マリナーズの2017-18シーズンオフの補強ポイントは?

Seattle Mariners Top Catch

シアトル・マリナーズは2016年シーズンにレギュラーシーズンの最終週までポストシーズンの可能性を残すところまで戦いました。

そのメンバーのコアの大半が残るため、それを利用して2017年に再度勝負をかけることになったマリナーズですが、成績は昨年の86勝76敗から大きく後退し、負け越してしまっています。

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一連のトレードなど補強で活発に動くことによって、メジャーレベルで若い選手がそれなりに台頭してきましたが、チームのコアとなるほどの大きな飛躍を見せる選手はなく、投打ともに小粒感が消せません。

メジャーレベルではそこそこの戦力ではあるものの、年俸総額は大型契約のベテラン選手が多いため、それなりの金額に達していて、ファームはトレードでの放出が続いたことで、今まで以上に層が薄くなってきています。

このような状況なのですが、少なくとも2018年は再び勝負をかけることを選ぶ方針とされているマリナーズです。

そのマリナーズが2018年にポストシーズンに取り組むべき課題についてCBSスポーツのR.J.アンダーソン氏が記事にしています。

Sure, Dipoto could stand to tinker with his lineup. He’ll have to, since first basemen Yonder Alonso and Danny Valencia, and center fielder Jarrod Dyson are impending free agents. But the position players did their part, providing some of the best defense in baseball while ranking mid-range in most meaningful offensive categories. That’s a win, given how thin the lineup looked entering the year. The bullpen wasn’t awful, either. Dipoto would undoubtedly like to see a sharper Edwin Diaz, and will probably add a piece or two. Ho hum, business as usual.

「ディポトGMはラインナップにも手をいれる必要がある」と述べ、一塁をプラトーンで担っている「ヨンダー・アロンソとダニー・バレンシアのコンビと、センターを守っていたジャロッド・ダイソンがFAとなるから」を理由として説明しています。
ただ、基本的には野手に対しては「それなりに責任を果たしていて守備面ではMLBでもベストの一つになり、攻撃面でも中位レベル」のパフォーマンスを発揮したとして及第点を与えています。

ブルペンに関しても同様で「酷くはなかった」と述べた上で、それでもブルペンに1枚か2枚を加えるかもしれないと予想しています。
ブルペンに対しても良いとまでは言えないものの、及第点をR.J.アンダーソン氏は与えているのですが、先発投手は待った無しでのテコ入れが必要だと指摘しています。

同じ記事からの引用です。

Remember, entering the season there were serious concerns about the M’s rotation’s reliability in health and performance. Those reservations proved correct: Ariel Miranda is the only Seattle pitcher to start more than 24 times … and he leads the majors in home runs allowed. Yikes. Drew Smyly missed the entire season. Yovani Gallardo was awful and missed time. James Paxton was great and missed time. And so on — it’s not a great sign when Andrew Albers and Sam Gaviglio combine for nearly as many starts as Felix Hernandez and Hisashi Iwakuma.

シーズン開幕時点で、先発投手の健康面とパフォーマンス面の両方で不安があったが、その懸念は正しかったと述べて、以下のような事実を列挙しています。


  • MLBで最も本塁打を打たれたアリエル・ミランダがマリナーズで24回以上登板した唯一の投手
  • ドリュー・スマイリーは1度も登板できなかった
  • ヨバニ・ガヤルドはひどい成績で離脱もあった
  • ジェームズ・パクストンは素晴らしかったが、故障で離脱した
  • アンドリュー・アルバースとサム・ガビグリオの2人が先発した試合数がフェリックス・ヘルナンデスと岩隈久志の合計よりも多かった

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このように低パフォーマンスと故障者続出の状況をテコ入れする必要があったのですが、ディポトGMは今季と来季の両方で戦力になる投手をシーズン中に補強することを選んでいます。

Dipoto spent the summer doing what he could to weather the season while building for the future. Hence acquiring Mike Leake (and Mike Leake’s contract), Marco Gonzales, and Erasmo Ramirez.

複数年契約が残るマイク・リーク、契約を複数年コントロールできるマルコ・ゴンザレスとエラスモ・ラミレスを、それぞれカージナルス、レイズから獲得しました。

最終的にはこの3人がそれなりの結果を残したことで、比較的最後まで持ちこたえることができましたので、一定の成果をおさめたとは言えますが、プレーオフ進出には届かない程度の戦力アップにとどまりました。

この3人が来季にも期待がかかるのですが、マイク・リークのこれまでの実績は先発ローテの3番手、4番手レベルであること。
マルコ・ゴンザレスはジェイソン・バルガスのようになれるかもしれないが、現時点ではそうではないこと。
エラスモ・ラミレスはマリナーズとレイズでローテとブルペンを行ったり来たりするスイングマンという実績の投手であること、などを指摘し大きな信頼は置けないと述べています。

さらに問題なのはフェリックス・ヘルナンデスが以前のようなインパクトのあるフロントスターターではないことで、先発ローテに大きな不安があるとR.J.アンダーソン氏は述べています。

しかし、年俸総額は調停権を持つ選手を含まない状態で、1億1300万ドルに膨れ上がっていて、ファームの選手層も薄いため、多くの選択肢はありません。

それでも今年のオフのFA市場は昨年に比較すれば先発投手がいるため、FA市場で補強に動くことになるのではないかと予想して、以下のような投手の名前に言及しています。

The free-agent market offers more starting pitching talent than was available last winter, so perhaps Dipoto has designs on casting his line and catching another mid-rotation arm. (It’s entirely too early to speculate on who, though it would be amusing if Dipoto added another former St. Louis Cardinals starter, like Lance Lynn or Jaime Garcia, to his collection.)

フロントスターターではダルビッシュ、ジェイク・アリエッタがいますが、金額が高騰することが必至で、マリナーズには手が出せないと予想されます。
それを織り込んで、ミドルスターターを獲得に動くと想定して、ヤンキースに移籍したハイメ・ガルシア、カージナルスのランス・リンなどの名前を挙げています。

ランス・リンはトミー・ジョン手術で2016年は登板できませんでしたが、2012年から2015年の4シーズンでは756イニングで防御率3.38、60勝38敗と安定した成績を残し、復帰した2017年も180イニング以上を投げて防御率3.47、11勝8敗と結果を残しています。

アンダーソン氏はミドルスターターと評価していますが、NO.2スターターとしても期待できるランス・リンが獲得できれば理想的です。
が、契約年数と年俸がそれなりになると予想されることがネックとなります。

ハイメ・ガルシアはMLB通算9年で防御率3.69、67勝55敗と健康であれば一定の結果を残せるミドルスターターです。が、今年の投手陣の離脱の多さを考えると、故障がちな投手の獲得は望ましい補強とは言えません。

2018年を終えるとネルソン・クルーズがFAとなりますし、2019年シーズン終了後にはフェリックス・ヘルナンデスの7年契約が終了します。
来季でポストシーズンを逃した場合には、本格的なチーム再建も選択肢となってくるような状況のため、ジェリー・ディポトGMがシーズンオフに先発ローテの問題を解決する目途を立てられるか注目されます。

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