マリナーズがエラスモ・ラミレスを獲得も・・・シシェックを交換でトレード放出

Seattle Mariners Top Catch

先発ローテーションを厚くしたいマリナーズと終盤のブルペンのグレードアップを目指すレイズとの思惑が一致しての、1対1のトレード成立のようです。

シアトル・マリナーズがレイズからエラスモ・ラミレスを獲得し、レイズはスティーブ・シシェックを獲得するトレードが合意に達したと報じられています。

マリナーズ傘下の3Aがあるタコマのメディアであるタコマニューストリビューンのボブ・ダットン氏が以下のように伝えています。

この情報をMLBネットワークのケン・ローゼンタール氏、ジョン・モロシ氏が確認していますので、正式にトレード成立が発表されていませんが、合意していることは間違いないと言える状況です。(追記:その後、正式にトレード成立が発表されています。)

さらにESPNのジェリー・クランスニック氏によると、シアトル・マリナーズがシシェックの年俸の一部を負担することになるようです。

スティーブ・シシェックの年俸が600万ドルで、エラスモ・ラミレスは312万5000ドルとなっています。今季の残契約分がシェックが240万ドル前後、ラミレスが130万ドル前後となりますので、その差額分をマリナーズが埋めてのトレード成立です。

27歳のエラスモ・ラミレスは2015年シーズン開幕直前の3月31日に、マイク・モンゴメリーとの1対1のトレードでレイズに移籍していました。今年が年俸調停1年目で、FAとなるのは最短で2019年シーズン終了後のため、2年半はチームがコントロールすることが可能です。

31歳のスティーブ・シシェックは2年1000万ドルの契約最終年で、今季終了後にFAとなります。

マリナーズはドリュー・スマイリーが今季絶望となり、岩隈久志の復帰の目途が立っていません。若いアリエル・ミランダ、ルーキーのアンドリュー・ムーアらも息切れ気味で、低迷しロングリリーフに回っていたヨバニ・ガヤルドを先発ローテに戻すなど、やりくりに苦労している状況です。

一方、試合終盤に関してはクローザーのエドウィン・ディアスの前に、ニック・ビンセント(防御率1.91)、トニー・ジック(防御率2.14)とセットアップがいたところに、デビッド・フェルプスを加えています。そのため勝ちゲームでの試合終盤のやりくりには、余裕がある状態とはなっていました。

それでもスティーブ・シシェックは変則的な投球フォームで、ブルペンに変化を加えることになっていましたし、防御率3.15と結果を残していましたので、メジャーレベルでのマイナスになっている面があります。

エラスモ・ラミレスは2015年の移籍1年目は主に先発で163回1/3を投げて防御率3.75と結果を残しましたが、2016年からはレイズの先発投手のコマが増えたこともあり、スポット先発とロングリリーフが担当となりました。

2016年は90回2/3で防御率3.77をまずまずの結果を残しましたが、今季に関しては18試合がリリーフ、8試合先発で69回1/3で防御率4.80と良い結果は残せていません。

ただ、奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)が7.1、与四球率(9イニングあたりの与四球数)が2.1とまずまず安定した内容ではあります。

マリナーズの今季開幕時に想定していた先発ローテのうち、ドリュー・スマイリー、岩隈久志、ヨバニ・ガヤルドが来季の構想から外れる公算が高くなっています。現時点で目ぼしいローテ候補となる投手も見当たらないため、今季だけでなく来季以降も見据えての補強と考えられます。

しかし、仮にエラスモ・ラミレスがアンドリュー・ムーアの代わりに先発ローテに入っても、大きなグレードアップになるかどうかは微妙です。そのため、とりあえず保険としてエラスモ・ラミレスを確保しておいて、引き続きジェリー・ディポトGMは先発投手の補強を模索する可能性が高そうです。

ファームの選手層が薄いため、メジャーレベルの補強を行おうとすると、他の面でメジャーレベルでの戦力ダウンを招いてしまうという、マリナーズの苦しい台所事情を反映したトレードと言えそうです。

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