マリナーズがセス・スミスをトレードで獲得!打線強化の補強で優勝を争えるラインナップに

2015年の優勝、ポストシーズン進出を目指して、積極的な補強を続けてきたシアトル・マリナーズでしたが、懸案事項のライトを守れる左打ちの外野手の獲得に成功しました。

マリナーズがサンディエゴ・パドレスのセス・スミスをトレードで獲得し、交換要員としてブランドン・マウラーを放出することで合意したとFOXスポーツ、CBSスポーツなどの大手メディアが伝え、その後、公式にトレード成立が発表されました。

パドレスのGMを務めるA.J.プレラーが、レンジャーズで働いていた時から、ブランドン・マウラーに関心があったと伝えられています。マウラーはマリナーズではぷるペンにまわりましたが、パドレスでは再び先発にチャレンジする可能性もあるようです。

マリナーズは、ネルソン・クルーズ、ジャスティン・ルジアーノなどを打線強化のため獲得してきましたが、このセス・スミスの獲得で一区切りとなりそうです。

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セス・スミスとジャスティン・ルジアーノとの併用で打線に厚みが加わることに

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セス・スミスの年度別と通算の成績は以下の表のとおりとなっています。

Seth Smith Stats 2014

キャリアの8年間通算では打率.265/出塁率.347/長打率.453/OPS.800で、高い出塁率とそこそこの長打力があるためOPSが.800となっています。

2014年は打率.266/本塁打12/打点48/出塁率.367/長打率.440/OPS.807と、打率こそ低いものの、出塁率は高く、OPSは.807となっています。

パドレスの本拠地のペトコパークはMLB屈指の投手有利の球場で本塁打が出にくいのですが、12本塁打中8本塁打をホームで打っていますので、長打の面でも期待ができそうです。

またポジションはレフトとライトを守れるのですが、外野の守備に関してはUZRが2014年は-3.2となっていますが、キャリア全体では1.7となっています。大きな期待はできませんが、平均的な外野手レベルのパフォーマンスは期待できそうです。

【用語】

  • UZR(アルティメット・ゾーン・レイティング):同一リーグの同じポジションの平均的な選手と比較して、守備でどれだけの失点を防いだかを示す指標

ジャスティン・ルジアーノとライトで併用になることが確実で、打順は2番が予想されます。3番のロビンソン・カノ、4番のネルソン・クルーズ、5番のカイル・シーガーの前に出塁率の高いセス・スミスをおけることになり、得点力アップが期待できます。

またセス・スミスは左投手には弱いものの、右投手には強く、右投手に弱く、左投手のほうが成績がよいジャスティン・ルジアーノと組み合わせることで、より安定した成績になると予想されます。

セス・スミスとジャスティン・ルジアーノの投手の左右による対戦成績は以下の表のとおりとなっています。

Seth Smith-Justin Ruggiano Split

セス・スミスは左投手には打率.205/出塁率.291/長打率.314/OPS.605と非常に悪い数字ですが、右投手には打率.277/出塁率.358/長打率.481/OPS.839と良い数字を残しています。

一方、プラトーンでの起用が予想されるジャスティン・ルジアーノは右投手には打率.252/出塁率.314/長打率.390/OPS.704ですが、左投手には打率.266/出塁率.329/長打率.508/OPS.836とOPSが.800を超えています。

この2人を併用することで、ライトのポジション、2番の打順に、攻撃面でOPS.830前後の貢献を期待できることになります。

2014年のマリナーズ打線でOPS.800を超えたのはロビンソン・カノの.836だけで、カイル・シーガーでもOPSは.788のため、このセス・スミスとジャスティン・ルジアーノを併用できることは打線に厚みを加えることになりそうです。

2015年のマリナーズの予想されるスターティングメンバーと打順について

このセス・スミスの獲得の結果、予想されるマリナーズ打線の編成は以下のとおりとなります。

1(CF). オースティン・ジャクソン(右)
2(RF). セス・スミス(左)/ジャスティン・ルジアーノ(右)
3(2B). ロビンソン・カノ(左)
4(DH). ネルソン・クルーズ
5(3B). カイル・シーガー
6(1B). ローガン・モリソン
7(C). マイク・ズニーノ
8(LF). ダスティン・アクリー
9(SS). ブラッド・ミラー(左)/クリス・テイラー(左)

打線には厚みが増し、ジャスティン・ルジアーノとウィリー・ブルームクイストが外野の複数ポジションをカバーできるため、スターティングラインナップや試合中の選手交代にも柔軟性が生まれることになりそうです。

ブルペンではブランドン・マウラーを失うことになりましたが、他にも人材が豊富なため、十分にカバーできます。(詳しくは、マリナーズの2015年のアクティブロースター(25人枠)は?2014年末時点での状況と今後の予想)

またセス・スミスは2015年600万ドル、2016年が675万ドルと契約が2年残り、2017年は700万ドルのチームオプションで、破棄する場合には25万ドルの支払いで済むなど、リーズナブルでチームの予算への圧迫も少なくなっています。

マリナーズは、メルキー・カブレラの獲得に失敗しましたが、十分に期待できる選手をライトに確保し、ア・リーグ西地区で十分に優勝を狙える戦力が整ったと言えるのではないでしょうか。