【マリナーズ】ジャック・ズレンシックGMが積極的な補強を明言!オフの補強ポイントは?

マリナーズはチーム再建のためにロビンソン・カノを獲得したものの、結果を出せるようになるには、まだ戦力不足のため、ポストシーズンを争うには数年が必要と見られていました。

しかし、その下馬評を覆し、2013年の71勝91敗という20の負け越しから87勝75敗と成績を伸ばして、最終戦までプレーオフ進出の可能性が残るところまでいきました。

そうなると、当然、地元メディアやファンは2015年のシーズンに向けて大きな期待を持つわけですが、まだまだチームには穴があるため、今後の補強はどうなっていくのか?ということが焦点になっています。

そのことについてマクレンドン監督ズレンシックGMがシーズン終了後に記者会見で語っています。

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ズレンシックGMがこのオフの補強ポイントとしているものは?

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ズレンシックGMは来季開幕までの補強について、「我々は攻撃陣に1人か2人を加えるために、合理的なアグレッシブさを持って補強に動く」と述べ、どのようなかたちになるかまでは、誰にもわからないが、FAとトレードの両方で動く意志があることを明らかにしました。

そして現場で指揮をとるマクレンドン監督は、補強のポイントとして得点力アップのための選手獲得が必要だと語っています。

具体的には、「良いラインナップは、3-4-5-6番が本物だ」と述べ、中軸を強化するために、できれば右打ちの攻撃力のある野手を含んだ2人は欲しいと述べています。

そしてズレンシックGMは、もうひとつの補強ポイントとして、「先発投手も獲得に動く」と述べていて、来季のポストシーズン進出に向けての補強に意欲的です。

上記のような中軸を打てる選手や計算できる先発投手の獲得となると、FAでも、トレードでも、それなりの予算が必要となりますが、そのことについてもズレンシックGMは、「補強に動く資金はある」と応じています。

シーズン終了直後の記者会見であったため、具体的な来季の予算等についてのミーティングは行われていないものの、「来季の年俸総額は増えることになるだろう」と述べ、それなりの金額を動かすことを示唆しています。

マリナーズが右打ちの打者を必要とする理由

マクレンドン監督は3番のロビンソン・カノ(打率.314/本塁打14/打点82/OPS.836)5番のカイル・シーガー(打率.268/本塁打25/打点96/OPS.788)という並びは固定したい意向で、その2人の間を打つ4番打者とシーガーの後を任せる6番打者をほしいと考えています。

カノとシーガーが左打ちのため、その間に右打ちの打者をはさんでの打線をつくりたいため、右打者が欲しいとマクレンドン監督は希望を出している状況です。

本来はこの2人の間を打つ役割を期待して、シーズン中にケンドリス・モラレスを獲得したのですが、移籍後59試合で打率.207/本塁打7/打点24/OPS.632とイマイチで、プレーオフを逃す要因の1つとなってしまいました。

ケンドリス・モラレス自身はマリナーズとの再契約に対して関心を示していますが、このようなパフォーマンスであったため、ズレンシックGMは再契約に対して慎重な姿勢を崩していません。

また、シーズン終了すぐにDFAとしたコリー・ハートにも同様の役割を期待しましたが空振りに終わり、トレードで獲得したクリス・デノーフィアも期待外れで、さらにFAとなるため、右打ちの中軸打者不在という問題は未解決のままとなっています。

なぜ投手陣の防御率リーグトップのマリナーズに投手の補強が必要なのか?

マリナーズの2014年は強力な投手陣に支えられての好成績でしたが、ズレンシックGMが先発投手陣の補強を意識しているのは、2014年の先発ローテを担ってきたクリス・ヤング(防3.65/12勝9敗/WHIP1.23)がFAとなるのが1つの理由です。

そしてもう1つの理由は、先発ローテのバランスが悪いためです。

投手陣全体の防御率3.17はア・リーグトップで、その内訳はブルペン陣の防御率2.59でダントツのリーグトップ、先発投手陣は防御率3.48でリーグ3位となっています。

このように防御率は悪くないのですが、クオリティスタート数となると83回で、レッドソックス、ブルージェイズ、アストロズを下回り、ヤンキースと同数のリーグ9位まで落ちこんでしまいます。

なぜ、このような現象が起きているのかということですが、先発投手陣の防御率が良いのはフェリックス・ヘルナンデスの力量によるもが大きいためです。

マリナーズの先発投手が2014年に投げた総イニング数は952イニングですが、防御率2.14のフェリックス・ヘルナンデスが236.0イニングと、1人でその25%近くを占めています。

他の先発投手では28.2イニングのタイファン・ウォーカーが防御率2.83、74.0イニングのジェームズ・パクストンが防御率3.04が良いくらいで、179.0イニングを投げた岩隈久志も防御率3.52と、先発投手陣全体の防御率である3.48より悪い数字です。

そのため先発投手陣の表面上の数字は良いものの、クオリティスタート(6回以上・自責点3以下)を上回るウルトラクオリティスタート(7回以上・自責点2以下)を23回も記録したフェリックス・ヘルナンデスによるものが大きかったのが実情です。

そのことはフェリックス・ヘルナンデスを除いた先発投手陣の防御率が4点台目前の3.92であることからも明らかです。

このように防御率の中身をみると先発投手陣のバランスが悪いと考えざるをえないため、ポストシーズン進出の確率を高めるためには、最低でも、もう1枚信頼できる投手が必要なマリナーズです。

マリナーズは来季に向けて、チーム総得点がリーグ11位だった打線を強化するために、できれば右打ちの中軸打者計算できる先発投手の獲得が、このシーズンオフの動向の注目ポイントとなりそうです。