マリナーズの最大の失敗はシーガー3兄弟全員を指名しなかったこと?アメリカの電子スポーツメディアが指摘

Seattle Mariners Top Catch

シアトル・マリナーズはジャック・ズレンシックからジェリー・ディポトGM体制に移行しました。

ジャック・ズレンシックが解任されるキッカケとなったのは2015年のチームの低迷もありましたが、ドラフト戦略も含めたファームの惨状もその大きな理由の1つでした。

MLB公式サイトのプロスペクトランキングが先日発表されましたが、マリナーズはベスト100にアレックス・ジャクソンが94番目とギリギリランクされるにとどまっています。

多くのロースター編成上に失敗があったため、こうなってしまっているのですが、その失敗の中でも一番大きいのはシーガー3兄弟を全て指名しなかったことかもしれないと、アメリカの電子スポーツメディアであるRant SportsのDustin Martynが指摘しています。

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カイル・シーガーの弟はMLBでNO.1プロスペクトの評価を受ける

マリナーズの中軸、そして正三塁手を務めているのがカイル・シーガーです。

そしてその弟であるコーリー・シーガーはドジャースに在籍しているのですが、そのコーリー・シーガーは2016年度版のプロスペクトランキングでMLB全体でNO.1の評価を受けています。

コーリー・シーガーは2015年にメジャー昇格し、27試合で打率.337/出塁率.425/長打率.561とこれまでの評判に違わぬ結果を残し、強肩も高く評価されているため、既にMLBでもトップクラスの遊撃手だとの声もあるほどです。

それらの事実にDustin Martynは触れたあとに、マリナーズは2012年にドラフトでこのコーリー・シーガーを指名できたことを指摘しています。

コーリー・シーガーは1巡目全体18番目で指名されたのですが、その年のマリナーズは3番目の指名権を持ちマイク・ズニーノを指名しました。

ところがマイク・ズニーノはメジャー昇格の3年で打率.193と低迷し、2016年はマイナースタートが確実な状況となっています。

この両者の比較に加えて、マリナーズはショートもなかなか定まらないポジションで、コーリー・シーガーはその問題を解決できる選手だったことを指摘しています。

マリナーズはここ数年、ニック・フランクリン、ブラッド・ミラー、クリス・テイラーなど様々な選手を起用したが上手く行かず、現在有力なケーテル・マルテがつまずいた場合には、有効な他の選択肢がない状況です。

それらを考えればコーリー・シーガーを指名しておいたほうが良かったということです。

マリナーズは翌2013年のドラフトではジャスティン・シーガーというカイルとコーリーの弟を12巡目で示していますので、なおさら全てのシーガー兄弟を示しなかったことはジャック・ズレンシックの最大の失敗になるだろうとDustin Martynは予想しています。

マリナーズのジャック・ズレンシックGM就任後の1巡目指名選手の一覧と現状

ジャック・ズレンシックGM就任後のマリナーズの1巡目指名選手は以下のとおりとなっています。

  • 2009 ダスティン・アクリー(二塁手/外野手) 1巡目全体2番目
  • 2009 ニック・フランクリン(遊撃手) 1巡目全体27番目
  • 2009 スティーブ・バロン(捕手) 1巡目全体33番目
  • 2010 タイファン・ウォーカー 1巡目全体43番目
  • 2011 ダニー・ハルツェン 1巡目全体2番目
  • 2012 マイク・ズニーノ 1巡目全体3番目
  • 2013 D.J.ピーターソン 1巡目全体12番目
  • 2014 アレックス・ジャクソン 1巡目全体6番目
  • 2015 1巡目指名権喪失(QO拒否のネルソン・クルーズとの契約のため)

ダスティン・アクリーとニック・フランクリンはメジャーに昇格したものの、期待されたパフォーマンスには程遠い結果に終わり、すでにトレードでチームを去っています。

現在、タイファン・ウォーカーは開幕時のロースターに入る可能性が高いと予想されますが、まだまだトッププロスペクトとして評価されてきたようなポテンシャルは十分に発揮できていません。

ダニー・ハルツェンは当落線上にいる状態ですが、マイナー降格のオプションがなくっているため、ウェーバーをクリアしなければマイナー降格もできない微妙な位置にいます。

D.J.ピーターソンは2015年に大きく評価を下げ、スティーブ・バロンはようやく2015年にメジャー昇格を果たしたところで、マリナーズのNO.1プロスペクトのアレックス・ジャクソンは1Aにとどまっています。

もちろんどの選手もこれからのプロキャリアで判断されるべきものではあるのですが、上手く行っていないことは間違いありませんし、現時点ではズニーノを指名し、コーリー・シーガーを逃したのは賢いチョイスではなかったと言われても仕方がない状況ではあります。

このようなドラフト戦略と選手育成の失敗はマリナーズの将来に向けての展望に大きく影を落としています。

もし2016年も2015年同様にチームが停滞して早々にポストシーズン争いから離脱した場合には、2018年には契約が切れるネルソン・クルーズ、ウェイド・マイリー、事によっては2016年シーズン終了後にFAとなる岩隈久志、青木宣親、アダム・リンドに加えて、エースのフェリックス・ヘルナンデスを含めた完全な再建モードも視野に入れなければならないほど、マイナーの層が薄くなっています。

限られた予算でチームを優勝争いできる状態にしながら、ファームの充実をはかるという難しい課題にジェリー・ディポトGMは取り組むことになりそうです。

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