マリナーズは先発ローテ6人・リリーフ8人制を併用へ!首脳陣が柔軟な運用を示唆

Seattle Mariners Top Catch

シアトル・マリナーズは2017年に、先発ローテに故障者が続出したことにより、17名もの選手を先発登板させる事態となりました。

マリナーズは多くの若い投手を先発起用したのですが、その結果、長いイニングを投げることができず、ブルペンに大きな負荷がかかりました。

そのため一般的な野手13名、先発投手5名、リリーフ投手7名という編成ではなく、野手を1人減らして、リリーフ投手を1人増やす、リリーフ8人制を採用している時期が多くありました。

今年も同様に野手12名という編成とすることが濃厚なのですが、それに加えて先発ローテを6人で回すことも選択肢としていることを、ジェリー・ディポトGMは明かしています。

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マリナーズは野手・投手ともに柔軟な編成が可能に

タコマニューストリビューンのTJ.コッテリアル氏は以下のように伝えています。

Dipoto said the Mariners have been setting themselves up or two years now to be versatile enough with their position players to include 13 pitchers as part of their 25-man roster, giving them the flexibility to add a sixth starter to the rotation or extra bullpen depth.

これから数年にわたりロースターに複数ポジションを守れる選手がいるため、野手を12人に減らして投手を13人とし、なおかつとの投手陣も先発ローテ6人制もしくはブルペン8人制を採用する可能性があることに、ジェリー・ディポトGMは言及しています。

マリナーズはユーティリティプレイヤーとしてロースタに入ることが濃厚なアンドリュー・ロマインが内外野を守ることができ、指名打者のネルソン・クルーズも外野を守ることができますし、一塁守備もオフから取り組んでいます。

新しく獲得したリオン・ヒーリーは一塁がメインとなりますが、三塁を守ることができますし、センターを守ることになるディー・ゴードンは二遊間もカバーでき、バックアップ捕手として登録されることが濃厚な若いマイク・マージャマは一塁も守ることができます。

このように試合中に柔軟に選手のポジションをを入れ替えることができるため、投手の方に枠を一つ使っても、対応ができる編成のマリナーズです。

サーバイス監督も柔軟な投手陣の編成をしていくことを明かしています。

“You might not see us break out of camp that way, but at some point during the season we could pull back and put an extra guy in the rotation,” Mariners manager Scott Servais said.

“But to do that, you got to have six guys that you feel comfortable about giving the ball to, and not just run out there. But you’re only lasting 2 1/3 or 3 1/3 innings. So you got to not just have the quantity, but the quality to do it. It’s something we think we can do.”

初めから先発ローテ6人制を採用することはないものの、シーズン途中で必要に応じて先発5人・リリーフ8人体制ら、先発6人・リリーフ7人の体制に切り替えることを選択肢としていることをサーバイス監督も認めています。

ただ、2回1/3とか3回1/3しかもたない投手を先発登板させることはしない考えで、6番手を入れる場合には、イニングをある程度消化できると見込める投手がいる時に限定する方針であることも明かしています。

マリナーズの先発ローテはジェームズ・パクストン、フェリックス・ヘルナンデス、マイク・リークの3人が確定的で、残る2枠をエラスモ・ラミレス、マルコ・ゴンザレス、アリエル・ミランダ、アンドリュー・ムーアらが争う状態となっています。

現時点ではマイナー降格のオプションがないエラスモ・ラミレス、マルコ・ゴンザレスの2人が枠に入ることが予想されるのですが、6番手の候補としてアリエル・ミランダ、アンドリュー・ムーア、マックス・ポブシー、チェイス・デヨング、ロブ・ウェイレンそして岩隈久志といった面々が控えています。

現在のメジャーリーグでは5人もしくは6人の編成だけでシーズンを乗り切ることは難しく、最低でも10名前後の先発投手を必要としています。

マリナーズは2017年に多くの投手を先発で起用したことにより、質という面では褒められたものではありませんが、メジャーで先発できる投手の数という点では厚みが増しています。

シーズン当初には日程に余裕があるため、先発ローテにもう一枠を加えることのメリットはありません。しかし、7月から8月にかけて20連戦が組まれていて、他にも10連戦以上が5度も組まれています。

そのような先発投手の疲労が蓄積しやすい時期に、ブルペンを1人減らして、6人制で回していく構想をもっているようです。

ジェームズ・パクストンは故障が多く、フェリックス・ヘルナンデスも近年は故障者リストに入ることが増えたことを考えると、このような編成は長期離脱を回避する上でも一定の効果があると考えられます。

マリナーズが、このような方針をそのまま実行した場合には200イニング以上を投げる投手が出ないだけでなく、160イニング以上投げる投手も1人、2人になることが予想されます。

ただ、これは現在のメジャーリーグのトレンドにもなっていて、ワールドシリーズ制覇を果たしたアストロズは160イニング以上を投げた投手が1人もいませんでしたし、ドジャースはクレイトン・カーショーの1人だけでした。

固定された強力な先発ローテがポストシーズンを勝ち抜くための必須条件でないことは、先発ローテの弱さを、強力なリリーフ陣でカバーした2015年のカンザスシティ・ロイヤルズが証明したことでもあります。

ディポトGMは「200イニング以上を投げる投手は少ないので、マイク・リークを獲得した。30試合以上に先発でき、185イニングを投げるマイク・リークは、チームに勝つチャンスをもたらしくれる」として、以下のように話しています。

“In today’s game that’s an effective starting pitcher because after that you can run out Nick Vincent, Juan Nicasio and David Phelps and Edwin Diaz and James Pazos. Now you get into the stuff that’s really hard to hit. More and more you’re seeing it especially in the postseason. More teams want to get to that overpowering stuff and that’s how we’re doing it.”

「現在のメジャーリーグでは、それが効果的な先発投手だ」と述べ、「その後にくるニック・ビンセント、ファン・ニカシオ、デビッド・フェルプス、エドウィン・ディアス、ジャームズ・パゾスらを打つのは難しいからだ」と、その理由を説明してます。

先発投手はローテを守り、登板したら試合を壊さずに5イニングから6イニングをしっかりと消化してくれれば、強いリリーフ陣と組み合わせることで多く勝つことができると考えていることを、ディポトGMは明かしていることになります。

アストロズの上にいくことは想像しにくいものがあるため、ワイルドカード争いでレッドソックス、エンゼルス、ツインズといったチームに競り勝つ必要があります。

健康面で多少の不安はありますが、投手、野手ともに柔軟な起用ができるロースターとなりましたので、よりサーバイス監督の指揮官としての力量も問われることになります。

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