マリナーズのディポトGMは「チーム再建」を否定・・・2019年も「勝負」へ

シアトル・マリナーズは89勝を上げながらもアストロズ、アスレチックスに続く地区3位に沈み、ワイルドカード争いではレイズにも遅れをとり、ポストシーズン進出を逃しました。

89勝という成績は素晴らしいものです。しかし、年俸総額が上限に近くなり、その予算の大半を高額年俸のベテラン選手が占め、なおかつパフォーマンスが低下し、さらにはファームも層が薄いため、メディアからの評価は高くなく、2019年に向けた舵取りが注目されていました。

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マリナーズは2019年も勝負のシーズンに

シーズン終了後にマリナーズのジェリー・ディポトGMとスコット・サーバイス監督が記者会見を行い、今後の方向性について話をしています。

以下はタコマ・ニュース・トリビューンからの引用です。

“The likelihood of ever truly considering a tear-it-down model, it doesn’t make a lot of sense,” Dipoto said. “With that being said, there are alternatives to tear downs. When I look at tear downs, it’s ‘Everybody get out, we’re starting over.’ That doesn’t make sense because we have so many positive elements with where our teams is, guys like Mitch Haniger, Marco Gonzales and Edwin Diaz. These are the pieces you are trying to build around, not the pieces that you are trying to send away.

「大規模なチーム再建は合理的な方向性ではない」と述べ、「大規模な再建以外にも方法がある。ミッチ・ハニガー、マルコ・ゴンザレス、エドウィン・ディアスなど非常に多くのポジティブな要素があるので、大規模再建は合理的な方法ではない。放出していく選手ではなく、チームの柱となる選手がいる。」とその理由を説明しています。

その後、ディポトGMはレッドソックス、ヤンキース、アストロズ、インディアンスは良いロースターを維持するだろうし、アスレチックスやレイズも本物であることを証明しているので、それらの要素を考慮する必要はあるものの、やはり再建は選択肢として合理的ではないと繰り返しています。

記事の中ではさらにネルソン・クルーズとの再契約、ロビンソン・カノとディー・ゴードンのポジションなどについても言及されています。その内容の要約は以下のとおりとなっています。


  • ロビンソン・カノ本人は『今年は様々な事情で他のポジションを守ったが、自分は二塁手であり、来年はそこでプレーする」と話しているものの、ディポトGMは必ずしも同意していない。
  • サーバイス監督はディー・ゴードンの守備の負担を減らしたほうが良いのではないかとの考えを明かしている。
  • 監督、スタッフ、選手もネルソン・クルーズとの再契約を望んでいて、ディポトGMもフィールド内外のでパフォーマンスを評価。ただ、指名打者専任となるため、その点においてロースターのバランス上フィットするか検討する必要がある。指名打者専任の選手を抱えると、リリーフ投手の数を増やしにくいため。

シーズン終了直後ということに加え、ロースター編成上、慎重に決断すべき事情も多いため、明確な方向性を出すところまでには至っていない印象を受ける会見となっています。

ただ、ディポトGMはチーム再建に否定的なスタンスのため、2019年に勝負をかける方向性であることは間違いなさそうです。

そのための方法論としては「FA市場で次々と大金を投資」「トレードで主力級を入れ替えていく」などが考えられます。

前者の方法はマリナーズの予算枠を考えると簡単なことではありません。地域的な問題でシアトルを敬遠する選手も多いため、FA契約のために相場以上の金額を用意する必要に迫られることが少なくありません。加えて高額年俸の長期契約も多く抱えているため、予算が潤沢に残っているわけでもありません。

そのためトレードで積極的に主力級を入れ替えていく方法を選ぶ可能性が高いと予想されます。MLBで最もアクティブなトレーダーであるジェリー・ディポトGMですが、このオフも早い段階から積極的な動きが続くことになりそうな気配です。

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