シアトル・マリナーズの2015年シーズンのトップ10プロスペクト一覧

Seattle Mariners Top Catch

このページではシアトル・マリナーズの2015年シーズンにおけるトッププロスペクトをまとめています。

ベースボールプロペクタス、ベースボールアメリカ、MLB公式サイトによるプロスペクトランキングを元に、今後に期待される10名の選手をピックアップしています。

なお、このプロスペクトの一覧は、2015年2月25日時点の情報を元に作成しています。

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マリナーズの2015年のファームシステムで将来が有望視される選手リスト

ベースボールプロペクタス、ベースボールアメリカ、MLB公式サイトを元にしたプロスペクトランキングは以下の表のとおりとなっています。

Mariners Prospects 2015

なお、2011年ドラフト1巡目全体2番目指名の左腕投手ダニー・ハルツェンが本来はランキングに入るべきなのですが、どの媒体も故障からのどれだけ回復しているか確認できていないため、トップ10にはいれていません。

以前のような状態に戻っていれば、マリナーズのファームシステムではNO.1の投手で、野手を含めてもトップ3に入ると予想されます。

今回は、上記のリストに記載されている上位10名について、年度別成績やスカウティングの情報などを選手別にまとめています。

1位:アレックス・ジャクソン(19歳)

アレックス・ジャクソンの年度別成績は以下の表のとおりとなっています。

Alex Jackson Stats 2014

2014年ドラフト1巡目全体6番目指名で入団した、右投右打の外野手/捕手。

2014年はルーキーリーグで23試合に出場し、82打数で打率.280/本塁打2/打点16/出塁率.344/長打率.476という成績を残す。

2014年ドラフトの高校生の打者としてはトップレベルとの評価。一番の魅力は打撃でバットスピードとその強さとされる。打撃への感性もよく、打率も残せる打者になるのではないかとの評価。ただ、スイングが大きくなる傾向が空振りにつながっているので、それを克服する必要がある。

高校時代は捕手を務めていたが、マリナーズは外野手として指名。捕手を務めていた肩の強さと運動神経の良さがライトに向いていると考えられる。年齢は若いものの、その動きの良さゆえに、2015年も期待される打撃を見せることができれば、ファームシステムを速いペースで登っていくのではないかと予想されている

2位:D.J.ピーターソン(23歳)

D.J.ピーターソンの年度別成績は以下の表のとおりとなっています。

DJ Peterson Stats 2014

2013年ドラフト1巡目全体12番目指名で右投右打の一塁と三塁をポジションとするコーナーインフィルダー。

高校卒業時にもマリナーズが33巡目で指名するも、契約せずに大学に進学。その大学での成長により高い評価を得て、1巡目指名をマリナーズからうけることに。

2014年は1Aアドバンスドで打率.326/本塁打18/打点73/出塁率.381/長打率.615を記録し、2Aでは打率.261/本塁打13/打点73。

そのため1Aと2Aの通算で31本塁打・111打点を記録し、マイナー全体でも6人しかいない30本塁打・100打点を達成しました。

肩などは良く、身体のサイズの割には動けるものの、三塁手としては守備力が物足りないため、将来的には一塁手に落ち着くことになると予想される。小さいテイクバックのスイングからパワーのある打撃が高い評価を受けている。

ただ、引っ張っての打球が多いことや三振が多いことが課題で、そのことにより評価が割れることもある。

マリナーズは一塁、三塁、指名打者といずれもポジションが埋まっているため、2015年は大部分を3Aで過ごすことが予想されるも、シーズン終盤の9月、遅くとも2016年にはメジャーでチャンスを与えられると考えられています。

3位:ケーテル・マルテ(21歳)

ケーテル・マルテの年度別成績は以下の表のとおりとなっています。

Ketel Marte Stats 2014

ドミニカ共和国出身のスイッチヒッターで遊撃と二塁をこなせるミドルインフィルダー。

2014年は2Aで109試合に出場し、打率.302/本塁打2/打点46/出塁率.329/長打率.404。3Aでは19試合で打率.313/本塁打2/打点9/出塁率.367/長打率.450という成績を残す。

将来の一番打者候補で、走塁、守備でのスピートが評価されている。盗塁は2014年に2Aと3Aの合計で29盗塁。守備面ではエラーがまだ多いものの、肩と身のこなしなど遊撃手に相応しいものを備えているとの評価。

打撃ではパワーがないため、スピードを活かすために出塁率を高めることが必要だが、打率が高く、三振率が低いことからわかるようにコンタクトには長けているものの、出塁率と打率の差が少なく、四球を選ぶ忍耐力にまだ欠ける面がある。

4位:エドウィン・ディアス(20歳)

エドウィン・ディアスの年度別成績は以下の表のとおりとなっています。

Edwin Diaz Stats 2014

2012年ドラフト3巡目全体98番目で指名されて入団した右投右打の投手。

2014年は1Aフルで24試合116.1イニングを投げて、防御率3.33/6勝8敗/WHIP1.19の成績を残す。

ウォーカー、パクストン、エリアスが昇格した今、マリナーズのファームシステムでは投手No.1プロスペクトと評価される場合も。マリナーズが当初予期していたよりフィジカルが急速に成長しているため、球速はさらに向上するとみられている。

評価されているのは90マイル中盤に到達するファーストボールで、変化球ではスライダー。コントロールも順調に改善され、ブレーキングボールが良くなっていて与四球が少なく、空振りも奪える。ただ、チェンジアップはまだまだ改善する必要がある。

5位:カブリエル・ゲレーロ(21歳)

