マリナーズがリッキー・ウィークスと1年200万ドルで合意!正式契約はフィジカルチェック後に

Seattle Mariners Top Catch

オフの補強ポイントはおおよそ解決し、特に大きな動きもなくスプリングトレーニングを迎えると予想されていたマリナーズでしたが、さらに補強に動きました。

ミルウォーキー・ブルワーズからFAとなっていたリッキー・ウィークスと1年200万ドルに出来高200万ドルをつけた契約で合意し、フィジカルチェック後に正式契約になるとの情報をチーム関係者から得たと、ESPNのジム・ボウデンが伝えています。

Jim Bowden Tweet 150211

ブルワーズが2015年に1年1100万ドルで更新できる選択権を有していたのですが、攻撃面での成績低下に加えて、二塁の守備が不安定で、外野へのコンバートも拒否したため、行使しませんでした。

FAとなったリッキー・ウィークスでしたが、FA市場での評価は高まることがなく、スプリングトレーニング前にようやくマリナーズと契約にこぎつけることになりました。

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守備には難があるものの、攻撃力のあるリッキー・ウィークス

リッキー・ウィークスの年度別成績は以下の表のとおりとなっています。

Rickie Weeks Stats 2014

ウィークスは2010年に打率.269/本塁打29/打点83/出塁率.366/長打率.464/OPS.830を記録し、そこから3年連続で20本塁打以上記録するなど、攻撃力のあるミドルインフィルダーです。

2014年はチームが条件を満たした時に自動的に翌年の契約が更新されるべスティングオプションが有効にならないように出場機会を制限されたこともあり、121試合の出場にとどまっています。

本塁打こそ9本だけでしたが、打率.274/出塁率.357/長打率.452を記録しOPSは.809と、一時ほどの迫力はないものの一定の攻撃力をキープしています。

にも関わらず、声がなかなかかからなかったのは、二塁手としての守備のまずさが原因でした。

2014年は守備防御点(DRS)は-17、アルティメット・ゾーン・レイティング(UZR)は-7.5で、キャリア通算でも守備防御点(DRS)は-114、アルティメット・ゾーン・レイティング(UZR)は-56.5と、守備に大きな難があることがわかる数字が残っています。

【用語】

  • 守備防御点(DRS):同じポジションの平均的な野手と比較して、守備でどれだけ失点を防いだかを示す指標。
  • アルティメット・ゾーン・レイティング(UZR):同一リーグの同じポジションの平均的な選手と比較して、守備でどれだけの失点を防いだかを示す指標。
  • DRSとUZRの評価基準:ゴールドグラブ級(+15)、優秀(+10)、平均以上(+5)、平均(0)、平均以下(-5)、悪い(-10)、非常に悪い(-15)

それでも2012年までの攻撃力があれば、まだ我慢して起用することもできましたが、パフォーマンスも落ちていたため、なかなか契約が決まりませんでした。

リッキー・ウィークスはメジャーでは二塁しか守ったことがないのですが、マリナーズにはロビンソン・カノがいるため、ポジションがありません。

それでも合意していることからすると、他のポジションを守ることを受け入れていると考えるのが自然です。

リッキー・ウィークスのマリナーズでの起用法は?

打者有利のミラー・パークから、投手有利のセーフコフィールドに変わるため、打撃面での数字は落ちると予想されます。

ですが、出塁率は高く、走塁でのスピードや長打力も一定の期待ができますので、外野の両翼、一塁手のモリソンのバックアップのほか、内野を守るユーティリティプレーヤーとして柔軟に起用し、打線に厚みを加える役割を期待するのではないかと予想されます。

マリナーズにはウィリー・ブルームクイストがユーティリティプレーヤーとしていますが、オフに膝の軟骨の障害を治すマイクロフラクチャー手術を受けているため、開幕にしっかりと間に合うかは微妙な情勢で、その点でもリッキー・ウィークスは良い保険となりそうです。

契約金額もリーズナブルなため、ベンチの選手層を厚くするという意味で、価値がある補強ではないかと考えられます。

ロイド・マクレンドン監督は、2014年後半は先発投手5人に、リリーフを8人という投手13名体制にし、野手を12名とする構成を好んでいました。

しかし、リッキー・ウィークスとブルームクイストの両者ともにベンチ要員として起用する場合には、リリーフを7名にして投手12名、野手13名という構成になると考えられます。

予想されるマリナーズの野手13名の構成は以下のとおりとなります。

【スターティングラインナップ】
捕手:マイク・ズニーノ
一塁:ローガン・モリソン
二塁:ロビンソン・カノ
三塁:カイル・シーガー
遊撃:ブラッド・ミラー or クリス・テイラー
左翼:ダスティン・アクリー
中堅:オースティン・ジャクソン
右翼:セス・スミス/ジャスティン・ルジアーノ(併用)
指名:ネルソン・クルーズ
【ベンチ】
UT:リッキー・ウィークス
UT:ウィリー・ブルームクイスト
捕手:ヘスス・スクレ or ジョン・ベイカー

リッキー・ウィークスを外野と内野のバックアップとして起用する場合には、ショートのポジションを争っているミラーとテイラーの敗れた方が、3Aで開幕を迎えることになりそうです。

ただし、ブルームクイストが開幕に間に合わない場合は、ミラーとテイラーのどちらかがユーティリティの役割を果たすことになりそうです。

捕手に関してはヘスス・スクレが有力ではありますが、マイナー契約を結んだジョン・ベイカーもバックアップとして入れ替わる可能性はありそうです。

攻撃力のある右打者が補強ポイントだったマリナーズですが、ネルソン・クルーズ、ジャスティン・ルジアーノに続いて、リッキー・ウィークスを獲得し、完璧とは言えませんが、2014年よりはるかに層が厚くなり、戦える布陣になってきました。

2015年のマリナーズには期待できそうです。