マリナーズがB.ミラー、L.モリソン、D.ファーカーを放出!レイズから先発投手のネイト・カーンズら3人を獲得

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マリナーズの前ゼネラルマネジャーであるジャック・ズレンシックはトレードでの動きが鈍いことで、メジャーリーグ関係者から疑問の声が上がることが少なくありませんでした。

しかし、前エンゼルスGMであり新しくマリナーズのゼネラルマネジャーに就任したジェリー・ディポトは、補強のために大胆に動く人物です。

そのジェリー・ディポト体制で最初のトレードが成立したようです。

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マリナーズはブラッド・ミラー、ローガン・モリソンらを放出して先発投手を補強

シアトル・マリナーズとタンパベイ・レイズの2球団による3対3のトレードが成立したことが両球団から発表されたのですが、それぞれの交換要員は以下のとおりとなっています。

日付 チーム・獲得 チーム・獲得
11/05 マリナーズ
ネイト・カーンズ(SP・27歳)
C.J.リーフェンハウザー(RP・25歳)
ブーグ・パウエル(OF・22歳)
レイズ
ブラッド・ミラー(UT・26歳)
ローガン・モリソン(1B・28歳)
ダニー・ファーカー(RP・28歳)

ジャック・ズレンシックGMとロイド・マクレンドン監督が攻撃力を活かすために外野守備にもつかせてユーティリティプレイヤーにするなどしてきたブラッド・ミラー、マーリンズからトレードで獲得したローガン・モリソン、そして2013年には一時クローザーを務めたダニー・ファーカーをマリナーズは放出しました。

ブラッド・ミラーはクリス・テイラーとの遊撃手争いに敗れた時点で、多くの球団からトレードの打診があったと報じられていました。

しかし、ズレンシックGMがユーティリティに転向させるなどして、なかなか放出に応じなかったのですが、それらの選手たちをあっさりとトレードに出しました。

FAの独占交渉期間中にトレードを成立させる積極的な動きで、ディポトGM新体制でのロースター再編成が積極的に行われることを予感させます。

マリナーズがトレードに踏み切った理由とは?

マリナーズが獲得したのはレイズで今シーズンの先発ローテをにない27試合147.0回を投げて、防御率3.67/7勝5敗/奪三振145/WHIP1.28の成績を残したネイト・カーンズです。

ジェリー・ディポトは、早速このネイト・カーンズを来季の先発ローテの一角として計算していると語るなど、このトレードの核であったことは間違いありません。

岩隈久志がFAとなり、シーズン中にはJ.A.ハップもいなくなっていたマリナーズにとって、メジャーのシーズン1年目を終えたばかりで、長期間チームがコントロールできるネイト・カーンズは重要なピースとなりそうです。

ネイト・カーンズはフォーシームは平均で91.8マイルと速い方ではなく、そこにカーブとチェンジアップを織り交ぜる投球スタイルで、2015年シーズンでの被打率が.170となったカーブが彼のベストピッチ評価されています。

球速は速い方ではないのですが、奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)は8.9と高く、マイナー通算でも10.3と三振を奪うことの出来る先発投手です。

懸念されるのは大学時代からも故障があるなどの健康面と、制球難の傾向があることです。

2015年は9月8日以降は右腕前部の問題が発生し投げていないことが懸念されますが、メディカルチェックを受けた上でのトレード成立のため、現時点で大きな心配はないとマリナーズは判断したようです。

もう一つの懸念されるところである制球難ですが、この問題が解消されたことが2015年の飛躍につながったのですが、レイズの投手コーチであるジム・ヒッキーは選手育成の手腕によるものも小さくないことは想像に難くありません。

同様の調整や矯正をマリナーズのコーチができるのかという点も不安材料となりそうです。

それでも年俸調停までも時間があり、チームが長期間コントロールできる先発投手は年俸総額に余裕が無いマリナーズにとって重要な要素のため、活躍が期待されます。

マリナーズのディポトGMは、22歳のブーグ・パウエル外野手も重要なトレード成立のポイントだったと明かし、2016年シーズンでの貢献も期待していると話しています。

ブーグ・パウエルの2015年は2Aと3Aのトータルで打率.295という打撃に加えて、出塁率が.385と高く、リードオフマンとして期待できる選手のようです。

ディポトGMはマリナーズの外野守備にスピートとアスリートらしい動きを求めること、さらに打線全体の出塁率の低さを解消することをポイントとしてロースター編成をするとされていましたので、それに沿った動きと言えそうです。

C.J.リーフェンハウザーの2015年は17試合14.2回で防御率5.52とイマイチな成績ですが、マイナーでは3Aの3シーズンで113.0イニングを投げて防御率2.15という成績を残していて、その可能性を評価されたようです。

レイズがトレードに踏み切った理由とは?

レイズはショートを守っていたアズドルバル・カブレラがFAとなり、シーズン中にベン・ゾブリストもいなくなっていますので、正遊撃手を必要として、その候補としてブラッド・ミラーを獲得したようです。

マリナーズでは勝負どころでのエラーが目立つなどしたためブラッド・ミラーは遊撃手から外されたのですが、アルティメット・ゾーン・レイティング(UZR)などのスタッツは平均よりも良くありませんが、極端に悪いわけではなく、カージナルスのジョニー・ペラルタやエンゼルスのエリック・アイバーと大差がありません。

そして打撃面では左投手に弱いのですが、対右投手への打撃成績は打率.266/出塁率.350/長打率.453/OPS.803と良い数字です。

レイズはすでに左投手に強いティム・ベッカムがいるため、その2人のプラトーンでアズドルバル・カブレラの穴を埋める可能性があると見られています。

マリナーズでは守備がダメというイメージが定着してしまったものの、レイズは数字などの分析により、正遊撃手として起用できる可能性を見出したようです。

実際にレイズのマット・シルバーマン社長は地元メディアに対して、「あくまでも”遊撃手”と考えていて、ユーティリティというのはボーナス的な要素」として捉えていることを明かすなど、ショートとして起用する方針を示しています。

一塁手/指名打者のローガン・モリソンも合わせて獲得していますが、ジョン・ジェイソがFAとなるため、現時点では指名打者としてパワーを活かすだろうとレイズの地元メディアは予想しています。

一方の放出に踏み切ったネイト・カーンズが2015年のレイズにとって助けとなったことは間違いないのですが、2016年の先発ローテーションの選択肢がいくつかある状態で、編成に余裕がありました。

先発ローテはクリス・アーチャー、ジェイク・オドリッジ、エラスモ・ラミレスの3人に、 ドリュー・スマイリー、マット・ムーア、アレックス・カッブなど選択肢も多いため、ネイト・カーンズの放出に踏み切ることができたようです。

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