カブリエル・ゲレーロの年度別成績は以下の表のとおりとなっています

Gabriel Guerrero Stats 2014

ドミニカ共和国出身の右投右打の外野手で、2014年は1Aアドバンスドで131試合に出場し、打率.307/本塁打18/打点96/出塁率.347/長打率.467の成績を残す。

打撃面でのパワーは、まだ十分に発揮されていないが、打率と長打の両方を期待できる打撃力を持つ選手として評価される。守備では肩も良いとのこと。

ややフリースインガーの傾向があるため、昇格していく上で、そのことが今後の課題に。実際に打率と出塁率の差が.040しかなく、三振率が24.3%と高い。ただ、持っているポテンシャルそのものは高いとされる。

6位:オースティン・ウィルソン(23歳)

オースティン・ウィルソンの年度別成績は以下の表のとおりとなっています。

Autsin Wilson Stats 2014

2013年ドラフト2巡目全体49番目指名で入団した、右投右打の外野手。

2014年はルーキーリーグの6試合で打率.625と打ちまくる。1Aフルでは打率.291/本塁打12/打点54/出塁率.376/長打率.517の成績を残す。

運動神経や技術など光るものはあるものの、安定性にかけて、パフォーマンスに波があるのが難点。パワーもあり、走るスピードも、肩も備わっているものの、コンタクトにはやや難があるため、ここが改善すればパワーも十分に発揮できるのではないかと見られています。

2014年は進歩を見せていたものの、アキレス腱の故障によりシーズンの大部分を棒に降ったことが惜しまれる。

7位:ルイス・ゴハラ(18歳)

ルイス・ゴハラの年度別成績は以下の表のとおりとなっています。

Luiz Gohara Stats 2014

ブラジル出身の左投左打の投手で、2014年はルーキーリーグで2試合12.2回で防御率2.13/WHIP1.03と結果を残すも、昇格したAショートでは防御率8.20/WHIP1.88と苦しむ。

2014年の成績は芳しくないものの、全てうまく噛み合っている時には、特別な存在になり得るポテンシャルを見せるとされていて、そのポテンシャルが評価されています。マリナーズがフォームのメカニックをいじったことが低迷につながったとの指摘も。

ファーストボールは93-95マイルに到達し、カーブとチェンジアップが良いとされています。スライダーはまだまだの段階ではあるも、持ち球とする。

問題は体重増の傾向があり、ワークアウトでその問題を解決していく必要があるとのこと。そのフィジカルの問題をしっかりとコントロールできれば、年齢もまだ若く、持っているボールの質は良いため、一流の左腕になる可能性も。

8位:パトリック・キブラハン(25歳)

パトリック・キブラハンの年度別成績は以下の表のとおりとなっています。

Patrick Kivlehan stats 2014

大学時代はフットボール選手で、4年生になって野球に戻ってくると、一気にドラフト候補としての評価を高めて、2012年の4巡目全体131番目指名で入団。

右投右打の三塁と一塁をポジションとするコーナーインフィルダーで、2014年は1Aで34試合に出場し、打率.282/本塁打9/打点35/出塁率.331/長打率.563を記録して2Aに昇格。

2A昇格後も打率.300/本塁打11/打点68/出塁率.374/長打率.485という成績を残している。

2014年に盗塁を11回生功させるなど、身体の割には走ることができ、打撃ではコンタクトとパワーの両方を持ち合わせ得点を生み出せる三塁手になれるとの評価。守備にはやや疑問符がつくため、改善されなければ一塁に回る可能性も。

9位:タイラー・マルレット(22歳)

2011年ドラフトの5巡目153番目の指名で入団した、右投右打の捕手。タイラー・マルレットの年度別成績は以下の表のとおりとなっています。

Tyler Marlette Stats 2014

2014年は1Aアドバンスドで打率.301/本塁打15/打点49/出塁率.351/長打率.519の成績を残し、昇格した2Aでは9試合のみの出場で、打率.250/本塁打2/打点2/出塁率.333/長打率.500を記録。

マルレットはバットスピードとパワーが高く評価されていて、広角に打つことができる打撃を持つとさえる。足はあまり速くないものの、チャンスがあれば盗塁を狙う積極性がある。

元々、肩が良かったところに、守備全般でも改善されたため、平均レベルの捕手としての評価は得るように。それでもパスボールなどがまだまだ多いため、守備の改善は今後の継続的な課題に。

10位:カーソン・スミス(25歳)

2011年ドラフト8巡目全体243番目で入出した、右投右打の投手。カーソン・スミスの年度別成績は以下の表のとおりとなっています。

Carson Smith Stats 2014

マイナーでは1度も先発の経験がなく、リリーフ投手として育成され続けている。2014年は3Aで43.0回を投げて、防御率2.93/10セーブ/奪三振45/WHIP1.33の成績を残し、メジャーデビューを果たす。

メジャーでは9試合8.1イニングを投げて、防御率0.00/奪三振10/WHIP0.60と素晴らしい成績を記録。

サイドスローに近いスリークオーターで投げる変速右腕だが、三振を奪う能力が高く、奪三振率は1Aで11.18、2Aで12.78、3Aで9.42、メジャーでも10.84を記録する。

ファーストボールは通常は91-93マイル程度も、95-96マイル程度にギアを変えることができる。またファーストボールは沈む動きツーシーム(シンカー)が主なもので投球の5割強を占める。その沈む動きが良いため、ゴロを打たせることができる質の良いボール。

カーソンのブレーキングボールはマリナーズのファームシステムでもNO.1とされるほどで、スライダーが特に高い評価を受ける。

リリーフの中でも、タイプ的には7イニング目もしくは8イニング目のセットアップを期待できるとされています。