブルペンに7名が割り当てられるのですが、確実なのはクローザーのフェルナンド・ロドニーだけで、それ以外の6人は、厳しい競争の中で振り落とされていくことになるようです。

その6つの枠を争うのが、右投手では、トム・ウィルヘルムセン(防御率2.27/WHIP1.05)、ダニー・ファーカー(防御率2.66/WHIP1.13)、ヨアビス・メディーナ(防御率2.68/WHIP1.33)、ドミニク・レオン(防御率2.17/WHIP1.16)に、先発としてはうまくいかなかったもののリリーフ転向後は防御率2.17のブランドン・マウラーがいます。

さらに9月にメジャー昇格したカーソン・スミスも9試合で8.1イニングを投げて無失点と活躍していて、その争いに加わると考えられているため、これらの右投手だけで6名となります。

さらに左投手ではシーズン全体で防御率3.61も、オールスター以降は防御率2.93と安定した投球を見せたチャーリー・ファーブッシュに、ルーカス・リットキー、エドガー・オルモス、デビッド・ロリンズ、ブライアン・モランらも、ブルペンの枠を争うことになります。

このようにブルペンの層が厚いため、すでに多くの選択肢があるのですが、FAとなった左腕のジョー・ベイメル(防御率2.20/WHIP1.18)との再契約にも関心を示していて、引き戻すことに成功した場合には、さらに競争は激化することになりそうです。

25人枠の野手13名はどのような構成になるのか?

2014年末の時点で予想されているアクティブロースターでの野手の構成は以下のとおりとなっています

  • 捕手:マイク・ズニーノ/ヘスス・スクレ
  • 一塁:ローガン・モリソン
  • 二塁:ロビンソン・カノ
  • 三塁:カイル・シーガー
  • 遊撃:ブラッド・ミラー/クリス・テイラー
  • 左翼:ダスティン・アクリー
  • 中堅:オースティン・ジャクソン
  • 右翼:ジャスティン・ルジアーノ/ジェームズ・ジョーンズ
  • 指名:ネルソン・クルーズ

上記の12名に加えて、捕手とセンター以外の内外野をカバーできるユーティリティプレーヤーのウィリー・ブルームクイストは25人枠に入り、13名になると考えられます。

ただ、この構成が変わる要素として、「左打ちもしくは右打ちの外野手の補強」と「ショートのレギュラー争い」があります。

現状では、野手の最後の1枠はジェームズ・ジョーンズが入り、ジャスティン・ルジアーノとのプラトーン要員として残ると見られていますが、外野手を補強した場合には、ジェームズ・ジョーンズがはじき出されると予想されます。

そしてもう一つ25人枠に影響を与える要素として挙げられるのが、ショートのレギュラー争いです。

ブラッド・ミラーがショートのレギュラーになった場合には、クリス・テイラーは3Aでプレーし、経験を積むことになる可能性が高いと見られていて、その場合にはもう1つ枠が空くことになります。

その空いた枠には、2015年がラストチャンスになる可能性があるヘスス・モンテロなどが25人枠に残る可能性があります。また、スプリングトレーニングでテストされる2013年のドラフト1巡目指名のD.J.ピーターソンも、右打ちの一塁手としてシーズン後半では選択肢となる可能性があると考えられています。

クリス・テイラーがショートのレギュラーとなった場合には、ブラッド・ミラーはマイナーでプレーするのではなく、サード、ショート、セカンドのバックアップに加えて、ファーストとライトでの起用が検討されると見られています。

現時点ではマリナーズ幹部らは、ブラッド・ミラーがオールスター後に打率.268/長打率.330/出塁率.464と成績が向上したことや、シーズン10本塁打がア・リーグの遊撃手の中では、アレクセイ・ラミレスの15本、イグザンダー・ボガーツの12本に次ぐ3番目であることなどを評価していて、ショートのレギュラーに据えたいと考えているようです。

守備面ではブラッド・ミラーのほうが不安定で、クリス・テイラーのほうが優れているとされていますが、ミラーの長打力により期待をしているとのことです。

そのため仮にブラッド・ミラーは、ショートのポジションを失っても、ブラッド・ミラーの攻撃力を活かすため、ローガン・モリソンのバックアップ、ライトでジャスティン・ルジアーノとの併用などで、ラインナップに並べることが検討されているようです。

捕手に関しては基本的にマイク・ズニーノとヘスス・スクレの2人でいく予定ですが、層を厚くするためにマイナー契約でベテラン捕手を確保するという動きはあると考えられています。

これらの状況をまとめると、クリス・テイラーとジェームズ・ジョーンズの2人以外の11名は、固まりつつあるマリナーズの25人枠での野手の構成です。

昨年の同じ時期に比較するとロースターのバランスは改善されたのですが、外野にはまだ弱さが残っていることは否定できません。もう一人インパクトのある選手を獲得して、シーズンにのぞめれば、ポストシーズン進出の可能性も高まりそうです。