【マリナーズ】GMが補強を明言も資金は?マリナーズに見込まれる収入増

2014年シーズン終了後の記者会見で、ズレンシックGMが積極的な補強に動くことを明言しました。

しかし、チームにインパクトがある本腰を入れた補強をするとなると、トレードでもFAでも、それなりに資金が必要となります。

そこで、懸念されるのが資金面の問題です。特にマリナーズは2014年開幕前には予算に余裕が無いと関係し者から漏れ伝わっていましたので、なおさらです。

しかし、ズレンシックGMは、予算は確保できる見込みで、年俸総額が増えるあると述べ、それを球団社長のケビン・マザーも認めるなど、マリナーズ全体で予算の見通しが立っていることがうががえます。

そこで今回は、マリナーズの年俸総額や補強のための資金はどこからくるのかについてまとめています。

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マリナーズの2014年は予算の問題で補強が途中でストップする事態に

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2013年のオフから2014年開幕にかけてのマリナーズの補強は、ロビンソン・カノ(10年2億4000万ドル)、フェルナンド・ロドニー(2年1400万ドル)、コリー・ハート(1年600万ドル)と動いたあたりで一気に鈍りました。

ネルソン・クルーズやケンドリス・モラレスとの交渉の情報は幾度も流れたものの、予算的に高額の複数年を用意できないことなどを理由に折り合わなかったとされています。

そのマリナーズの年俸総額は、AP通信による2014年シーズン開幕前のデータでは、9208万1943ドルとされていました。

しかし、そこからシーズン中の獲得、選手へのインセンティブなど様々な数字が加わっていきますので、シーズン終盤まで、年俸総額は変動し続けます。

その最終的な年俸総額として、地元メディアの1つであるタコマ・ニューストリビューンが約1億670万ドル(約114億円)になったと伝えています。

その年俸の内訳は以下のとおりととなっています。

  • ベースサラリー:9570万ドル(約102億円)
  • インセンティブ:510万ドル(約5億4000万円)
  • 契約金:400万ドル(約4億2000万円)
  • バイアウト(契約破棄に伴う支払):190万ドル(約2億円)

このオフにFAとなる選手はいるものの、いずれも金額的に大きい選手ではないため、大きな減額はないため、基本的には、この金額から2015年はさらに増えていくことになります。

マリナーズはFA補強の他にも、年俸54万ドルだったカイル・シーガーが年俸調停の1年目で、オースティン・ジャクソンは調整3年目となり、600万ドルからの年俸増が必至です。

さらに、将来的な支出を抑えるために、カイル・シーガーと長期の契約延長をすることを検討していますし、岩隈久志とも、複数年の延長交渉を行うだろうとの米メディアの予想も出ています。

これらのことを考慮した上で、さらに補強をする分の資金も用意する必要があるマリナーズです。

では、何を根拠に球団幹部たちは年俸総額の枠を大きくできると考えているのでしょうか?

マリナーズの補強の資金はどこから生まれるのか?

MLBが2013年にFOX、ターナー・ブロードキャスティング・システム(以下TBS)と結んだ全米中継用の放映権契約では、以前の契約と比較して、ほぼ倍増しました。

その契約は8年(2014-21年)間で、各チームへの分配金が毎年2500万ドルが8年間にわたって増加することになりました。

しかし、この資金は30球団すべてに与えられるもので、マリナーズだけの収入増ではありません。

さらにマリナーズはロビンソン・カノとの契約時に、すでにこの2014年からの収入増を見込んで、年平均2400万ドルの大型契約を提示して合意しました、

そのため、この収入増はロビンソン・カノの年俸を打ち消すことはできましたが、2015年の補強の資金にはそのままスライドできません。

しかし、これとは別に、マリナーズの補強資金にまわせる2つの収入増があると、タコマ・ニューストリビューンは分析しています。

具体的には、1つは観客動員増、もう1つはケーブルネットワークのルーツスポーツ・ノースウェストの企業支配権の獲得による収入増とのことです。

まずは、観客動員についてですが、前年比で17%増加していて、この伸び率は30球団でトップの数字です。

このことは2014年の収入増でもあるのですが、好成績の翌年はシートの売れ行きも良いため、2015年はさらに動員増、収入増が期待できるということです。

2014年のマリナーズの観客動員数は206万4,334人で、2013年の176万1,546人から30万人超の増加で、2010年以来の200万人の大台突破で、さらなる伸びが来年は期待できるということです。

しかし、これだけでは補強資金の全てを賄うには及びません。

これよりも大きな資金源となると予想されているが、ルーツスポーツの企業支配権の獲得による収入増です。

数年前よりも確実に資金面は潤沢なマリナーズ

マリナーズが取得して企業支配権を有することになった結果、ルーツスポーツ・ノースウェストが得る権利料の収入も、マリナーズの懐にはいるようになりました。

そのルーツスポーツ・ノースウェストが得る権利収入は、フォーブスの試算によると2030年まで毎年1億300万ドル(約110億円)となっています。

ルーツスポーツ・ノースウェストは、ワシントン州とオレゴン州をカバーしているスポーツ放送ネットワークで、マリナーズだけでなく、NFL(アメフト)のシアトル・シーホークス、MLS(サッカー)のシアトル・サウンダーズの放送も行っています。

NHLとMLBの2チームは、マリナーズ以上の動員力もある人気チームのため、このチームの試合の放送による収入は魅力的です。

このルーツスポーツの収入もマリナーズの予算として考えられるようになっているということになります。

マリナーズは元々、ローカル放映権に関してルーツスポーツ・ノースウェストを契約を結んでいて、年間4500万ドルを受け取っていました。

そのため、単純にそれを差し引くと5800万ドルあまりが、マリナーズの年間収入増という計算になります。

マリナーズの幹部はあくまでもメディアの試算で、そんなに予算は増えないと述べているものの、数年前よりは確実に資金が潤沢になったと考えられる状況であることは間違いありません。

マリナーズは2001年と2002年には両リーグトップの350万人を動員していた実績もあり、シアトル自体は大きなマーケットです。

補強をすることでチームが強くなれば、さらなる収入増は十分に見込めるため、収入と補強資金の良いサイクルがチームにも生まれてくるも期待できます。

マリナーズがポストシーズンにコンスタントに進出できる球団に変わっていくのか、それとも後戻りするのか。

重要な2014年シーズンオフから2015年にかけてのマリナーズの補強となりそうです。