マリナーズのサーバイス監督は打線の得点力アップに自信 「チームの強み」とメディアに強調

シーズンオフの動きが鈍い中、矢継ぎ早にトレードとFA契約で動き、すぐに開幕を迎えることができるようなロースターをマリナーズのジェリー・ディポトGMは作り上げました。

ただ、ジェームズ・パクストンの健康面に不安があり、フェリックス・ヘルナンデスは衰えを感じさせるような状態のため、先発ローテーションは不安が残っています。

ジェリー・ディポトGMは先発ローテにも自信を見せているものの、現実的には打線の援護なしには勝ち星を多く積み重ねるのが期待しにくい編成となっています。

そのマリナーズですが、サーバイス監督は2018年のラインナップの得点力アップに自信を見せています。

シアトル・タイムズのライアン・ディビッシュ氏が”Analysis: Mariners believe their projected lineup will be teamʼs strength: We’re going to score a lot of runs.”という記事で、2018年の基本的なオーダーが以下のようになると予想しています。

  1. ディー・ゴードン(CF)
  2. ジーン・セグラ(SS)
  3. ロビンソン・カノ(2B)
  4. ネルソン・クルーズ(DH)
  5. カイル・シーガー(3B)
  6. リオン・ヒーリー(1B)
  7. マイク・ズニーノ(C)
  8. ミッチ・ハニガー(RF)
  9. ベン・ギャメル/ギレルモ・エレディア(LF)

このような現状であることを伝えた上で、以下のようにサーバイス監督が話したことが伝えられています。

“So I really like our lineup,” Servais said. “It’s very deep lineup. We’ve got power. We’ve got speed. We’ve got youth. We’ve got some veteran guys in the middle of it. We’re going to score a lot of runs.

“Out strength obviously for me is our lineup and our strength is what makes it dangerous, and I don’t think we want to get away from that,” he said.

「打線は上位から下位まで厚みがあり、長打力とスピード、そして若い選手とベテランがバランス良く組み合わされた良いラインナップで、多くの得点をとることができるだろう」「私が考える明らかな、マリナーズの強みはラインナップで、相手に脅威を与える危険なものだ」とサーバイス監督は話しています。

この後、記事ではレギュラークラスの選手個々人について触れているのですが、その要約は以下のとおりとなっています。


  • リードオフマンはサーバイス監督が繰り返し話してきたようにディー・ゴードン。昨年はジーン・セグラが125試合のうち119試合で1番で出場し、打率.305、出塁率.353、19盗塁、ディー・ゴードンは打率.308、出塁率.341、57盗塁。ジーン・セグラは平均以上のスピードがあるものの、ゴードンはMLBでもエリートクラスで、盗塁だけでなく走塁全般で優れている。そのためファングラフスの走塁に関するメトリックスでは平均を9.2点も上回っている。さらにゴードンを1番におくことで、7番まで左右のジグザグで打線を組むことができる。
  • 出塁率の高い2人が1番と2番を打つことにより、中軸のカノ、クルーズ、シーガーの攻撃力が効率的に活かされることになる。
  • ネルソン・クルーズは2017年の7月で37歳となったが、打率.285、OPS.924、39本塁打、119打点と衰えを感じさせない数字を残している。指名打者のため守備面での上積みがないにも関わらず、WARはマリナーズでトップだった。
  • ロビンソン・カノは2016年の素晴らしいシーズンの後となった2017年は打率.280、23本塁打、97打点、OPS.791と数字を落とした。しかし、ふくらはぎと太ももを痛めていた影響があった。コンディションが悪くなってしまったのは、本人とマリナーズの両者ともにWBCの影響と考えている。今年はWBCがないため、例年どおりの準備でシーズンを迎えることができ、体調面の不安も解消され、数字が良くなる期待ができる。
  • カイル・シーガーは打率.251、37本塁打、OPS.773、88打点と悪くない数字ではあったが、本人は納得のいかないシーズンに終わったと考えていて、精力的にシーズンオフを過ごしている。高いモーチベーションを維持していることをサーバイス監督は高く評価。
  • ミッチ・ハニガーは2度の故障者リストがあったため、出場が96試合にとどまるも打率.282、OPS.843、16本塁打、47打点という数字を残す。マリナーズの首脳陣はフルシーズンをプレーすれば、それらの数字はさらに良くなるだろうと考えている。
  • 149試合で打率.271、25本塁打、78打点のリオン・ヒーリーを獲得したことで、一塁をプラトーンプレイヤーの併用で回す必要がなくなり、昨年より上積みが期待できる。
  • マイク・ズニーノが期待されたポテンシャルを発揮しつつあることが大きな違いを生み出す可能性がある。早い段階でメジャー昇格したことで苦しんだ期間が長いが、昨年5月のマイナー降格がきっかけとなり才能を開花させつつある。124試合で打率.251、25本塁打、64打点という成績で、ズニーノのような攻撃力を持つ捕手がいるチームは少ない。

ミッチ・ハニガーは96試合で16本塁打を記録していますので、フルシーズンをプレーできれば20本塁打以上を打てる可能性があります。

それが実現できるようであれば、マリナーズ打線はロビンソン・カノ、ネルソン・クルーズ、カイル・シーガー、リオン・ヒーリー、ミッチ・ハニガー、マイク・ズニーノという6人の選手が20本塁打から30本塁打を打つことになる可能性があります。

ただ、ここ数年のマリナーズは本塁打数が両リーグの上位につけることは珍しいことではありませんでした。しかし、問題は打線全体のつながりが悪く、粗さが目立つため、安定した得点力にはつながっていませんでした。

しかし、2018年はディー・ゴードン、ジーン・セグラが1、2番を務め、9番には走力のあるベン・ギャメル、ギレルモ・エレディアが入ることで、本塁打以外の多彩なパターンで攻撃することも可能となります。

2017年のマリナーズは故障者が続出し、先発ローテを編成することに四苦八苦する状態でした。それでも打線が4点以上とった試合は70勝26敗で、3点以下になった時の8勝58敗の大きな負け越しをカバーして、ポストシーズン争いにとどまりました。

ジェームズ・パクストン、フェリックス・ヘルナンデス、マイク・リーク、エラスモ・ラミレス、マルコ・ゴンザレスという編成のため、2018年も先発ローテには大きな期待をしにくいマリナーズです。

ジェリー・ディポトGM、スコット・サーバイス監督が見込むような得点力がないと、苦戦することが予想されます。テコ入れをした打線が機能するかどうかが、大きな注目ポイントとなるマリナーズです。

スポンサーリンク

フォローする

よく読まれています
スポンサーリンク